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  • 映画「メガロポリス」、アメリカで大コケしたのも納得、だけどコッポラだからOK

    映画「メガロポリス」、アメリカで大コケしたのも納得、だけどコッポラだからOK

    2025年6月24日(火)

    昨日の月曜日の東京は暑い一日、都議選では自分が1票入れた候補者は落選してたね。

    そして、週初めはこの大作映画を満を持して観に行ったよ。あの生きる伝説コッポラが私財を投入して製作した映画だもんね。アメリカでの興行は大失敗とのことですが、観に行くしかないね。観に行ったのは丸の内ピカデーのDolby Atmos、初めて行ったけど座席もすばらしい、没入できるね。そうそう、観に行ったのはこちらの映画。

    • 「メガロポリス」

    巨匠フランシス・フォード・コッポラが40年をかけて構想したSF叙事詩。アメリカをローマ帝国に見立てた大都市ニューローマを舞台に、理想の新都市メガロポリスを通じて未来への希望を描き出す

    21世紀、アメリカの大都市ニューローマでは、富裕層と貧困層の格差が社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を進めようとする天才建築家カエサル・カティリナは、財政難のなかで利権に固執する新市長フランクリン・キケロと対立する。さらに一族の後継を狙うクローディオ・プルケルの策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に陥る。

    コッポラ監督がH・G・ウェルズ原作の映画「来るべき世界」に着想を得て1980年代より脚本を構想し、2001年には撮影準備を進めていたが9・11同時多発テロの影響で中断。そのまま頓挫の危機に陥ったが、2021年にコッポラ監督が私財1億2000万ドルを投じて製作を再始動させ、2024年についに完成させた。「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが天才建築家カエサル役で主演を務め、彼と対立する市長キケロ役でドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズのジャンカルロ・エスポジート、キケロの娘ジュリア役でドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのナタリー・エマニュエルが共演。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    2024年製作/138分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Megalopolis

    はっきり言って、映画は意味不明の様相です。ローマのシーザーとキケロの時代と現在のニューヨークの合体ですが、もうわけわからんね。だけど、コッポラだから許します。

    また、今の世界の分断を皮肉と風刺のメッセージなんだろうね、特にトランプのアメリカ。コッポラの憂いがメッセージだと思いました。これだと、コケるのは無理ないね。

    ローレンス・フィッシュバーンは存在感あり、字幕はさすがに戸田奈津子さんだね、変なところで感心しました。

    観終われば、日本橋の「ますたに」へ。

    難解な映画を観た後ですがら、クールダウンするためにはまずビールです。

    今日のラーメンも美味し。

    ご馳走さまでした。

    「アラビアのロレンス」を二度観み、ピーター・オトゥールの妖しさはLGBTぽい

     



  • 映画「フェラーリ」は劇場でね、車はマセラティよりはフェラーリを選ぶべし

    映画「フェラーリ」は劇場でね、車はマセラティよりはフェラーリを選ぶべし

    2024年7月6日(土)

    本日はフィンランド滞在記の中休みで映画のお話しを。

    昨日は帰国してすぐに観たかった映画「フェラーリ」(原題: Ferrari)を六本木ヒルズに観に行ったのです。この映画、フィンランド行きのJALの映画でもやっていたのですが、やっぱり機内ではまったく観ても分からなかったので、劇場に向かいます。

    何たって当代随一の名監督のマイケル・マンだもんね。SFは抜きにして、良い映画に仕立てるのはこの監督だよね、昔のシドニー・ポラックのようにね。

    劇場でたくさん流れていたこの映画のトレーラーの“フェラーリ”を巻き舌でしゃべるあれ、いいよね、もろイタリアン

    映画はこんな感じ。

    マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え、イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。ブロック・イェーツの著書「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に、私生活と会社経営で窮地に陥った59歳のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く。

    1957年。エンツォ・フェラーリは難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くし、会社の共同経営社でもある妻ラウラとの関係は冷え切っていた。そんな中、エンツォは愛人リナとその息子ピエロとの二重生活を妻に知られてしまう。さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り、競合他社からの買収の危機に瀕していた。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む

    妻ラウラをペネロペ・クルス、愛人リナをシャイリーン・ウッドリーがそれぞれ演じた。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/130分

    やっぱりいい映画だね。機内で観たのと180度違う感想。レースシーンはありますが、あまり飛んだり跳ねたりしない、エンツォと妻ラウラを巡るファミリードラマです。

    エンツォ役のアダム・ドライバーは彼のキャリアの中で最大の当たり役でしょう。今まであまり好きでない役者(何となくデクノボウ役者)だったのですが、これは雰囲気ありました。

    アル・パチーノがあと30歳若ければ、彼が最適任だとは思いますが

    妻役のペネロペ・クルスのあの何となくやさぐれた演技もよかったですが、やっぱりスペイン人なんだねと思う自分。このあたりの役をやらせたら当代随一のイタリア女はレディー・ガガでしょう

    やっぱりこの映画を観て、マセラティよりフェラーリを選ばないといけないと思いました、買えるかな。終われば、麻布十番の「新福菜館」へ。

    熱った体をビールで冷やします。外国人が誰もいないのもよろし。一蘭より数百倍、こちらの方がうまいのにね。

    中華そば(並)をいただき大満足の一日でした。

    それにしても暑いね。

    バーブラ・ストライサンドとレディー・ガガの共通点は?ブスと超美人に見える時があるんだな、不思議