タグ: いのちの停車場

  • 不覚にも「いのちの停車場」を見て、涙腺が緩んでしまった自分に情けない。田中 泯は役者をやらしてもすごいね

    不覚にも「いのちの停車場」を見て、涙腺が緩んでしまった自分に情けない。田中 泯は役者をやらしてもすごいね

    先日、以前ブログでも取り上げたことのある医師の“南杏子(みなみ きょうこ)”さんの小説を映画化したという「いのちの停車場」という映画を先日DVDで視聴したのでした。

    この映画のことはよく存じており、劇場で見るまでもないとたかをくくり、DVDになるのを待って自宅で視聴したので。もちろん一人で。

    そして、自分にとっては想像以上の映画だったんだな。主演は泣く子も黙る吉永小百合さんです。脇も、 松坂桃李, 広瀬すず、西田敏行、石田ゆり子、田中 泯などそうそうたる顔ぶれです。

    久しぶりに小林綾子を見て、色気のある奥様を演じていたのには驚きました。最初、この女優さんは見覚えがあるが、名前が分かりませんでした。不覚です。エンドロールで確認して、納得した次第です。

    エンドロールで言えば、昨年急死された東映社長の岡田裕介さんの名前を製作総指揮で見つけたときにはグッときましたね。原作と配役をから、故岡田社長にとっても力の入っていた映画だったのがよく分かります。

    自分的にはお涙頂戴系の臭い日本映画なんだろうなと思って、最初はあまり触肢が動かなかった映画で間違いなかったのですが

    見ている中で、不覚にもにも涙腺が緩んでしまいました。情けない自分。最近話題のダンサーの田中 泯さんが存在感を放っていましたね。やっぱり、吉永小百合、西田敏行、田中 泯の3名が抜きん出ているかな。だけど、1月ほど前に見た「孤狼の血 LEVEL2」での松坂桃李とは全く正反対の役柄でまいったなという印象です。(余談ですが、同じく孤狼の血の鈴木亮平さんも最近CMも多く、ギャップ感は半端ないですね)

    だけど、この映画のエンディング、監督もどのような映像にして終わるのかかなり悩まれたと思うんだな。

    自宅視聴ならテッシュを脇に置きながら、ご覧になればよいと思います。オススメの映画です。特に、最近、母の看病をうらみ立てこもって医師を殺害した事件もあっただけに、切実な切り口の映画ですね。

    ちなみに原作者の南杏子さんの本業は終末医療に携わる医師業でかたわら、小説も書かれています。

    2019年の段階では、東京都青梅市にある“青海慶友病院”で医療に勤務されているとのことです。とても大きな民間の病院で、病床数は700床以上あります。 そして、南杏子さんのお名前は、作家名(ペンネーム)らしく本名ではないです。

    書籍も是非拝読を。

  • 東京都内の終末期医療はどの病院が良いのか?自分の場合はキーワードは南杏子先生かな

    東京都内の終末期医療はどの病院が良いのか?自分の場合はキーワードは南杏子先生かな

    日本経済新聞の夕刊の2面に「人間発見」というコラムがあります。毎週1人の方の生い立ちなりをインタビュー形式でまとめたものです。

    ちょうど1ケ月ぐらい前に医師の“南杏子(みなみ きょうこ)”さんという方を取り上げていたのでした。医師業のかたわら、小説も書かれていることを初めて知ったのです。

    そして、自分はこの方をまったく存じ上げずに、コラムを拝見しながら、すごい努力家の方なんだなと興味を持って毎日拝読していたのでした。

    ウィキペディアによれば、こんな方なのです。

    大学(家政学専攻)を卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、25歳で結婚。夫の転勤に伴ってイギリスへ転居し、外国での出産を経験。

    帰国後、乳幼児の病気を取材し記事を執筆した経験などから「もっと知りたい」と一念発起して、33歳、長女が2歳の時に東海大学医学部に学士編入する。

    卒業後、東京都内の大学病院老年内科などで勤務した後、スイスへ転居する。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。

    帰国後、都内の終末期医療専門病院に内科医として勤務する。 夫に伴って通い始めた小説教室で小説執筆にはまり作家・五十嵐貴久ら講師のもとで実践を学んで、2016年、大学時代に寝たきりの祖父を家で看取った介護体験や医師として多くの死を見届けた体験をもとに終末期医療や在宅医療を題材とした『サイレント・ブレス』で小説家としてデビューする。同作について、「祖父を介護した経験に始まり、終末期を迎えた多くの患者と向き合いながら迷い、学び得たことを、ミステリーの味つけでつづった」と述べている。

    2018年にはモンスターペイシェントを題材に患者と医師の信頼関係を描いた第2作『ディア・ペイシェント』を発表。

    そして、この方の小説と現在大ヒット中の映画、吉永小百合さん主演の「いのちの停車場」の原作者ということで結びついたのです。知らないとは恥ずかしい限りです。

    新聞のコラムに戻ります。

    そして、コラムの中で一番ひっかかっていた点が、南さんがスイスから東京に戻る際、東京都で終末医療に関わるにはどの病院に行くべきかをスイスのWHOの日本人責任者に尋ねたところ、奇しくも自分が勤務したいと思っていた病院名が告げられ、今勤務している、というくだりです。

    記事には当然、現在、南さんが勤務されている病院名は語られていません。ネット検索でもなかなかわからなかったのですが、ある人のツイッターからその病院が分かったのでした。

    自分も終末医療に頼る日がくるかもわかりませんので、自分の備忘録がてらメモに残したいと思います。2019年の段階では、東京都青梅市にある“青海慶友病院”とのことです。とても大きな民間の病院で、病床数は700床以上あります。

    そして、南杏子さんのお名前は、作家名(ペンネーム)らしく本名ではないようです。

    特に隠している訳ではないようで、慶友病院の理事長が南杏子先生について本名も出しつつ語られているようです。

    ボケても青海慶友病院だけは忘れないようにしなければ。