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  • シリーズ3作目「緋牡丹博徒 花札勝負」は“お竜さん”の仁義の切り方が違うんだね

    シリーズ3作目「緋牡丹博徒 花札勝負」は“お竜さん”の仁義の切り方が違うんだね

    2025年8月11日(月)

    今週末は3連休ですが、土日はいつものように自宅でDVDの鑑賞です。

    観たのはこの2本。

    • 「その女、殺し屋テズ」
    • 「緋牡丹博徒 花札勝負」

    まずは、「その女、殺し屋テズ」から。欧州系でこのタイトルならリュック・ベッソン系のアクション映画かと思ってね。

    凄腕の女殺し屋に壮絶な戦いが待ち受けるアクションノワール。

    ベルギーのブリュッセル。美術品に隠して輸送された麻薬資金を警察が発見し、運び屋は何者かに射殺された。運び屋のボスは、裏切り者を追い詰める命令を部下に出し、女殺し屋・テズを雇う

    監督: クリストフ・ホフホイスラー

    出演: ソフィー・ヴェルベーク 、 ルイ=ド・ドゥ・ランクザン 、 マルク・リンパッハ 、 ヒルデ・ファン・ミーゲン 、 ムラード・ゼグェンディ 、 ナシム・ラシ 、 ソフィー・ヴェルベーク

    観た感想。うーん、ストーリーがよくわからないね、もっとシンプルな分かり易いすいストーリーをね。女殺し屋役の女性も魅力的ではないしね。やっぱりアナ・デ・アルマスは偉大なり。

    美人で動ける女優です、シャーリズ・セロンもね

    続いて「緋牡丹博徒 花札勝負」です。シリーズ第3作目です。

    この映画はストーリーを語ってもしょうがないので、割愛。前2作と違って、本編前のお竜さんの仁義はなし、あれっと思ったのですが。

    本作は本編導入部で仁義を切る構成になっているのね。第1作に続き、高倉健が別の役柄で登場です。第1作では最後に死んでしまったもの。

    だけど今回は何と言っても“アラカン”でしょう。存在感たるもの、大したものです。それとお竜さんのお決まりの半肩を出すシーンが本作ではなし、あれっ

    清川虹子と若山富三郎はいつもの通りの安定のボケと演技。

    そして土曜日の夕食です。

    我が家で“食堂”といえば、表参道の「とんかつ まい泉」です。もちろん予約なしで3名に19時に訪問です。

    本日はびっくりな光景が。いくらお盆期間の都心でもこんな人気店に人がいません。テーブル席もガラ空きです。こんな光景初めてかな。

    だけどこんな時でも元気に注文です。まずはビールからね。ここはサントリーの聖地(オーナーだものね)、プレミアムモルツです。

    つまみに松重似のおじさんが、キャベツを持ってきてくれたよ、ありがたいサービス。

    連れ二人はいつもの“茶美豚 ヒレカツ”です。

    自分は2本目のビールを飲み干す頃合いを見計らって、“かつ重 ロース”を注文です。元気な男の子はやっぱりロースだよね。

    本日も充実感のある食事。

    お会計は大人の休日倶楽部カードを見せて、1割引。ビール2本飲んで、6千円台だよ。お財布にも優しい“まい泉”。



  • 「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」、展示物小さく、観客多しで観づらいね

    「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」、展示物小さく、観客多しで観づらいね

    2025年5月15日(木)

    昨日は某テレビ局の大河ドラマで話題のこの人の展示会に行ってきたよ、会期が迫ってきたのでね。

    • 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
    • 会場:  東京国立博物館 平成館(上野公園)
    • 会期:  2025年4月22日(火)~6月15日(日)
    • 観覧料金:  一般 2,100円

    江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政(1781~1801)期を中心に江戸の多彩な文化をご覧いただきます。

    蔦重は江戸の遊郭や歌舞伎を背景にしながら、狂歌の隆盛に合わせて、狂歌師や戯作者とも親交を深めるなど、武家や富裕な町人、人気役者、人気戯作者、人気絵師のネットワークを縦横無尽に広げて、さまざまな分野を結びつけながら、さながらメディアミックスによって、 出版業界にさまざまな新機軸を打ち出します。

    蔦重はその商才を活かして、コンテンツ・ビジネスを際限なく革新し続けました。 そこに根差したものは徹底的なユーザー(消費者)の視点であり、人々が楽しむもの、面白いものを追い求めたバイタリティーにあるといえるでしょう。

    この展覧会では、蔦屋重三郎を主人公とした2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)とも連携し、江戸の街の様相とともに、蔦重の出版活動をさまざまにご覧いただきながら、蔦重が江戸時代後期の出版文化の一翼を担っていただけでなく、彼が創出した価値観や芸術性がいかなるものであったかを体感いただきます。

    お昼の12時過ぎの上野公演は花見時期と違って、人はあまりいないね、今は修学旅行生が目立ちます。こんな感じだと「蔦屋重三郎」もすぐに入れるのだろうね。

    甘かった、外で20分待ちの大盛況。展示会場も人が多くて近くでなかなか見れないね、展示も大きな絵をないので、現物を見るのが大変な状況

    そんな中でも、やっぱり、写楽・喜多川歌麿は違うね、これだけを見れたので、十分

    だけどみんな熱心に小さい当時のマンガ本まで見入っています、すごいね探究心。

    最後はドラマと合体しての江戸の町並みなどの再現コーナーです。

    自分はテレビを見ておらず知りませんでしたが、蔦屋重三郎は日本橋に“耕書堂”を開いていたんだね、初歩の初歩か

    最後は図録(3,300円)を仕込んで終わり。

    そして、ここは上野。上野でランチならここ、とんかつ「山家」で決まりだね。

    13時で10人ほどの行列。15分待ち。

    カウンターに陣取れば、まずは瓶ビールを、上野まで遠征したのでね。

    本日もロースかつ定食(850円)を。安定の旨さと安さ、驚愕ブルブル

    ご馳走様でした。

    丸の内の静嘉堂で浮世絵を観る、国貞は天才だね、そして焼肉は赤坂の新兄夫苑へ

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  • 「ヒルマ・アフ・クリント展」、神秘的な抽象画が展開、訳わからないが圧巻の絵

    「ヒルマ・アフ・クリント展」、神秘的な抽象画が展開、訳わからないが圧巻の絵

    2025年3月27日(木)

    昨日の東京は初夏を思わせる陽気です。主治医の突然の死の知らせで、動揺が続いていますが。

    本日は陽気につられてこの絵画展に行ったよ。場所は東京の真ん中、竹橋なので千鳥ヶ淵界隈を歩きました。こんな感じで桜がきれいだよ。

    抽象画の人らしいのですが(予備知識はこんなもので出かけた)、このキャッチフレーズに心惹かれてね。

    “2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多となる60 万人超もの動員を記録”だもの。

    • 公演: ヒルマ・アフ・クリント展
    • 会場: 東京国立近代美術館
    • 入場料: ¥2,300

    抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(1862–1944)のアジア初となる大回顧展です。スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。彼女の残した 1,000点を超える作品群は、長らく限られた人々に知られるばかりでした。1980 年代以降、ようやくいくつかの展覧会で紹介が始まり、21世紀に入ると、その存在は一挙に世界的なものとなります。2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多となる60 万人超もの動員を記録しました。

    本展では、高さ3mを超える10点組の絵画〈10の最大物〉(1907年)をはじめ、すべて初来日となる作品約140点が出品されます。代表的作品群「神殿のための絵画」(1906–15年)を中心に、画家が残したスケッチやノート、同時代の秘教思想や女性運動といった多様な制作の源の紹介をまじえ、5章立ての構成により画業の全貌をご覧いただきます。

    先入観なしで観ましたが、神秘的でもう訳がわからない絵画でした、良い意味で。普通の表現では表せないその世界観、特に10点あった大きな抽象画は圧巻の一言

    ピカソもそうだけど、抽象的な絵を描く人はその前段階でのデッサンや普通の絵があまりにもうますぎるよね、この人にも当てはまります。

    そして、この人の場合、一番油の乗ったときは抽象画なのですが、また、水彩の精緻な写実にも戻ってきていることですね。

    いやー、圧巻の絵画展でした。モネやマチスのように混雑していないのも特筆ものです。

    観終われば、ここは竹橋。毎日新聞社ビルのここに行くしかないでしょう、とんかつの「まるや」さんへ。13時過ぎの入店です、まずは瓶ビールからね。

    そして注文は“ロースかつ定食”(800円)です。こんな感じで肉厚で中はほのかなピンク色のトンカツが提供されます。まさに、“こんな安い値段で大丈夫か”レベルですがとこのクオリティです、たまりませんね、東京のグルメ。

    ご馳走様でした。

    [パリ旅行記2024秋-4] オルセー美術館は事前予約必須だよ

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  • 国立西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか?」、ヴェネツィアの絵は超オススメ

    国立西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか?」、ヴェネツィアの絵は超オススメ

    2025年3月17日(月)

    先週の金曜日は前売り券を購入していた美術展へ。その美術展とはこちら。

    はるばる上野までお出かけです。上野公園の桜はまだ咲いていないね、だけどすごい人出。桜の季節になると、桜見物がてら美術展に来る人が多くなると思って、その前にね。

    • [東京展]西洋絵画、どこから見るか? ールネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
    • 会場: 国立西洋美術館

    本展は、米国のサンディエゴ美術館との共同企画により、同館と国立西洋美術館の所蔵する作品計88点を組み合わせ、それらの対話を通じてルネサンスから19世紀に至る幅広い西洋美術の魅力とその流れを紹介する展覧会です。

    サンディエゴ美術館は、主に1930年代を通じ、当時のアメリカ合衆国西部では随一の質と規模を誇るヨーロッパ古典絵画のコレクションを築きました。サンディエゴという土地の歴史・文化性や、篤志家たちの趣味を色濃く反映したユニークな内容を誇り、初期ルネサンス絵画やスペイン17世紀絵画などに多くの傑作を有しています

    一方国立西洋美術館は、松方幸次郎の収集した印象派を中心とするコレクションに基づいて1959年に設立され、1960年代末から古典絵画の体系的な収集を開始しました。以降、歴代の館長や研究員の調査研究に基づいて、西洋美術史の主要な流派やジャンルを網羅にカバーする総合的なコレクションの形成を目指して収集活動を続けています。

    本展は、両館の所蔵する作品をペアや小グループからなる36の小テーマに分けて展示、比較に基づく作品の対話を通じ、ルネサンスから印象派に至る西洋美術史の魅力を分かりやすく紹介することを目指します。また両館は非ヨーロッパ圏においてヨーロッパ美術を収集した点においても共通します。その点に着目し、両館の持つ傑作を比較対照させながら、それぞれ西洋絵画がどのような目的や理想に基づいて収集されていったのかについても、紹介する予定です。

    2月に行った「モネ展」とは打って変わってむ、本日は行列もなく、すぐに入れました。だけど、中はそこそこ混んでいました。日本のシニア、美術展が好きだね。

    今回の展示会で自分的に圧倒されたのは、「ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望むモーロ岸壁」です。もう写真より精密で、これだけ描ければ画家は楽しいね。でも、あまりにも写実が完璧すぎて、名画にはならないのかな。

    この企画展も良かったのですが、このチケットで無料で入れる常設展の方がすごかった

    ピカソ、ルノワール、モネですもんね。これだけでも価値があります

    観終われば、ここは上野、外人さん多し。いつもの「とんかつ山家」へ。13時過ぎでしたが、10分で入店でした。注文はいつもの“ロースカツ定食”(900円)です。

    その前にビールで喉の消毒を。本日は“ロースカツ定食”に興奮して、写真を失念。

    失礼しました。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

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  • 「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」は大混雑、オルセーのゴッホよりすごい人だよ

    「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」は大混雑、オルセーのゴッホよりすごい人だよ

    2024年10月25日(金)

    早くパリ旅行記に戻りたいのですが、毎日、話題が多すぎるんだね。

    本来は木曜日は銀座の絵画教室に出かける日なのですが、本日は秋のスケッチ会開催(ちなみにスケッチする場所は上野公園)のために教室はなし

    だけど朝一で毎月のかかりつけ医の所へ。中性脂肪の値を低くすることに思案中なのです。

    まあ、まだ元気に生きていることに感謝です。

    そして、本日は1ケ月前から前売り券を仕込んでいたこちらの展覧会へ。奇しくも上野公園にお出かけです。その展覧会とはこちら。

    • 「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」
    • 会期: 2024年9月19日(木)~12月1日(日)
    • 会場: 東京都美術館
    • 観覧料: 一般 2,000円

    展覧会はこんな感じ。

    自らの芸術の探究に生涯を捧げた画家・田中一村(たなか・いっそん/1908-1977)
    本展は、一村の神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、その全貌をご紹介する大回顧展です。
    世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。
    自然を主題とする澄んだ光にあふれた絵画は、その情熱の結晶であり、静かで落ち着いた雰囲気のなかに、消えることのない、彼の魂の輝きをも宿しているかのようです。
    本展は、奄美の田中一村記念美術館の所蔵品をはじめ、代表作を網羅する決定版であり、近年発見された資料を多数含む構成により、この稀にみる画家の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みにふれていただこうとする試みです。

    見どころです。

    みどころ
    1. 最大規模の回顧展!
      絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品で、一村の全貌に迫ります。
      奄美で描いた代表作《不喰芋(くわずいも)と蘇鐵》、《アダンの海辺》はじめ、未完の大作も展示。近年発見された初公開作品も多数出品し、未知の軌跡もたどります。
    2. 一村ゆかりの地、上野での展覧会がついに実現!
      現在の東京藝術大学に東山魁夷等と同級で入学したものの、2ヶ月で退学。
      その後は独学で自らの絵を模索した一村。
      「最後は東京で個展を開いて、絵の決着をつけたい」と述べたその機会が訪れます。
    3. 奄美の文化や自然を体感!
      展示空間の中で、一村が魅了された奄美の自然を高精細映像で紹介。
      会期中に奄美の文化を紹介する関連イベントも実施します。

    田中一村の今見れる絵画がすべて集結している感じでボリュームはすごかった。もちろん絵画がすごかったね。若い頃は掛け軸も相当書いていたのですね。幼年期の絵のうまさ、負けました。人の多さもすごかったよ。平日のお昼にうかがったのですが、絵の前には3重ぐらいの人垣が。2週間前に行ったオルセーのゴッホやルノアールより人が溢れていたよ、田中一村

    自分的には構図と絵の具の使い方がすごく参考になりました。自分の主観ですが、良い絵と自分の好みでない絵の対比がかなりあるね

    見終われば、ここは上野、とんかつの「山家」に突撃です。

    13時過ぎでも10分の待ちで入れたよ。まずはビールです。ロースカツ定食850円は出色ものでしょう。

    ご馳走様でした。本日の遠征も楽しかったね。

    SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

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  • 映画「ホールドオーバーズ」は淡々とした話しだが味があるね、まさに小津のよう

    映画「ホールドオーバーズ」は淡々とした話しだが味があるね、まさに小津のよう

    2024年6月26日(水)

    本日も映画の話しから。昨日は月曜日に引き続いて映画を観に行ったよ。同じ渋谷のル・シネマです。週が変わり、ラインナップが一新されたので、2日続けての訪問です。

    観たのはこちら。

    • 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

    この映画、各劇場で異様に予告編が流れていたよね、予告編を見た限り、なんかおもしろくなさそうな話しだなと思っていました

    だけど世間の評価は高いとか、新聞の映画評は今週はこの映画を批評していたのでね。まさに怖いもの見たさで劇場に向かったのでした。

    映画はこんな感じ。

    「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」の名匠アレクサンダー・ペイン監督が、「サイドウェイ」でもタッグを組んだポール・ジアマッティを主演に迎えて描いたドラマ

    物語の舞台は、1970年代のマサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることに。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生アンガス、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリーという、それぞれ立場も異なり、一見すると共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことになる

    ポール・ジアマッティが教師ポール役を務め、メアリー役を「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」のダバイン・ジョイ・ランドルフ、アンガス役を新人のドミニク・セッサが担当。脚本はテレビシリーズ「23号室の小悪魔」「ママと恋に落ちるまで」などに携わってきたデビッド・ヘミングソン。第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、ダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した。

    2023年製作/133分/PG12/アメリカ
    原題:The Holdovers

    観ての率直な感想。

    決して何か出来事が起こるわけではありません、が、何か味のあるすごくいい映画だよね。こんな映画もあってもよいのかと新鮮な驚きです。

    1971年のクリスマスの数日間のたわいもない話しなのですが。あの人(高校生)が主人公になるのかという驚き、まあ先生はわかるのですが。

    自分が思ったのは、これは小津安二郎の欧米版なのではということ。まあ、些細なことが普通で、それが映画になるということ。

    何も言えませんが(それがいい)、超おすすめの映画です。クリスマスの時期の日本公開なら最高だったね。

    観終われば、本日のランチは表参道のとんかつ「まい泉」へ。毎日、ラーメンも体に悪いと思ってね、とんかつも同じか。13時30分着で15分ぐらいの行列だったら許せるかな。

    まずはプレミアム・モルツで乾杯です。(何に乾杯?)

    今日は一口かつカレーにしてみたよ。らっきょう、美味し。

    ご馳走様でした。今日も楽しい一日でした。

    「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ





  • 「デ・キリコ展」には参ったね、その独創性はまさに20世紀の天才だよ

    「デ・キリコ展」には参ったね、その独創性はまさに20世紀の天才だよ

    2024年6月20日(木)

    昨日は一転、真夏のような日差しがもどり、カンカン照りの中、はるばる上野まで出かけたよ。今日の予定は美術展へ行くことです。

    上野の東京都美術館で現在、絶賛開催中の「デ・キリコ展」に行ってきたのです。

    • 展覧会名: デ・キリコ展
    • 会 期: 2024年4月27日[土]~8月29日[木]
    • 休室日: 月曜日
    • 開室時間: 9:30~17:30、金曜日は20:00まで
    • 会 場: 東京都美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
    • 観覧料金(税込): 一般2,200円

    自分が訪問したのが平日水曜日の正午過ぎです。土曜・日曜・祝日及び8月19日(月)までは日時指定予約はなしで入室できます。自分も予約なしでガチ訪問です。

    場内はほどよい人数でゆったりと観れます。そして、自分にとってのデ・キリコ氏ですが、はっきり言って全くノーマークの画家でまったく知識はありませんでした。

    行ってビックリです。20世紀絵画の巨人ですよ、本当に驚愕しました

    20世紀美術に衝撃を与えた孤高の画家!

    イタリア人の両親のもとギリシャで生を受けたジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めます。

    後に「形而上絵画」と名付けた1910年代の作品は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えました

    1919年以降は伝統的な絵画技法に興味を抱くようになり、古典絵画の様式へと回帰していきます。それと同時に以前の形而上絵画の題材を取り上げた作品も頻繁に制作するなど、90歳で亡くなるまで創作を続けました。 本展はデ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介。さらに彼が手掛けた彫刻や舞台美術も展示する、日本では10年ぶりの大規模な回顧展です。

    デ・キリコ芸術の全体像に迫り、その唯一無二の表現力を堪能できるまたとない機会となるでしょう。

    入室するとまず自画像4点と人物画です。天才は普通の絵を書いてもうますぎです。特に大きい赤いスペイン服をまとった自画像はいいね。

    時に印象派に傾倒した時もあったらしく正にルノワール張りの裸婦像もあったよ。このもろにルノワール、ダリの原型もあったりしてね。

    マヌカンを描いた時あたりが独創性では最高潮なんだろうね、建物の上に数枚の旗を描くのが好きだね。20世紀で言えば、ピカソは別格としてもデ・キリコの才能もすごいね。

    晩年のローマのスペイン広場が見える邸宅の風景は見るに値するよ

    本当にみんな、観に行った方がいいよ、この感動はデビット・ホックニー以来かな。

    というわけで、感動したついでに図録(3,000円)も買わずにはいられませんでした

    終われば、お腹も空きます。上野ならここの“とんかつ”でしょう。

    • とんかつ「山家」

    13時30分に訪問して、待ちは1名のみ、超ラッキー。

    ロースかつ定食が870円だよ、そして、ロースかつはこの厚さ。ビールも飲んで1,450円は東京一、いや日本一のコスパでしょう。

    ほろ酔い気分で上野を後にする自分。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

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  • 「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    2023年10月25日(水)

    本日は美術展のお話しです。銀座の画廊などでよく展示されているあの“棟方志功”です。このおじさんの描く絵と版画は断片的に目にはしているのですが、ちゃんと系統立てて見たことはないのです。菩薩の版画のイメージなんだね。

    だから生い立ちもまったく知りません。数ヶ月前に見た山下清と同じ知識なのです。

    そんな棟方志功ですが、今回、東京で大きな回顧展を開催しており、のこのこと出かけてきました。

    [開催概要]

    • 「⽣誕120年 棟⽅志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
    • 会場: 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
    • 会期: 2023年10月6日(金)−12月3日(日)
    • 開館時間: 午前10時〜午後5時(金・土曜日は午後8時まで)
    • 観覧料: 一般:1,800円  ※消費税込

    webでチケットを購入しての訪問です。この国立近代美術館は初めて訪れます。上野ではなく大手町にあるのね。お昼の12時ぐらいに訪問しましたが、かなりの混雑です。明らかに年配の人が多いです。

    感想です。やっぱり圧倒されるね。版画もいいけど油絵もいいよ。東北出身の方で後期には外国でも高い評価を受けたんだね。やっぱり菩薩をはじめとする宗教色の強いものもありますが、それだけでは終わりません。宇宙とか書いたものはメキシコのタマヨに通じるものがあるよね。やっぱり天才ですね。色使いでは赤と青の色使いに特色があります。

    油絵はルオーとかゴッホのタッチに似ているよね。

    やっぱり欧米で人気になるのもわかります。この年代、山下清といいすごいね。メキシコの土着のアートに通じるものがあります。

    こんなに一同に揃うのは貴重なのでしょう。やっぱりすごかったぞ、世界の棟方志功

    本日は画録は購入しまい(なるべく紙本は避けたい)と心に誓ったのですが、あの棟方先生の作品に圧倒されて購入です、2,800円なり

    鑑賞が終われば、1時前です。この竹橋界隈は全く地の利がありません。だけど棟方志功を観たあとは、“とんかつ”を食べたくなったんだね。ビールとキュッとね

    検索すると大手町界隈から竹橋界隈は「とんかつ まるや」の勢力圏のようです。全く知らない屋号です。地元の有力店に行くべし、これ鉄則です。

    というわけで、毎日新聞社ビルの地下の「とんかつ まるや」へ直行します。時間帯的に行列を意識していましたが、何とかカウンター席に1席確保です。外の文句を見れば、こんな都心なのに“ローカかつ定食”(750円)の文字が。すごいね

    まずは瓶ビール(650円)を1本いただきます。周りはサラリーマンだらけ、その中に混じってビールをグビッとする優越感、たまりません。(あなたマゾだね)

    注文はもちろん“ローカかつ定食”です。ビールを1/3残した所で登場です。これが750円、ボリューム的には驚きです。但し、お塩はありません。とんかつソースだけです。その代わりに、ねりからしは壺入りです、一番好きなタイプ。

    これで750円、信じられません。これで十分じゃないか、ランチのとんかつは。

    ビールを1本飲んでお会計は1,400円、本当に信じられません。その跡は気分も良くなり、江戸城散策でした。

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  • オードリー・ヘプバーンの一番有名なドレスが「ティファニーで朝食を」の黒いドレスとは

    オードリー・ヘプバーンの一番有名なドレスが「ティファニーで朝食を」の黒いドレスとは

    2023年9月9日(土)・10日(日)

    今週の週末もいつもと同じルーティーンです。土日に1本づつDVDを鑑賞し、土曜日の夜は外食です。今回観た映画はこの2本です。

    • オードリー・ヘプバーン
    • ブラックライト

    まずは「オードリー・ヘプバーン」の方からです。

    今なお世界中の人々から愛される永遠の映画スター、オードリー・ヘプバーンの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー。幼い頃の辛い戦争体験や父親との関係、後年のユニセフ国際親善大使としての活動など、華やかな女優としての活躍の一方で、一人の女性として人生を全うしたオードリーの生い立ちを辿りつつ、彼女をよく知る関係者へのインタビューを通してその本当の姿を明らかにしていく。

    監督: ヘレナ・コーン

    オードリーは第二次世界大戦でドイツ占領下で幼少時代をすごしていたのね。特に、父親が家を出て言ってしまい、父親コンプレックスというか、愛情に飢えていたのです。

    そして、享年は63歳。早すぎる死でした。ジバンシーと組んだドレスで一番有名なのが、あの「ティファニーで朝食を」の冒頭、ティファニーのお店の前でクロワッサンを食べるシーンで着ていた黒いドレスとは知りませんでした。確かに、今見ても超シックだものね。

    ホリー役は最初はマリリン・モンローに決まりかけたとか。おもしろいドキュメンタリーでしたよ。

    次は「ブラックライト」です。

    これはリーアム・ニーソン主演ということで、これ一つを楽しみに観たのですが。リーアム・ニーソンの中ではハズレになるのかな。脚本が悪いというか、話しと演出につっこみどころ満載といったところかな

    そして土曜日の夕食です。本日は2名ということで予約なしで訪問です。お店は最近赤坂にできたとんかつ屋さん「とんかつ 神楽坂 さくら」です。19時に訪問したところ、先客が数名です。地下1階のお店です。

    メニューで確認するとこのお店はあの「牛角」を運営するレインズインターナショナルのお店ですね。

    ビールで喉の消毒です。アサヒスーパードライです。つまみは、単品でポテトサラダです。このポテチ、お値段も安く、量も多いし、なかなかいけるよ

    メニューを覗けば、いろいろな銘柄のとんかつを展開しているのね。こんなに揃えると厨房は大変そうですね。そして、自分たちが選んだのは、一番安い豚くんの“ハーブ三元豚”です。

    • ヒレかつ定食 120g 1,628円
    • ロースかつ定食 140g 1,408円

    そして、定食を注文すれば1個110円というメンチコロッケを1つ頼んでみました。

    このメンチコロッケはジューシーで非常に美味でしたよ。

    だけど、とんかつはロースもヒレもどちらもダメですね。肉のおいしさが伝わってこないというか…..。ごはんは一人づつお櫃に入ってくるのね、変わっています。

    そしてレストランで配膳ロボットが働いているのを初めて見たのでした。

    ごちそう様でした。

    また「ローマの休日」を観に行ったよ今週2回目、好きだね、「桂花ラーメン」で至福の昼




  • 新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    先週は既にご報告のとおり、新宿のSOMPO美術館に「山下清展」を訪問して、その圧倒的な作品に魅了されて、会場を後にしたのです。時はお昼13時30分です。アウェーの新宿ではなじみのお店がないんだな。ランチはどこにしようかな

    ラーメン店には食指が動くお店がなかったので、とんかつのキーワードで検索です。なんと近くに老舗の“とんかつ茶づけ”で有名な「すずや」さんというものがあるではありませんか。自分は全くのノーマークのお店です。

    ランチにしては少しお高めですが、本日はこちらで。

    なんと、SUZUYAビルの5階に入っているのね。とんかつで当てて新宿の一等地にビルが一棟建ったのね。恐るべし“とんかつパワー”

    • 新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル5階

    ちなみに「すずや」さんの名物“とんかつ茶づけ”にはこんな物語があるようです。

    多くのお客様に親しまれて60年あまり・・・

    それは私ども、料理人のまかないから始まりました。 1950年代のまだ電子レンジもない時代、すずやが惣菜屋だった頃、冷えてしまったとんかつをなんとか暖かくして食べようとお茶をかけたのが始まりです。

    やがてそれは当時のお客様に「裏メニュー」として拡がり、また育てられ、月日をかけて商品化されました。

    「美味しいものを楽しく食べる、だから身体に良い」をモットーに現在も研究は重ねられ、今なお「とんかつ茶づけ」は進化を続ける一番のゆるぎない人気メニューです。

    そんなことは別にして、平日の14時に店内に突入です。初めてのお店は緊張するね。ランチタイムは過ぎていますので、ほどよいお客の入りです。1人ですので、眺めの良い窓側のカウンター席に陣取ります。まずは瓶ビールを1本。アサヒのスーパードライです。自分お疲れ様です。

    ビールと窓越しの新宿の雑踏を見ながらメニューを拝見。

    そりゃあ、ここは名物の「とんかつ茶づけ」しかないよね。予算オーバーでも。ちなみにランチメニューはなかったよ。

    • 普通サイズ 1,680円
    • 大サイズ  1,930円
    • 小サイズ  1,400円

    名刺代わりに「普通サイズ」を注文です。(ご飯、お味噌汁、キャベツ、お漬け物はお替り自由)

    ソースは下記の3つから選択です。

    • 定番醤油味
    • からし醤油味(創業当時のなつかしい洋からし味)
    • にんにく生姜醤油味
    • (夏季限定)とうがらし醤油味

    自分は少し変化球で、“からし醤油味”にしました。

     

    食べ方もメニューに書いてありますね、こんな感じが一番良いようで。

    1. まずはご飯のおかずとして、とんかつと炒めキャベツを食す
    2. シメをお茶漬けでどうぞ、とんかつ2-3切れ、炒めキャベツ少々、お茶は静岡県川根の番茶、ご飯少量、高菜がよく合うとのこと

    ちなみに店員さんも食べ方はご存ですか、と聞いてくれますよ。

    待つこと10分、「とんかつ茶づけ」の着丼です。定員さん曰く、お茶漬けにしたい時に声をかけてもらえれば、番茶を持ってくるとのこと

    まずはビールととんかつを。薬味にからしなどはありませんので、そのまま食べるスタイルです。ソースもかかっていますので。だけどこの炒めたキャベツからして、変わっているね

    とんかつは一口サイズに切ってあり、ソースはの味はかなりしっかりと付いていますね。ご飯が進むね。本来のとんかつですが、まあこんなものなのかな。

    だけど、香の物のセンスが光るね。よい漬物です。お替りをしたのは香の物とお味噌汁でしたね。

    そして、最後はとんかつを3切れ残して、ご飯の上へ。番茶をかけます。まずは一口。まあ味変はないかな。とんかつとお茶漬けですね、まあ食べやすいけどね。やっぱりひつまぶしに軍配は上がるかな。

    とにかくご馳走様でした。ビールとで2,370円のランチでした。

    “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

     



  • 上野の「とんかつ山家」(ヤマベ)で世界最強のロースカツ定食に遭遇、これで800円、気絶したよ

    上野の「とんかつ山家」(ヤマベ)で世界最強のロースカツ定食に遭遇、これで800円、気絶したよ

    一昨日の今週火曜日には上野で開催中の「エゴン・シーレ展」にお昼頃にうかがったのです。展覧会を観終われば、13時20分です。せっかく上野まで20年ぶりに遠征してきたので、当然、ランチはこの界隈です。(表現が相変わらず大袈裟だね)

    まずはラーメンを検索してみます。検索の上位に「一蘭」があがってくるようではレベルは高くないな。(一蘭関係者の方、失礼しました)

    次は当然、日本人のランチの国民食の“とんかつ”で検索です。当然、あの「ぽん多」さんも上位に上がってきます。だけど、最上位に上がる「とんかつ山家」が気になったんだね。山家と書いてヤマベと読むんだね。なんでもとんかつランチの定食が800円で評価が相当に高いのです。

    本日のランチはここで決まりです。13時30分に店の前に到着です。店の前にはこの時間帯でも15名ほどの行列です。お店は繁華街の中にありますね。特に急ぎの予定のない自分はこの行列の最後尾に並びますね。行列には花見目当ての外国人(欧米系とアジア系)が乱れて乱戦状態ですね。

    外の列も前の方に来ると、定員さんが事前にオーダーを聞きに来るシステムなのね。初めてのお店はなにかと勝手がわからず、少々不安です。注文は王道の「ロースかつ定食」(800円)とエールの交換のための瓶ビールを注文です。

    そして、待つこと20分ぐらいかな、店内に案内です。1階はカウンターだけですね。店内は目黒の「とんき」さんのように綺麗です。掃除が行き届いている感じです。こんなとんかつ屋さんは期待が持てるのですね。そして、本日は自分は2階席に案内です。2階はテーブル席だけですね。

    まずは、お新香とビールが運ばれてきました。新しいお店で昼間から瓶ビール、至福の時です。そして、テーブルの上にはとんかつソースの壺だけという極めて潔いセッティングです。

    待つこと5分。いよいよやってきました、ロースかつです。ご飯の量が半端ないね

    ビールも半分残っているし、まずはロースカツと塩でビールを飲み干そうかなと。だけど、塩がないのに気づいたのです。おそらくお願いすれば出してくれるとは思いますが、まあいいか。野暮なお願いはなしにして、とんかつソースでいただきます。

    改めてロースかつを眺めてみると、お肉が分厚いのです。とても800円のとんかつとは思えません。他のお店では、少なくとも1,500円以上はとられるかと。

    上野のとんかつ屋さんで大人気の行列店の意味がわかりました。肉質も十分にうまいお肉です。ランチでも800円でこのロースかつを食べさせてくれるのは東京中でもないね。好きな言葉ではありませんが、コスパ世界最強ですね。

    お肉には注文つけるところは全くありませんが、“からし”もテーブルに用意して欲しいかな。自分はとんかつにはからしをたっぷり付ける派なのでね。

    そして、案の定、ご飯は全部食べきれませんでした。

    上野で大人気の意味がわかりました。ご馳走さまでした。

    リピ決定のお店となりました。

    (追記)

    この4月1日からは値上げになるようです。お店の前に張り紙がありました。

     



  • 銀座のとんかつやさん「とんき」を初訪問、清潔感のあるお店、有名なカツ丼ではなく本日はロースかつ定食を、リピ決定

    銀座のとんかつやさん「とんき」を初訪問、清潔感のあるお店、有名なカツ丼ではなく本日はロースかつ定食を、リピ決定

    2日前の2023年3月3日のひな祭りでしたね。こんな行事とは無縁の自分は、午前中は有楽町で映画を見に行ったのです。映画のお話しは次のブログでね。

    映画が終わったのが11時45分です。当然、ランチでも食べようかなという時間であります。だけど、ランチタイム真っ盛りでどこも混んでいるんだろうな。

    映画を見ながら考えていたのは、先日散歩をしていて偶然に見つけたあの“とんかつや”さんに行ってみようかな、と思ったのです。銀座で新規開拓です。しかも、とんかつです。

    そのお店とは、とん㐂(とんき)さんです。

    • 東京都中央区銀座6丁目5−15
    • 地下鉄銀座駅徒歩2分 JR有楽町駅徒歩5分

    こちらのお店の名前、とん㐂」という店は多数ありますが、調べたところによると銀座で30年以上の歴史があり、少なくとも目黒の「とんき」とは関係ないようです。

    そして行列覚悟で12時丁度に訪問です。お店は地下1階にあります。入り口にメニューが掲示されているのは親切だね。この間散歩中にちらっと見た時は13時過ぎでしたが、階段に行列があったのですが。本日はあっさりと入店です。何か拍子抜けです。カウンターとテーブル席3つの丁度塩梅の良いお店です。カウンターの中は3名の職人とホールは若手1人です。カウンターの職人さんとカウンター席のなじみの方と話がはずんでいます。

    自分は新規開拓したお店のルール、まずはビールを1本です。2つの銘柄の中から、本日はサッポロの黒ラベルをチョイスです。自分は4人掛のテーブルに自分一人です。悪いな。

    ビールと一緒にお新香とおろし大根が来るのね

    本日選んだのは、王道のまずは「ロースカツ定食」(1,150円)でしょう。だけど、帰ってからネットで調べて知ったのですが、こちらのお店のオススメは、“カツ丼”らしいのです。

    ビールとお新香で、映画の余韻を楽しみながら至福の時です。(あんた、毎日が至福だね)

    そして、ビールをグイグイしながらテーブルを確認すると、ぽん酢とウスターソースが気になるね。最もこだわる“The からし”は好きなだけ盛れるタイプです。これだけでビンゴです。

    店内を見渡すと、古いながらも、清潔感はすごいね。目黒のとんきのようです。ここは、良さげなお店だな。

    5分でロースカツ定食の登場です。まずはお塩でいただきます。お塩のとんかつとビールが合うんだな。キャベツの切り具合もバッチリです。

    3切れをお塩とビールで楽しんだ後は、とんかつソースでいただきます。当然、からしをたっぷり付けてね。

    ここで一つ疑問。この大根おろし、どうやってとんかつと合わせて食べればよいのか、どのソースで。何気に店内を察していると、カウンター内の職人さんが、大根おろしはぽん酢という声が聞こえたのです。とんかつと大根おろしとポン酢で和風にいただくんだな。了解です

    特に感心したのが、豚汁です。ゴロゴロとした豚と濃いめのお味噌、これは絶品です。

    変わったところでは、キャベツの下にマカロニサラダが隠れていたのです、お主、やるね

    伝票を見るとビールは720円です。銀座のど真ん中の老舗とんかつやさんでランチで2,000円未満で食べれるとは。

    負け惜しみではないですが、やっぱりランチでビールにはカツ丼はないよな。

    自分の中ではリピ決定です。銀座のとんかつ屋さんは貴重だよ。

    ご馳走さまでした。

  • 池波正太郎の愛した築地のとんかつ屋「かつ平」を初訪問、巨大な衣をまとった“とんかつ”には度肝を抜かれた

    池波正太郎の愛した築地のとんかつ屋「かつ平」を初訪問、巨大な衣をまとった“とんかつ”には度肝を抜かれた

    本日は“とんかつ”のお話しです。

    昨日金曜日は銀座に野暮用があり、お昼時に出向いたのでした。そして、時刻は午後1時前です。今日はどこでランチを食べようかと。

    久しぶりに新しいお店に行きたいな。そんな時に頭をよぎったのが、先日2度目を読み終わった池波正太郎先生の「銀座日記」のことなのです。

    池波さんが愛した築地のとんかつ屋さん「かつ平」に行ってみようかと

    • 中央区築地6丁目12−10

    ちなみに「銀座日記」ではこんな紹介をされていますね。まずは「カンペールのクッキー」」から

     むかしの浅草の、私が住み暮らしていたような町すじが残るあたりの魚屋の筋向かいの小さなとんかつ屋へ初めて入る。 三十すぎの夫婦がやっている店で、ロースのうまさにおどろく。  ――

    このお店が「かつ平」ですね

    次は「夕暮れの築地あたり」という回で再登場します。

    映画『ソフィーの選択』の試写を観た帰り……  このところ、すっかり築地が気に入ってしまった。むかし、かの浅野内匠頭の屋敷があった〔あかつき公園〕のあたりから聖路加病院の周辺をぶらぶら歩いていると、まるでフランスの町にでもいるようなおもいがする。  自転車もほとんど走ってはいず、マンションやビルの横道には、むかしの東京の下町が息づいている。 とんかつ屋の〔かつ平〕へ行き、極上のロースを揚げてもらう

    銀座四丁目の交差点から徒歩15分ぐらいかな。

    13時過ぎに訪問です。カウンター4席とテーブル席(4人掛け)が2つという非常にこじんまりとしたお店です。揚げての親父さん、給士の女性2名で切り盛りされています。

    初訪問のお店です。まずはエールの交換です。瓶ビールを1本注文です。アサヒとキリンの2択です。本日はキリンにしました。中瓶ですね。

    お姉さんがお新香ならすぐに出せますと言われたので、お新香をもらいます。馴染み客と親父さんの会話を聞いていると、愉快な親父さん(ちなみにこの親父さんは初代から引き継いだ方で池波さん当時の親父さんとは違うとのこと)ですね。馴染みの人は映画の話しをしていました。本日は池波さん同様に“ロースカツ定食”(1,200円)を頼んでみました。

    お店の空気感は穏やかでいいね。まったりとビールを傾ける昼下がり、至福の時ですね。

    そして、非常に豪快なロースカツがやってきました。ひと目見て、その巨大な衣をまとったとんかつには度肝を抜かれたな。一瞬、食べきれるかなと不安になったのです。

    まずはお塩でいただきます。ソースは“あまくち”と“からくち”の2種類です。からしはお皿に適量が添えられるタイプです。

    とんかつのお味ですか。とにかく衣が少し主張しすぎるかな。口の周りが衣で汚れるね。自分としてはもう少し肉厚なとんかつの方が好きだな。いずれにしても、目黒の「とんき」系とも違うとんかつだね。

    最後にビックリしたのは、とんかつの下にナポリタンが少々添えられたことかな。とんかつにナポリタン、初めてだな

    とんかつ以外で不満に思ったのは、

    • キャベツはもう少し細切りが好きだね
    • ご飯はもう少し硬めがよい
    • カラシは自分で適量とれる方がよい

    そして、お会計は2,150円です。街並み、店の雰囲気、とんかつの豪快さで池波さん好きには是非訪れることを薦めるよ。

    ご馳走様でした。とにかくすごかった。

    池波正太郎も通った銀座の中華「羽衣」は大陸的でまさに昭和チックだった

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  • “続とんかつ修行”市ヶ谷にある「とんかつ河村」に初訪問。お新香と豚汁の圧倒的な存在感に圧倒、とんかつも旨いよ

    “続とんかつ修行”市ヶ谷にある「とんかつ河村」に初訪問。お新香と豚汁の圧倒的な存在感に圧倒、とんかつも旨いよ

    本日はとんかつ屋さんのお話しです。ランチではラーメンを食することが一番多いのですが、ある時フッとどうしても無性に“とんかつ”が食べたくなる時があるのです。頭がとんかつ脳に侵されることがあるのです。月に1回程度だけどね。

    そして、本日はお昼に東京は市ヶ谷方面出かける用事があったのです。この地域は自分にとってはアウェーなのですね。

    このあたりでとんかつ屋さんを調べると、一つ気になるお店を発見したのです。

    • 「とんかつ河むら」
    • 東京都千代田区六番町4-11朝日六番町マンション102
    • 市ケ谷駅3出口より徒歩約7分/JR四ツ谷駅より徒歩約7分/

    素材全てにこだわり、至高のとんかつをご提供しています。ちょっと贅沢なお食事にどうぞ

    ちょっとリッチなとんかつはいかがですか?素材にこだわりお客様へ妥協なく特別な一品をご提供しています。肉汁あふれるジューシーな甘い脂とやわらかい肉質の豚肉が食欲をさらに増進させます。

    口コミ情報を見ると、この界隈で一番おいしいとんかつ屋さんとのことです。本日はこちらのお店に伺うことにしたのです。

    14時に訪問です。外観はモダンな感じです。中に入ると、オフィス街のランチタイム外ですので、お客さんが数名といったところです。

    初めてのお店に他流試合を挑むのですから、まずはビールでエールの交換をしないといけません。(どうゆう論理構成なんだろうと思う自分)

    こちらの瓶ビールはキリンの一番搾りですね。コップも小ぶりでいいね。

    とんかつは、「平日限定ランチ 120g」1,300円(税込み)を注文します。飯、豚汁、キャベツ、お新香付きで、ご飯、キャベツのお替りできます。

    まずビールと共にお新香が運ばれてきました。とんかつ屋でランチ、ビールの組み合わせ、いいね。そして、このお新香にびっくりしました。自家製でこれがうまいのなんの。ビールのつまみとして最高なのです。これだけ美味しいお新香、久しぶりに食べたという逸品です。

    このお新香を食して、とんかつにも期待大となったのです。

    そして、こちらのとんかつにはデフォルトでわさびも付いてくるのね。ビールを飲み終えそうなタイミングでやってきました。とんかつ定食です。お肉はピンク色に揚がっています。まずはお塩で。ヒマラヤの岩塩のお塩のようです。

    一口パクリ。うましの一言。これは1,300円のとんかつではないよ。もう少し高くしてもいいよね。2切れはお塩、1切れはわさび、残りはとんかつソースで食したのでした。

    そして、もう一つ驚いたことが。この豚汁が凄いのなんの。具だくさんでこの豚汁だけでも十分満足できる逸品なのですね。(一汁一菜の土井善晴先生も納得の一汁です)

    リピ決定のお店です。これで1,300円はお値打ちものでする。

    そして、この“河むら”さんの支店が新橋にもあるのね。新橋は自分のテリトリーです。また一つ、贔屓にしたいとんかつ屋さんを発見した、大満足の日になったのです。

    おいしいよ。

     



  • 8月の最終週の土曜日は表参道のとんかつ「まい泉」へ。何とAMEXカードの20%キャッシュバックキュンペーンの該当店だったとは、失念

    8月の最終週の土曜日は表参道のとんかつ「まい泉」へ。何とAMEXカードの20%キャッシュバックキュンペーンの該当店だったとは、失念

    ベトナムはホーチミンのブログが長くなりましたが、昨日にようやく終了し、通常のローテーションに戻ることになります。

    少し遅れましたが8月は最終週の土曜日の夕食です。本日はレストラン選びに疲れ(ただ単に怠惰に流されているだけですが)、いつものところにしようかということになったのです。

    我が家でいつものところと言えば、“安全・安心・お財布にもやさしい・おいしい”と四拍子そろった表参道のとんかつ「まい泉」ということになるのです。

    というわけで、当然予約はできませんので、土曜日の19時に3名で訪問します。当然、レジで見せるだけでお会計が10%引きになる「大人の休日倶楽部カード」を握りしめて訪問します。

    そして、今日は一転して食事後のレジでの出来事を書きます。いつものようにビールととんかつで気分は最高です。そして、レジでも10%引きになるしね。ルンルン気分です。(大昔の林真理子先生の本のタイトルのようですね)

    だけど、レジで血の気を引くポップを見たのです。アメックスブルーで染め抜かれた「20%キャッシュバック SHOP SMALL 街のお店応援キャッシュバック」のポップがあるではありませんか。どうして、私の「まい泉」がこのキャンペーンに該当するの?動揺が隠せません。

    あ~、アメックスを持参すれば更に20%引きになったのに。

    アメックスのキャンペーンはこんな感じです。何でも中小企業を支援するということで。

    キャンペーン内容

    事前登録のうえ、2022/09/19までに対象ウェブサイトと対象店舗 にて、お支払いにカードをご利用いただくと、20%をキャッシュバックいたします。キャッシュバックの総額は期間中合計2,500円までです。事前登録先着500,000名様限定。

    (利用規約)

    • 事前登録期間/キャンペーン期間:2022/07/12 – 2022/09/19
    • 事前登録いただいたカードで、2022/09/19までに対象ウェブサイト(ポケットコンシェルジュ/出前館)と対象店舗にてご決済いただくと、20%をキャッシュバック
    • ご登録済みのカード1枚につきキャッシュバックの総額は期間中合計2,500円まで(ということは12,500円までは20%キャッシュバックですね)
    • 複数カードをお持ちの場合は、カード毎に事前登録が必要

    話しは前後しますが、8月の最終の土曜日でも奥のテーブル席にすぐに案内されたのです。

    まずはいつものようにサントリーのプレミアムモルツで喉の消毒です。メニューを見ると、新しい季節メニューもありますが、全員いつものあれなのです。

    連れ2名はいつものように、「茶美豚ヒレカツ膳」です。とんかつソースには“甘”と“辛”の2種類がありますが、連れは甘いとんかつソースではまい泉が一番おいしいというのですが、本当かな。自分はビールの2本目がなくなる頃合いを見計らって、いつものカツ重なんだな。

    ビールの後のカツ重、たまりません

    そして、お会計は10%引きで6,225円とは安すぎでしょう。仮にAMEXで支払いすれば何と5千円を切るのですから、残念無念の心境なのですね。

    まあ、それはさておきご馳走様でした。

     

     

  • 原宿というか明治神宮前の「とんかつ 福よし」はお店の佇まいが清らかでよろしい、次はランチでも名物の「鳥かつ」を食べたいな

    原宿というか明治神宮前の「とんかつ 福よし」はお店の佇まいが清らかでよろしい、次はランチでも名物の「鳥かつ」を食べたいな

    数日前に丁度お昼時に原宿に行く用事があったのです。そして、その用事が終わったあとに、久しぶりに原宿・表参道界隈でランチを食べて行こうかという気になったのです。

    自分的にはこの原宿界隈はおいしいランチのない地域と断定しているのですが。唯一おすすめできるのは、とんかつの「まい泉」と担々麺で有名な中華料理店「希須林 青山」(キスリン)ぐらいかな。だけど、イメージ的にはやっぱり家族で夕食を食べに行くイメージなのです。

    特に本当においしいラーメン屋さんは皆無ですね。あるのは小綺麗なでオシャレなレストランばかりなんだな、これが。

    だけど、新規開拓もしないといけません。ここは敢えて、“とんかつ”というキーワードで検索したのでした。調べてみると、なんとなく地元でひっそりと長年営んでいる創業1972年の歴史ある「とんかつ 福よし」というお店があるのを発見したのでした。

    • 東京都渋谷区神宮前4-28-24 3F

    何でも原宿というか神宮前の交差点を表参道に向かいすぐの左側の裏通りにあるというではありませんか。その裏通りはすぐにイメージできたのですが。だけど、それらしい店がないのです。もう一度冷静に探します。本当に小さい看板でビルの3Fに「福よし」というビルを見つけたのでした。本当にひっそりと存在するお店ですね。螺旋階段を3階まで登ります

    そしてやってきました、「とんかつ 福よし」です。時刻は平日の13時30分です。入り口は小綺麗です。とんかつ屋さんとは思えない風情です。入り口から奥までは少しアプローチがある造りです。

    店内はカウンターと奥にテーブル席がある、 上品な割烹のようなつくりです。先客は2名のみです。カウター席に陣取ります。

    ランチと言えども初訪問のお店です。まずは瓶ビールを注文して、エールの交換を行います。まずは、ビールをごくり、蒸し暑い原宿のお昼、冷たいビールが五臓六腑に染み渡ります。(表現がオーバーで古臭いね)

     

    メニュー表を吟味します。下調べでは、名物は“鳥かつ”とのことだったのです。何でも、この鳥かつ、ジューシーで旨すぎるというのです。この一品を見た瞬間にすぐに反応して、カウンターの揚げ手の大将に、“鳥かつ”(1,510円)と威勢よく注文したのでした。

    その威勢の良さは置いて、メニュー表の裏面を見たのでした。そして、“ランチのみ”でとんかつ(1,300円)を見つけたのでした。瓶ビールを注文した罪悪感もあり、すぐに注文を訂正します。“鳥かつ”からランチの“とんかつ”へ。(軟弱だね)

    そして、7-8分後にランチのとんかつの登場です。まずはやっぱり最初の一切れはお塩でいただきます。だけど、市販の塩を瓶ごと出すのは少しマズイのでないかな?

    とんかつの評価です。ランチのとんかつを食べたからかもわかりませんが、少し残念なとんかつと自分は判断しました。肉もジューシーさがないかな。とんかつソースもイマイチかな

    だけど、これで評価するわけにはいかないと思うのです。やっぱりも皆さんが絶賛する“鳥かつ”を食べないことにはね

    だけど、店内の雰囲気は静かで、落ち着いて食することのできるこの空間は貴重かな。

    やっぱり雑踏の原宿界隈でランチを落ち着いて食べるにはオススメできるお店ですね。

    (追記)

    かのエリック・クラプトンのお気に入りのレストランで、会えるかな。

    “続とんかつ修行”今一番東京で“うまい”のではないかな。代々木上原の「とんかつ武信」

    “続とんかつ修行”市ヶ谷にある「とんかつ河村」に初訪問。お新香と豚汁の圧倒的な存在感に圧倒、とんかつも旨いよ




     



  • 日本バンザイかな。表参道の「とんかつ まい泉」、大人3名でとんかつ食べ、ビール2本飲んで6,255円はないだろう。安すぎ、日本大丈夫か?

    日本バンザイかな。表参道の「とんかつ まい泉」、大人3名でとんかつ食べ、ビール2本飲んで6,255円はないだろう。安すぎ、日本大丈夫か?

    昨日のブログでは「大人の休日倶楽部カード」の縁で森永卓郎さんが提唱する年金の繰り上げについての記事を書いたので、そのつながりで「大人の休日倶楽部カード」の利用でお得に食事ができる情報です。

    その話の前段で週末の土曜日の夕食のレストラン選びなんだな。毎週ともなればレストラン選びに困ることもあるのです。そんな時は我が家では決まってこちらのお店に行き着くのです。

    それは表参道にある「とんかつ まい泉」なのです。いつ行ってもぶれないお味、気持ちのよいサービス、リーズナブルな価格でありながら、心地よい空間が広がる都会のオアシス、それが表参道のまい泉なのです。

    自分が肉を食べられる外国人を連れて行くレストランは都内では、こちらの「まい泉」か銀座の裏通りの「ニュー鳥ぎん」のいずれかです。

    どちらに行っても食事のクオリティに比較して値段が安いことに驚愕すると思います。

    とくに「まい泉」の方は海外のマクドナルドのビックマックより安いぐらいかと思います。本当に安い日本になってしまいました。残念無念。

    そんな訳で、7月始めの土曜日の夕食は表参道の「まい泉」に行くことになったのです。予約はできませんので、3名で19時に突撃します。手には「大人の休日倶楽部カード」を握りしめて。何故かと申しますと、帰りの精算時にこのカードをチラリと見せれば、何と10%引きになるスーパーカードなのです。

    お店の様子です。コロナがあけて、真夏の7月に入ったというのに、お店には待ち行列もなく、すぐにテーブルに案内されるのです。やっぱり外国人が本格的に戻ってこないとダメなのかな。

    まあ、そんなことはさておいて、まずはビールで喉の消毒です。サントリー傘下ですので、プレミアム・モルツの中瓶です。付き出しの大根おろしでビールをグイッと一杯、やっぱりうまいね。

    つまみを注文しようかと思うと、連れが却下です。自分たちはすぐにとんかつを食べるとのこと。いつものように、茶美豚のヒレカツ御膳です。

    やっぱりこの天井の高い空間、広いテーブル間隔、そこでまったりと土曜日の夜に飲むビール、至福の時ですね。そして連れのヒレカツ御膳がやってきました。

    連れが一目見て言うには、今日のキャベツはパリッとしていいね、とのこと。

    自分は連れのお新香をもらいながら、ビールもはや2本目に突入です。

    そして、頃合いを見計らって、自分も注文です。やっぱり、ここはカツ重なんだな。ご飯は食べないのですが、カツを卵で煮たカツを肴に残ったビールをいただきます。

    ああ、もう少しで至福の時が終わるんだな。

    今日もお腹一杯です。そして、お会計は3名で6,950円です。レジでカードを見せて10%引きで支払いは何と6,255円です。

    大人3名でとんかつ食べて、ビール2本飲んで、この値段はありえませんね。そして、表参道で。にっぽんバンザイ!

    ご馳走様でした。

     

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  • “続とんかつ修行”今一番東京で“うまい”のではないかな。代々木上原の「とんかつ武信」

    “続とんかつ修行”今一番東京で“うまい”のではないかな。代々木上原の「とんかつ武信」

    5月は最終週の土曜日の夕食です。本日お昼は娘と2人で江戸の粋の残る赤坂は裏通りにあるお蕎麦屋さん「室町砂場 赤坂店」で昼間っから玉子焼きから“大もり”に至る黄金のラインナップを楽しんだのでした。

    というわけで、次は夜のレストランの選択なのです。最近のランチタイムでの自分のとんかつ修行で見つけた、自分が今いちばんお薦めの代々木上原の「とんかつ武信」でとんかつを食そうということになったのでした。

    「とんかつ武信」の始まり

    わたしの父・武田悦夫は、50年以上も前に長野の田舎から上京。都内の精肉店で肉の加工処理の仕事についていました。 取引先であった、とんかつ「青山井泉(現まい泉)」の創業者・小出千代子氏に、仕事ぶりを認められ、お声がけいただいたところから、とんかつ職人の道を歩み始めます。 現場主義の小出氏とともに、毎朝、市場での仕入れ、肉の仕込みから調理まで、厨房すべての業務を担い、経営も含め、とんかつ店の一から十までを身につけました。そして、1975年、神奈川県川崎市(小田急線生田駅そば)に「とんかつ武信」を開業したのです。

    何と「とんかつ武信」の出目はあの表参道の「まい泉」と言われるではありませんか。他人ごととは思えません。そして、2代目の代々木上原店です。

    街の魅力に惹かれて代々木上原へ

    2006年、この代々木上原の街に「とんかつ武信 代々木上原店」を暖簾分けで開業したのです。

    代々木上原は、下町的な親しみやすさと、新しいものが融合し、それらが共存する街です。その魅力に惹かれると同時に、知らない土地に店を開くにあたっては、この街に住む人たちの暮らしに溶けこんだ「街の財産になるようなお店」をめざそうと心に決めました。

    「軽やかさ」が武信のとんかつの特徴です

    父の代から半世紀近く、あれこれと吟味を重ね、そうしてたどり着いたのが「千葉県産林SPF豚」「こめ油」「武信オリジナルの特製の生パン粉」「無農薬栽培米」「自家製ぬか漬け」の5つのこだわり食材でした。

    やわらかくジューシーな肉質の“林SPF豚”。希少性が高く低カロリーの“こめ油”。さっくりと揚がる“オリジナルの特製生パン粉”。丁寧に揚げたてを供する「武信のとんかつ」の特徴は、ひとことで言うなら『軽やかさ』です。食後の満腹感はあっても胃もたれしない。揚物なのに、すぐにまた食べたくなる。父と子二代で、そんな理想的なとんかつを創りあげることができました。

    その軽やかなとんかつを、炊き上げた“合鴨農法の無農薬栽培米”と、長年使っているぬか床で丁寧に漬けた”自家製ぬか漬け“でゆっくりと味わっていただく

    そして、当日の夜です。こちらのお店は予約を受け付けていないので、ガチで並びます。3名で訪問です。19時にお店に到着です。幸いにも待つこと5分で2階のテーブル席に案内されます。2階は初めてです。座敷もあるのですね。

    まずはビールで喉の消毒です。

    そして、本日のつまみは珍しく“アジフライ”を単品で注文します。アジフライ2個で800円です。そしてこのアジフライが中身ふっくら、衣サクサクで超うまいのです。久しぶりにこんなうまいアジフライを食べたな。数年前の御茶ノ水のポンチ軒以来かな。これ是非ご賞味あれ。

    続いてとんかつです。連れ2人は、

    • ヒレかつ膳 「竹」(120g) 1,760円

    です。ヒレかつを食べるのをみながら自分はビールをグイグイといきます。感想を聞くと、とんかつもキャベツもOK、但し、ソースは自分たちはまい泉の少し甘いほうが好き、とのたまうではありませんか。自分には違いがよくわからないな。

    そして、自分は、

    • ロースかつ膳 「竹」(130g) 1,760円

    なぜ、ロースかって、やっぱり男の子なので。食した感想です。このお値段で食べれるとんかつとしては今東京で一番うまいのではと、素直に思ったのでした。

    とんかつの写真はあまりに興奮しすぎて取るのを失念した次第です。

    ビール2本飲んでお会計は7千円台です。庶民の幸せです。

    ご馳走様でした。

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  • “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

    “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

    今週発売の週刊文春のグルメコーナーの「切り捨て御免!食味探検隊」にそのお店は紹介されていたのです。今週は〈“とじ”に飽きたら“のせ”か“かけ、人気の変わりカツ丼をかっ込む!”〉という特集だったのです。

    そして、その店とは「とんかつ武信」さんです。

    • 東京都渋谷区西原3-1-7
    • 代々木上原 徒歩5分

    記事の抜粋です。

    無類の揚げ物好きに、サクサク系カツ丼がないものか聞いてみれば、代々木上原のとんかつ屋には一風変わったカツ丼があるという。膳は急げ。

    カツ丼のメニューは1種類。その名も醤油かつ丼。地方B級グルメの雄、ソースカツ丼の醤油版か。ロースとヒレ、メンチから選べ、肉はサイズ違いで松竹梅の3種類から。

    (中略)

    松だけあって、こちらも丼いっぱいのカツ。しかも分厚い。粗い鰹節がたっぷり。青ネギ、刻み海苔、そして大根おろしが載っかっている。付け合せに味噌汁、キャベツ、糠漬け。混ぜる、というより大根おろしを均して薬味を載せ直す感じで、まずはカツを戴く。おー!

    確かに醤油味。とんかつを醤油で食べるのは初めてだったから、最初の印象は少し物足りない。もっと醤油が欲しくなる。なんならソースを付けてやろうか、とさえ思ってしまう。

    けれどそのぶん、肉と衣をしっかり味わうことができると気づけば、もうソースは欲しくない。薬味で少しづづ味変を楽しみつつ、大根ネギ海苔鰹節の全てが口中で混じり合ったタイミングで白米をとって放り込めば、今一度豚肉の旨味が立ち上がって、これぞ口福全開、丼ワールドの醍醐味だ

    というわけで、この記事を見て昨日の平日のお昼に突撃したのでした。午後1時30分に訪問です。店の佇まいは凛としてよろしいようで。期待が持てます。

    1階はカウンター席で2名以上は2階に案内されるようです。本日は1階のカウンター席に案内です。何はともあれ、まずは瓶ビールを1本、名刺代わりに注文です。

    そして自分的には、本日はまずは普通のとんかつ定食を食べようと思って来たのでしたが。ビールを飲みながらメニューを拝見です。赤字での“武信名物 醤油かつ丼”がメニューの中で存在感を放っているのです。瞬時に方針転換です。今日はやっぱり“醤油かつ丼”にしよう。

    そして日本人らしく、「醤油かつ丼ロース・松(130g)」(1,870円)を注文します。松竹梅とあれば、真ん中の竹を注文する日本人の悲しさサガです。

    ビールを飲みながら、12-3分待って、醤油かつ丼の登場です。一目見て、そのお膳の美しさです。特にお漬物の美しさと彩りにはは目を見張ります。キャベツの千切りもみみずみずしくて良しです。カツを食べる前から、このお店は当たりだと確信したのでした。

    そして、カツにかぶりつきます。肉厚で非常にジューシーなカツです。一切れでよいトンカツを使っているとわかります。薬味も“大根ネギ海苔鰹節”がマリアージュがすばらしい

    食べ始めるともう止まりません。食べ終わった後には、ただ満足感ののみです。その満足感は半端ありません。ただ、次回の再訪時はランチであれば、一番安い梅でよいかな。竹の130gはビール1本飲めば、かなりヘビーだったので。

    これでお会計は2,530円也です。帰り際に夜は予約可能か聞いたところ、こちらのお店では予約は受け付けてないとのことでした。

    都内で変わりカツ丼で比較すると、四谷の「とんかつ鈴新」で名物の“かけかつ丼”の「かつ丼」三兄弟になるかと思いますが、「とんかつ武信」さんの方が明らかに上だなと思った次第でした。

    ご馳走様でした。

     

  • 都心の連休中の穴場レストランだよ。表参道の「とんかつ まい泉」で2022年のGWも“かつ重”を食す

    都心の連休中の穴場レストランだよ。表参道の「とんかつ まい泉」で2022年のGWも“かつ重”を食す

    2022年GW中の6泊7日での北海道はニセコ・札幌への旅から帰ってきての、GW最終盤の土曜日の夕食なのです。GWの終盤でも東京都心のレストランは混んでいるんだろうなと思いながらです。

    前日に札幌から帰ってきたとあっては、やはり海鮮ものはパスですね。そんな時には我が家ではこのチョイス一択になるのです。

    久しぶりに“とんかつ”も食べたいし、そうなると表参道の「まい泉」に行くしかないのですね。もう40年間通っているということになります。

    そうゆうわけで、財布には忘れずに“大人の休日倶楽部カード”を忍ばせて急行します。このカードを帰りの精算時にチラリと見せるだけで10%割引になるという誠に太っ腹のクレジットカードなのです。

    そしてこのカードは男性は満50歳~64歳、女性は満50歳~59歳までの人は“大人の休日倶楽部ミドルカード ”(2,624円(税込・カード年会費524円+大人の休日倶楽部ミドル年会費2,100円))というものが持てます。

    一番大きな特典は、

    • 新幹線を含むJR東日本線・JR北海道線を片道・往復・連続で201キロ以上ご利用いただくと、JR東日本線・JR北海道線の運賃・料金が5%割引

    ということかな。

    まあ、「まい泉」だけの利用でも、年3回、1万円の食事をするだけで年会費分のもとは取れますね。本当にお得なクレジットカードです。サービスの改悪もないしね。さすがJRは強しです。

    そんなことはさておき「とんかつ まい泉」の方です。

    行列することを覚悟で、土曜日の19時に伺ったのです。入り口近くのカウンター席が変です。ほとんどお客さんがいないではありませんか。拍子抜けするぐらい、スムーズに奥のテーブル席に案内されてたのです。普通の土曜日よりお客さんは少ないです。

    奥のテーブル席では皆さん優雅にとんかつを食されています。自分たとのテーブルは庭園が見える窓側の席です。

    まずは、いつものように喉の消毒です。「まい泉」の親会社はサントリーですので、消毒はプレミアム・モルツでということになります。突き出しの大根おろしで喉を潤します(いや消毒ですね)。

    連れ2人の注文はいつものように“茶美豚ヒレカツ定食”です。自分はひたすら喉の消毒に専念します。ヒレカツ定食が運ばれてきました。連れはトンカツにかぶりついています。

    そして食べながら一言、“今日のキャベツは美味しくない”というのです。自分も食しましたが、春キャベツの旬の時期というのに、白っぽいシャキシャキ感のないキャベツです。今の時期にこんなキャベツを出していてはダメでしょう。

    そんな愚痴を言いながら、自分の注文です。牡蠣の季節が終わった今では、やっぱり、カツ重にいくしかないな。ご飯少なめで。

    そして、カツ重にもキャベツが付くようになったんだね。

    まあ小言も言いましたが、この立地と雰囲気、この価格でこのとんかつ、表参道の「まい泉」は別格ですね。

    ご馳走様でした。

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