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  • カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    2025年1月7日(火)

    年末年始の特別感もなくなり、だんだん普通の日々に戻ってきたね。

    だけど、映画館のラインナップが平常に戻るのは今週末からかな。そんな中、選択に困っているところに目に止まったのが、こちらの映画。

    全くのノーマークでしたが、キャッチコピーを読むとだんだん引き込まれてね。その映画とはこちら。

    • 「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」

    史上最高のカナダ・コメディの一本に選出! 《トラブルメーカーな高校生》の映画愛の行方は――

    レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、人とうまくやれず行く先々でトラブルを起こす映画好きな高校生を描いた青春コメディ『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』。

    トロント国際映画祭で激賞され、史上最高のカナダ・コメディの一本に選出された本作は、2023年のバンクーバー映画批評家協会賞では最優秀カナダ映画賞、最優秀カナダ映画男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀カナダ脚本賞の4部門を受賞。そのほか各国の映画祭でも熱狂的に迎えられ、多くの賞を受賞している。

    世界の映画好きを夢中にさせ、「カナダ映画の未来」と評された話題の新作が、ついに日本に上陸

    監督・脚本 :チャンドラー・レヴァック

    話しはこんな感じ。

    カナダの田舎町で暮らすローレンスは映画が生きがいの高校生

    社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。唯一の友達マットと毎日つるみながらも、大学で生活を一新することを夢見ている。

    ローレンスは高額な学費を貯めるため、地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなどさまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまい……。

    有名俳優はおそらく一切出てきていないと思います。出だしからなんか“おたくっぽい”映画な感じの始まりです。一言で言うと、このおでぶローレンスの映画愛と高校生活をぶちまけて、何とも言えない映画に仕上がっています。クローネンバーグなどに詳しい人が見ると更に楽しめるんだろうね。

    だけど観ていくうちに、引き込まれていくよ、これもローレンス君の映画愛の力か

    これ大々的には上映していませんがオススメの映画ですよ。

    観終われば、2025年の初“喜楽”へ。何と何と1月15日まで長期の休業です。

    直ぐに転身です。20歩となりのカルト的人気の「とりかつ」さんへ。

    2時過ぎですが10名ほどの行列です。外人度が異様に高いです。

    10分ほど待ってカウンター奥へ。こちらへ来たら瓶ビールは仕方なし。

    本日は2品のセット(850円)ね、ビールを飲むし。本日の2品はこの王道。

    • “とりかつ”+“ハムかつ”

    やっぱりこのB級感、たまらんね。ご馳走様でした。

    よい1日でした。

    映画「お坊さまと鉄砲」は最後の話しのオチが落語のような良質な物語だよ

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  • 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」、監督の構成力に脱帽、必見だよ

    「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」、監督の構成力に脱帽、必見だよ

    2024年8月21日(水)

    昨日は先週前編を観た映画の後編を観に行ったのでした。楽しみにしていたのです。渋谷のル・シネマへ。その映画とはこちら。

    • 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」

    映画を再確認するとこんな感じになります。

    イタリアの名匠マルコ・ベロッキオが、2003年製作の「夜よ、こんにちは」でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した人間ドラマ。

    1978年3月のある朝。戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された。国家を揺るがした55日間の事件の真相を、モーロ本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと親交の深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、モーロの妻エレオノーラら事件に関わった人物それぞれの視点から、史実とフィクションを織り交ぜて描き出す。

    本日観たのは後半ですので、エピソード割りはこんな構成。

    4.テロリスト側から見た視点

    5.妻というかモーロの家族からの視点

    6.事件集結

    前編340分(5時間40分)の超大作ですが、たるみなく観せてくれる監督のマルコ・ベロッキオの構成力には恐れ入りました。最初と最後の事件の勃発と終結は別にして、4つの視点からの構成がすばらしい、それも非常に丁寧なつくりです。緊張感もずっと継続するしね。

    自分はこの事件は同時代体験者ですが、学生時代ということもあり、全く知りませんでした、ノンポリということかな。

    監督は何を言いたかったのだろうかと。

    今も続くイタリア(というか世界のね)の政治の愚かさなのかな。バチカンのうろたえ方も含めて

    赤い旅団やテロリスト・カルロスや日本赤軍って何だったんだろうね。社会主義や共産主義万歳、世界の労働者団結せよ、とかね。まあ時代に翻弄されたバカな人たちなのかな

    イタリア映画のあの名作「輝ける青春」が好きな人なら、自分と同様に楽しめると思います。しかし、すごいものを観させていただきました。重量感のある映画を久しぶりに堪能させていただきました。

    観終わった後はランチです。道玄坂の「喜楽」に向かいましたが、本日は改装中で休日。その近くのムルギーもランチやっていません。思案です。そうだ、ここに行ってみようと、怖いもの見たさです。「喜楽」手前の脇道にある昔ながらの「とりかつ」へ

    店構えはこんな感じ。14時に行ったのですがのですが、満席でした。数分待って店内へ。外人度、超高めです。みんなすごいところに来ているんだね

    食事は2品で850円、3品で1,100円、4品で1,300円というシステムなんですね。

    自分は“とんかつ”と“ハムカツ”を注文です。そして瓶ビールをね。揚げ手のおじさんは一見強面だけど、やさしいのね。

    そしてやってきました、こんな感じ。とんかつは小さいのね。この値段なら仕方ありません。自分的にはこの定食、ビールと自分のお腹に丁度よいボリュームです。

    これだビールも入れて1,450円です。渋谷にリピ決定のカルト店が出来ました

    本日は映画も“とりかつ”も良いものを発見したビューティフル・デイでした。

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

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