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  • 「アーティゾン美術館」のサンサシオン展での山口晃、すごものを観たよ

    「アーティゾン美術館」のサンサシオン展での山口晃、すごものを観たよ

    2023年9月12日(火)

    本日は美術展の話しだよ。

    朝、思い立って京橋というか日本橋にある「アーティゾン美術館」を訪問することにしたのでした。石橋財団というかあの天下のブリジストンさんの創業家の美術館ですね。

    メインの展示会はこれですね。

    • ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン

    タイトルを見ても自分には何のことかまさにチンプンカンプンなのですが。山口晃という人も全く知らないのでね。入場料も1,200円だしまあいいか、というぐらいの軽い気持ちで出かけたのでした。

    お昼の12時からの回をweb予約してね。

    ちなみに山口晃という人はこんな人なんですね。

    1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。13年『ヘンな日本美術史』で第12回小林秀雄賞受賞
    日本の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使って描かれる作風が特徴。絵画、立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。国内外での展示多数。東京メトロ日本橋駅のパブリックアート、東京2020パラリンピック公式アートポスターを制作

    そしてこの展示会を観ての素直な感想。すごいものを見てしまった、自分が今まで知らなかったのが恥ずかしいぐらいです。

    展示された中で一番の大作はこの2点なのかな。

    • 馬からやヲ射る(2019年)
    • 東京圖1・0・4輪之段》2018-2023年

    東京圖1・0・4輪之段》はよくこんな巨大な精密画をかけたね、どうしたら描けるんだろう。相当な根気が必要です。そりゃあ、ニューヨークの美術館が黙っていないだろう。

    圧倒されました。

    ちなみにサンサンシオンとは

    サンサシオンはセザンヌが制作について語るときによく用いた語

    絵描きが目を開いたときにビビッとくる、そんな感情のこと

    ちち山口晃さんは大のセザンヌ好きとのこと。会場に飾られたセザンヌの解釈の話しはおもしろいね。特にセザンヌとキュビズムの関係での山口さんの解釈。

    天才にしかわからない境地だね、残念ながら絵画教室に通っているレベルではわかりません。

    今東京で開かれている絵画展では、ホックニーと並んで絶対に行かないといけない展覧会だと思いました

    そして、美術館所蔵のマティスの「オダリスク」とピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」もありましたよ、やっぱり名画です。パチリです。

    終われば、お腹もすく13時30分です。日本橋にある「京都銀閣寺ますたにラーメン」に直行です。まずはビールで喉の消毒を。たくあんをつまみにビールがグイグイと。

    そして、本日の1杯です。

    山口晃を観てしまった興奮がこれで落ち着いたのでした。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰



  • 日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    2023年8月21日(月)

    本日も酷暑の東京でした。今日も映画館に涼みに出かけようかな。

    その前に閑話休題。先週、劇場での封切りすぐに観に行った綾瀬はるか選手主演の「リボルバー・リリー」ですが、かなり観客動員で苦戦しているという報道がありましたね。やっぱり綾瀬はるかを観る映画としてはいいのですが、ストーリーなどがやっぱりおかしいという批評があるようです。自分と感じた感想をみんな感じるんだね。ちょっと配役もね。

    そして、本日報告する映画も観に行くかどうかかなり迷った映画なのです。その映画とは東宝シネマズで現在上映している、

    • エドワード・ヤンの恋愛時代

    このエドワード・ヤンという監督は台湾の方で相当評価が高いようです。その評価の高さから数年前に自宅でDVDを借りてきて、彼の最高傑作と言われる「牯嶺街少年殺人事件」を観たのです。4時間近い大作です。

    だけどこの映画、どこがいいんだろうという、というのが自分の感想だったのです。おそらく自分はこの監督はダメという評価をしたのです。途中で視聴もやめたしね。

    そんな中でのこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」ですので、ためらうのもわかってもらえると思います。そして、何か題名もダサいしね

    あらすじを含む映画について何も知らないで、ガチ鑑賞してきました。

    結果はこの映画は当たりだったね。面白い筋と映画の構成でしたね。日本の恋愛映画とは一味違うよね。何か思想があるというか、なんたって孔子だものね

    だけど、あのチチ役の人は完全にオードリー・ヘップバーンを意識させている姿かたちだよね。

    急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。

    モーリーが経営する会社の状況は良くなく、彼女と婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。親友チチは、モーリーの会社で働いているが、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。

    彼女たち二人を主軸としつつ、同級生・恋人・姉妹・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作は、急速な成長を遂げている大都市で生きることで、目的を見失っていた登場人物たちが、自らの求めるものを探してもがき、そして見つけ出していく様を描いている。

    そして、この映画を観たあとはランチです。日比谷から日本橋へ移動です。何故に日本橋。

    ここには「京都銀閣寺ますたにラーメン」があるからです。暑い夏でも移動するに値します。まずはビールとお新香。1本飲み終われば、ラーメンを1杯。至福の月曜日でありました。

    だけど、amazonでこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」の中古DVD、すごい価格になっているね。

    タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな