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  • エドワード・ヤンの「恐怖分子」、最初はストーリーが分かりづらかったけど、観終わってみれば“傑作”

    エドワード・ヤンの「恐怖分子」、最初はストーリーが分かりづらかったけど、観終わってみれば“傑作”

    2026年8月25日(火)

    昨日の週初めの月曜日はこの映画を観に渋谷のル・シネマさんへ、道玄坂の「喜楽」さんにも行きたくなってね。

    観たのはこの映画。

    • 「恐怖分子」

    『海辺の一日 4Kレストア』の公開にともない、エドワード・ヤン監督の代表作『恐怖分子 デジタルリマスター』の上映も決定!

    孤独な風が吹き抜け 愛なき都市に恐怖が連鎖する

    1986年に発表された『恐怖分子』は、エドワード・ヤン長編第3作にして、台湾ニューシネマの到達点のひとつである。

    台北という大都市を舞台に、偶然に交錯する複数の人物たちの運命を、鋭利な構成と冷徹な視線で描きだ出した本作は、現代都市に生きる人間の孤独と不安をサスペンスの形式を借りて極限まで研ぎ澄ませた傑作として高く評価されてきた。

    『恐怖分子』の恐ろしさは、暴力そのものよりも、誰かの何気ない行為が、別の誰かの人生を思いがけず傷つけてしまう都市の構造にある。

    現実と虚構、観察する者とされる者、書くことと生きるこのと境界はゆらぎ、観客は次第に、この都市全体が見えない緊張の網の目でできていることに気づかされる。

    つながりながら孤立する現代社会を生きる私たちにとって、本作はますます切実な同時代映画として迫ってくる。

    都会に暮らす人々の不条理や孤独を浮き彫りにした群像劇の傑作である。

    <STORY>

    80年代半ばの台北。街で起きた銃撃事件を偶然撮影した若い写真家は、その現場から逃げ出した少女の姿をカメラに収める。

    一方、医師の夫と暮らす女性作家は、新作の執筆に行き詰まり、夫とのあいだにも微かな亀裂を抱えていた。

    通信機材を取り扱う会社を経営する元恋人、事件を追う刑事、街を漂う若者たち――無関係に見える人々の人生は、あるいたずら電話をきっかけに、思いもよらないかたちで少しずつ結びついていく。

    誰かの孤独、誰かの嘘、誰かの欲望。ささいな選択や偶然のすれ違いは、やがてそれぞれの関係に見えないひずみを生み、日常の奥に潜んでいた不穏を浮かび上がらせていく。

    交わるはずのなかった人々の運命は、静かに、しかし確実に絡み合い、やがて取り返しのつかない地点へと向かっていく。

    監督・共同脚本: エドワード・ヤン

    キャスト: コラ・ミャオ、リー・リーチュン、チン・シーチェ、クー・パオミン

    最初から2/3までは話しの全体像が見えてこないので、最初はとっつきにくい映画だなと思ったね。

    2つの別々の話しが同時並行的に進んでいくので。

    そして最後の方で話しの全体像が見えた時の驚き。

    これも傑作でした。

    観終われば、楽しみにしていた「喜楽」さんへ。だけど店の前には張り紙が。28日まで夏休みとのこと。

    すぐに脇道のお店に転身です。

    カルト的な人気を誇る「とりかつ」さんへ。

    本日はビールを飲まないつもりでしたが、揚げ物やに来ては禁酒はダメ。瓶ビールを1本。

    注文は2品定食で、“とんかつ”と“ハムかつ”です。やはり美味すぎます。

    このチープ感は最高です。

    ご馳走様でした。

    だけどどうして、外人はこの店を知っているんだろうね。



  • カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    2025年1月7日(火)

    年末年始の特別感もなくなり、だんだん普通の日々に戻ってきたね。

    だけど、映画館のラインナップが平常に戻るのは今週末からかな。そんな中、選択に困っているところに目に止まったのが、こちらの映画。

    全くのノーマークでしたが、キャッチコピーを読むとだんだん引き込まれてね。その映画とはこちら。

    • 「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」

    史上最高のカナダ・コメディの一本に選出! 《トラブルメーカーな高校生》の映画愛の行方は――

    レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、人とうまくやれず行く先々でトラブルを起こす映画好きな高校生を描いた青春コメディ『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』。

    トロント国際映画祭で激賞され、史上最高のカナダ・コメディの一本に選出された本作は、2023年のバンクーバー映画批評家協会賞では最優秀カナダ映画賞、最優秀カナダ映画男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀カナダ脚本賞の4部門を受賞。そのほか各国の映画祭でも熱狂的に迎えられ、多くの賞を受賞している。

    世界の映画好きを夢中にさせ、「カナダ映画の未来」と評された話題の新作が、ついに日本に上陸!

    監督・脚本 :チャンドラー・レヴァック

    話しはこんな感じ。

    カナダの田舎町で暮らすローレンスは映画が生きがいの高校生。

    社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。唯一の友達マットと毎日つるみながらも、大学で生活を一新することを夢見ている。

    ローレンスは高額な学費を貯めるため、地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなどさまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまい……。

    有名俳優はおそらく一切出てきていないと思います。出だしからなんか“おたくっぽい”映画な感じの始まりです。一言で言うと、このおでぶローレンスの映画愛と高校生活をぶちまけて、何とも言えない映画に仕上がっています。クローネンバーグなどに詳しい人が見ると更に楽しめるんだろうね。

    だけど観ていくうちに、引き込まれていくよ、これもローレンス君の映画愛の力か。

    これ大々的には上映していませんがオススメの映画ですよ。

    観終われば、2025年の初“喜楽”へ。何と何と1月15日まで長期の休業です。

    直ぐに転身です。20歩となりのカルト的人気の「とりかつ」さんへ。

    2時過ぎですが10名ほどの行列です。外人度が異様に高いです。

    10分ほど待ってカウンター奥へ。こちらへ来たら瓶ビールは仕方なし。

    本日は2品のセット(850円)ね、ビールを飲むし。本日の2品はこの王道。

    • “とりかつ”+“ハムかつ”

    やっぱりこのB級感、たまらんね。ご馳走様でした。

    よい1日でした。

    映画「お坊さまと鉄砲」は最後の話しのオチが落語のような良質な物語だよ

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  • 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」、監督の構成力に脱帽、必見だよ

    「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」、監督の構成力に脱帽、必見だよ

    2024年8月21日(水)

    昨日は先週前編を観た映画の後編を観に行ったのでした。楽しみにしていたのです。渋谷のル・シネマへ。その映画とはこちら。

    • 「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間<後編>」

    映画を再確認するとこんな感じになります。

    イタリアの名匠マルコ・ベロッキオが、2003年製作の「夜よ、こんにちは」でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した人間ドラマ。

    1978年3月のある朝。戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された。国家を揺るがした55日間の事件の真相を、モーロ本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと親交の深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、モーロの妻エレオノーラら事件に関わった人物それぞれの視点から、史実とフィクションを織り交ぜて描き出す。

    本日観たのは後半ですので、エピソード割りはこんな構成。

    4.テロリスト側から見た視点

    5.妻というかモーロの家族からの視点

    6.事件集結

    前編340分(5時間40分)の超大作ですが、たるみなく観せてくれる監督のマルコ・ベロッキオの構成力には恐れ入りました。最初と最後の事件の勃発と終結は別にして、4つの視点からの構成がすばらしい、それも非常に丁寧なつくりです。緊張感もずっと継続するしね。

    自分はこの事件は同時代体験者ですが、学生時代ということもあり、全く知りませんでした、ノンポリということかな。

    監督は何を言いたかったのだろうかと。

    今も続くイタリア(というか世界のね)の政治の愚かさなのかな。バチカンのうろたえ方も含めて。

    赤い旅団やテロリスト・カルロスや日本赤軍って何だったんだろうね。社会主義や共産主義万歳、世界の労働者団結せよ、とかね。まあ時代に翻弄されたバカな人たちなのかな。

    イタリア映画のあの名作「輝ける青春」が好きな人なら、自分と同様に楽しめると思います。しかし、すごいものを観させていただきました。重量感のある映画を久しぶりに堪能させていただきました。

    観終わった後はランチです。道玄坂の「喜楽」に向かいましたが、本日は改装中で休日。その近くのムルギーもランチやっていません。思案です。そうだ、ここに行ってみようと、怖いもの見たさです。「喜楽」手前の脇道にある昔ながらの「とりかつ」へ。

    店構えはこんな感じ。14時に行ったのですがのですが、満席でした。数分待って店内へ。外人度、超高めです。みんなすごいところに来ているんだね。

    食事は2品で850円、3品で1,100円、4品で1,300円というシステムなんですね。

    自分は“とんかつ”と“ハムカツ”を注文です。そして瓶ビールをね。揚げ手のおじさんは一見強面だけど、やさしいのね。

    そしてやってきました、こんな感じ。とんかつは小さいのね。この値段なら仕方ありません。自分的にはこの定食、ビールと自分のお腹に丁度よいボリュームです。

    これだビールも入れて1,450円です。渋谷にリピ決定のカルト店が出来ました。

    本日は映画も“とりかつ”も良いものを発見したビューティフル・デイでした。

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

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