タグ: キューバ

  • 映画「スカーフェイス」、アル・パチーノにギャング役やらせたら敵なし

    映画「スカーフェイス」、アル・パチーノにギャング役やらせたら敵なし

    2024年11月13日(水)

    本日もまずは映画のお話しから。

    本日は日本橋のTOHOシネマズへ「午前十時の映画祭」のこちらを観るために少々遠征を。

    • 「スカーフェイス」

    自分はもちろんDVDで観たことはあるのですが、劇場の大画面で観るのは初めてです。観ながら思ったのはストーリーは忘れていたね、自分が思っていたのは同じアル・パチーノ主演の「カリートの道」でした。

    話しはこんな感じ。

    1980年、キューバからアメリカ・マイアミへ渡ったトニーはコカインの取り引きに携わる。その働きが認められたトニーはマフィア組織の配下に収まった後、ボスを殺害。無一文の身からマイアミ暗黒街の頂点へと上りつめ、さらにはボスの愛人エルビラも手に入れることに。しかしその栄光は長く続かなかった……。

    ハワード・ホークス監督作品「暗黒街の顔役」の現代版リメイク。主演アル・パチーノの鬼気迫る演技、そしてバイオレンス描写も凄まじいアクション・ドラマ

    1983年製作/169分/アメリカ
    原題または英題:Scarface

    3時間弱の映画ですが、堪能させていただきました

    自分的には監督のブライアン・デ・パルマとは相性が悪くて、この人の映画はあまり良いと思ったことがなかったのですが。そして、この映画、脚本があのオリバー・ストーンなのね、どうりでね。やっぱり裏方まできっちりお金をかけている映画はよいね。

    だけど主演のアル・パチーノに尽きるよね、あの目つきはこの人しかできません。ゴッドファーザーのマイケルより凶暴さを発揮して、はっきり言って狂っている演技です。

    こんなキレキレのアル・パチーノを見ると、最近のデブの彼は映画では絶対に見たくないよね、あの「ハウス・オブ・グッチ」での彼。

    そして、この映画ではあまり良い評判をきかない妻役のミシェル・ファイファーですが、自分は適役だと思ったよ、いわゆる雰囲気美人としてね、あのクールさが良いと思います。

    これがシャローン・ストーンだったら肉感的になるしね。

    まあ評価が分かれる映画だとは思いますが、アル・パチーノの怪演に敬意を払うべきでしょう。今こんな目つきができる俳優、いるのかな

    デ・ニーロにもない、危険な目つきだもんね。

    ちなみに「スカーフェイス」(scarface)」は、文字通りに訳すと「傷顔」を意味し、一般的には、顔に傷跡がある人を指す言葉だそうです。映画を観れば判ります。

    観終われば、アル・パチーノ気分で危険です。日本橋ですので、京都ラーメンの「ますたに」でビールで火照った頭を冷やします。まずはクールダウン。

    飲み終われば、いつもの“ますたにラーメン”を。

    本日もアドレナリンが充満した一日でした。

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    スカーフェイス【Blu-ray】 [ アル・パチーノ ]
    価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/11/13時点)

    楽天で購入

     

     



  • ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    2024年10月21日(月)

    週末はいつものように自宅でDVDを2本鑑賞です。そして観た映画はこちら。

    どちらも旧作です。

    • 「マンボ・キングス/わが心のマリア」
    • 「恋する惑星」

    「マンボ・キングス」の方は確か先日のラジオでロバート・ハリスさんが自分の恋愛映画のベスト2に挙げられていたのでね。まあ、アントニオ・バンデラスに外れなしの自分の格言を信じて

    だけど、主演はお兄ちゃん役のアーマンド・アサンテなのかな。

    ’53年、キューバからNYへやって来たセサールとネスターのカスティーヨ兄弟は当地のクラブ・シーンに喰い込み、徐々に頭角を現す。歌手の兄はタフなセックス・アピールと美声を武器に、アメリカを楽園のように思い、享楽の人生を望むが、トランペッターで作曲担当の弟は違う。かつてキューバで激しく愛しあい、冷たくつき放されたマリアの面影に縛られながら、新生活で出会ったドロレスと堅実な家庭を育むことでそれを断ち切ろうとしていた。いつしか兄弟は何かと反目しあうようになる……。

    まあストーリーは安易でリアルさがないのが残念です。音楽はすばらしいですが。若いアントニオ・バンデラスを見れるだけでもいいか、だけど若い頃から面魂はいいよね。

    一度はキューバに行ってみたいもんだね。

    一方「恋する惑星」はかのウォン・カーウァイ先生の出世作。自分はまだ観ていなかったのでね。

    香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー

    エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。

    刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。

    1994年製作/100分/G/香港
    原題または英題:重慶森林 Chungking Express

    自分的にはあまり響かなかったね、この映画は。スタイリッシュさと音楽だけが目立って、ストーリーというストーリーはないんだね。自分的にはウォン・カーウァイは傑作と凡作の振れ幅が大きい監督だと思います。

    観終われば、1ヶ月ぶりに六本木の「おつな寿司」へ

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の渇きを潤します。本日のつまみは、“まぐろ煮付け“と“ぶりしゃぶ“です。ビールと美味いつまみ、これだけで来た甲斐があります。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たまご(焼き上がったのが来たので、順番を変えてね、熱々を)
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンエビ
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイスもなかで。

    本日もご馳走様でした。美味しかったー

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 2021年で最高の劇場映画は「イン・ザ・ハイツ」で決まりだな。ラテンの熱波が来ています

    2021年で最高の劇場映画は「イン・ザ・ハイツ」で決まりだな。ラテンの熱波が来ています

    本日朝、急に思い立って、コロナ禍で初めて映画館で映画を見ることにした。劇場に行くのは、あの「ボヘミアンラプソディ」以来です。

    その映画は「イン・ザ・ハイツ」(In The Heights)です。結論から先にいうと、2021年で恐らく最高の映画だねということ。何故、この映画が気になったかと言うと、1週間前ぐらい前に、J-Waveを聞いていた時に、Def Techのマイクロが激賞していたのでした。

    これがひらめきとなって、ストーリーも何も知らずに、劇場に鑑賞に行ったのです。人間、ひらめきは大切ですね。

    もちろんすばらしい映画ですので、DVDで見ても名作なのですが、ラテーノの時代の爆発力はぜひ大きな画面で味わっていただきたいです。

    おそらく“ラ・ラ・ランド”級の映画です、それ以上かも。“ラ・ラ・ランド”はライアン・ゴズリングとエマ・ストーンという大スターが主人公ですが、こちらの「イン・ザ・ハイツ」は自分は知らない俳優ばかりです。

    ストリーも、“ラ・ラ・ランド”が人生の分岐点を感じさせる映画ですが、こちらは貧しいながらもハッピーエンドでラテンの熱気爆発です。

    どらがよいとかは別の話ですが。

    とにかく上映時間を忘れさせる没入感とハッピー感がある映画です。

    帰って、チェックすると監督をはじめとするバックはすごいですね。まさに豪華キャストです。

    映画の紹介はこんな感じです。

    トニー賞(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した「イン・ザ・ハイツ」。FOX NEWS、バラエティ紙、タイム誌など全米の名だたるマスコミがこぞって「今年最も観たい映画」に挙げ、早くもアカデミー賞最有力とするレビューもあがっている。アリアナ・グランデは「美しく完璧」、ヒュー・ジャックマンは「圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も驚くほど素晴らしい」と大絶賛。映画批評サイトRotten Tomatoesでは驚異の満足度96%を記録している(6月15日現在)。全米大ヒット中の本作が、ついにこの夏日本でも公開される。

    メガホンを取ったのは、キャストがほぼ全員アジア人にも関わらず全米3週連続1位を記録し異例の大ヒットとなった「クレイジー・リッチ」のジョン・M・チュウ。傑作舞台に、映画ならではのスケールとカラフルな映像美に加え今日の世界の社会情勢も反映した大胆なアレンジも加え、新たな名作映画が誕生した。

    そして、ミュージカル映画です。原曲は誰が作っているかです。リン=マニュエル・ミランダです。映画の中でもカメオ出演されています。

    原作/作詞・作曲/音楽/製作:

    リン=マニュエル・ミランダ ピューリッツァー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞の受賞歴をもつソングライターであり、俳優であり、演出家でもある。ブロードウェイのトニー賞受賞「ハミルトン」と「イン・ザ・ハイツ」のクリエイターであり、オリジナルキャストでもある。

    TV/映画作品に、『モアナと伝説の海』(16)、『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)、『ハミルトン』(20・未)などがある。

    主人公は、アンソニー・ラモス (故郷に変える夢と恋に悩む“ウスナビ”役) 。

    グラミー賞受賞歴をもつアーティストであり、俳優でもある。高評価を受けたトニー賞受賞ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」で、オリジナルキャストとしてジョン・ローレンスとフィリップ・ハミルトンの二役を演じたことで有名とのこと。

    そして、こんな映画ですので、エンドロールも観たのでした。

    そしたら、出演者のところにあのサルサの大物Marc Anthony(マーク・アンソニー)大先生の名前のクレジットを見つけたのでした。どこに出ていたのかな。調べたらわかりました。ウスナビノの従弟の父親役でした。ああ、あのタトゥー男ね。

    とにかくマーク・アンソニーのアルバム「3.0」は必聴ですね。中でも“Flor Palida”は最高だね。

    やっぱりラテンというかサルサがきていますね。

    2021年の夏、劇場で観るべし。