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  • [シチリア・ミラノ旅行記9]カターニャのレストラン紹介、本日は「Trattoria la Pentolaccia」、デザートは名物“カンノーリ”で決まり!

    [シチリア・ミラノ旅行記9]カターニャのレストラン紹介、本日は「Trattoria la Pentolaccia」、デザートは名物“カンノーリ”で決まり!

    シチリアのカターニャには3泊したので、夕食にレストランで食べれる機会は3度です。本日はその3回の機会に訪問したレストランをご紹介したいと思います。

    まずは一言。シチリアは何を食べてもうまいね、大きなはずれはまずないと思います。ラジオのパーソナリティのロバート・ハリスさんがシチリアを旅行した際にレストランでボロネーゼパスタを注文したところ、“ボローニャに行って食べろ”、と言われた逸話を思い出しました。

    どこのお店もカルボナーラやステーキはありましたが、ほとんどが魚介系のパスタや一皿ですね。行って知ったのですがカターニャは馬肉が有名なのですね。どこのお店にも普通に馬肉ステーキはメニューにありました。自分たちは注文しませんでしたが。

    今回訪問したお店はカターニャの旧市街にあります。そして、カターニャではレストランは夜営業は19~20時にオープンしますが、19時ごろに食事をしているのは観光客ぽい人たちだけです。地元の人はかなり遅い食事をするようです。

    まず、1日目は通りすがりに見つけたお店です。窓越しにみる店内の雰囲気がよさそうだったので。だけど、食事をするのは裏側の庭園にある屋外です。20時ぐらいには観光客で一杯になりました。お店の名前は、

    • 「Trattoria la Pentolaccia」
    • Via Coppola 28 Pressi Teatro Vincenzo Bellini, Angolo Via Antonino Sangiuliano., カターニャ

    まずは何と言ってもビールです。本日の全くの移動日でしたが、自分ご苦労さまです。そして、ビールがなくなる前にデカンタで赤ワインを確保します。お客さんが増えてきたので、注文してもすぐに持ってきてくれないという危険性が満ちてきたので。

    そして、本日注文したのが、

    • リゾット・ペスカトーレ(魚介のリゾット)
    • ムール貝のトマトベース煮込み
    • 魚介の盛り合わせ

    これを3名でシェアします。シチリアのレストランはシェアするので小皿を持ってきてと言っても、全くイヤな顔をしません。気持ち良いサービスです。

    そして、カターニャでは前菜の「魚介の盛り合わせ」を注文すると、どこもかこパターンでした。大きめの海老のグリル、タコを茹でたもの、白身魚のソテーの組み合せです。

    自分としてはもう少し生の魚介の盛り合わせを期待していたのですが、まあ鮮度の問題などもあり、地元ではこれが盛り合わせなんだろうな、と納得です。

    どのお皿もワインを飲みながら、最高です。この季節でも野外の食事でも丁度よい気候というところでしょうか。

    ワインを飲んでいる自分を無視で、女性陣はデザートを物色しています。こんな感じで好きなものを選べというスタイルです。

    そして、女性陣がお揃いで注文したのが、“カンノーリ”というシチリア名物のデザートです。

    映画「ゴットファーザー」にも毎回登場するお菓子だそうです。何でも、カンノーリはイタリアのシチリア島で発祥したお菓子です。正方形のパスタに近い生地を金属の筒に巻きつけて油で揚げて、その中にリコッタチーズがベースになったクリームを詰めてありますとのこと。

    こんな感じでシチリア上陸の初日の夕食タイムは過ぎていったのです。ちなみにお会計は60ユーロ(9,000円)でしようか。まあ3名でこの値段なら東京と変わらないね。

    ボナペティート!

    カターニャのレストラン紹介は明日も続くよ、あと2件ご紹介します。

    [シチリア・ミラノ旅行記10]カターニャのレストランで“うに”と名物“いわし”のパスタを食す、おすすめレストラン2店だよ




     



  • ミラノからどこへ行くか!そうだ、シチリアに行こう、easyjetとRyanAirでカターニャまでひとっ飛び、航空券を確保

    ミラノからどこへ行くか!そうだ、シチリアに行こう、easyjetとRyanAirでカターニャまでひとっ飛び、航空券を確保

    昨日のブログでは急遽11月中旬に決まった特典航空券利用での東京-ミラノ往復のチケットを抑えたところまで記したのでした。ミラノはショッピングとグルメ目的なので、3日間もあれば十分なのです。

    さてそこからどこに行くかです。inとoutのミラノ縛りだけです。電車で行くか、LCCを利用するかです。だけど、ミラノから上の方は季節も季節なので寒い方には向かいたくないな、そんな心境です。

    電車でフィレンツェあたりのトスカーナに行く旅程が一番安易だと思うのですが。ヴェネツィアはこの季節ではキラキラしていないんだろうな。

    コロナ前まではヨーロッパに行ってよく使っていたLCC大手はeasyjetとRyanAirです。自分的に好きなのは辺鄙な空港を使わないeasyjetの方なのですが。

    早速調べてみると、パリでもロンドンでもマルタでも30-40ユーロ/人というチケットがゴロゴロ出てきます。だけど、ロンドンやパリに行ってもミラノで買い物は十分なので、行く必要はないかな。

    そんな時に頭に浮かんだのが、シチリアなのですね。自分ひとりでもシチリアを2-3週間かけて回りたいなと思っていたのです。

    シチリアには以前一度訪れているのです。それは2010年夏にアルジェリアのチュニスを訪れた際、フェリーでシチリアに渡ったのでした。下船した港はトラーパニ。深夜12時着。埠頭を30分ほど歩いて最寄りのバルに駆け込み、タクシーを呼んでもらい、パレルモのヒルトンへ。高速をぶっ飛ばして2時間半と4万円支払ってホテルに朝の4時に到着したという苦い思い出が。確かパレルモにも2泊したのかな。今となっては非常に良い思い出です。

    昔話に花が咲き、失礼しました。

    12年ぶりにシチリアはどうかな。パレルモ側ではなく、反対のカターニャ便を調べます。カターニャの近くにはあのタオルミーナがあるのですね。グラン・ブルーの舞台です。一度行ってみたかった憧れの地です。その近くにはゴットファーザーを撮影した村があるのです。あのマイケルがシチリア逃亡中に立ち寄った坂道の角のカフェに一度行きたいんだな。

    というわけで、ミラノ-カターニャを調べます。easyjetは復路(日曜日)の便がかなり高額になっています。というわけで往路はeasyjet、(復路)はRyanAirでベルガモ着という便を3名分・合計約30,000円で確保したのです。

    そして、カターニャにはFour Point Sheratonがあるのですね。初めて知りました。ここで3泊の予約もOKです。

    というわけで、シチリアではカターニャからほど近い憧れのタオルミーナにいよいよ行けそうだな。楽しみです。

    このブログをアップすれば、メキシコに行くために成田空港に向かいます。

    アディオス!

  • 映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな

    この2022年4月の1ケ月は至極の月だったのです。何が至極かと言えば、この4月からスタートした新シーズンの「午前10時の映画祭12」で映画館での「ゴットファーザー3部作」の一挙上映があったのです。昨日の金曜日に最後のパート3を見終わったのでした。

    やっぱり映画界の至宝ですね、ゴットファーザーは。見応え十分です。3部作のいずれも、あの冒頭のマリオネットのタイトル画面とニーノ・ロータの音楽が流れれば、すぐに映画に没入できる冒頭はすばらしい。

    ちなみに、自分が観た映画でベスト3を挙げろと言われれば、この3つかな。

    • ニュー・シネマ・パラダイス
    • ディア・ハンター
    • 地獄の黙示録

    まあ、そんなことはさておいて今回の3部作を感じたことを。

    3部作の中で一番のお気に入りが最初のパート1なのです。そして、歴代映画の中でのラストシーンで一番好きなのがゴットファーザー1の最後のシーンでマイケルがゴットファーザーとなり、その目の演技で俺がゴットファーザーだぞと示すと同時に、部屋のドア閉じられるシーンなのです。自分はそう今まで思いこんでいたのです。今回見たときは、ドアは締められずに、最後のカットで妻のケイ(ダイアン・キートン)がクローズアップになり、その不安そうな表情を映し出して終わりとなったのです。

    あれ一番好きなシーンが変わったのかな、それとも自分の思い込みだつたのかな。

    パート1はやっぱり原作者のマリオ・プーゾとコッポラの才能の賜でしょう。もちろん、マーロン・ブランドとアル・パチーノの存在もありますが。だけど、フレド役のジョン・カザール(当時、メリル・ストリープと婚約寸前?)はすごい役者だね。ゴットファーザーとディア・ハンターの両方に出て主役級の役回りだもの。まあ、トム・ヘイゲン役のロバート・デュバルの味のある演技も特筆ものですね。

    そして、最後のニューヨークのボス殺戮シーンはバッハが流れていたが、やっぱりイタリア映画ならイタリア・オペラのアリアを流してほしいなと、初めて思った次第です。

    一方はパート2の方はこれは明らかに、脚本が素晴らしいのだと思った。マイケルとドンコルレオーネの若かりし頃を交互に描く演出のすばらしさ。キューバ革命と大統領暗殺のほのめかしまで、話しは大きくなりますが。最後のフレドを殺したのは、一旦は赦す場面も見せながらも、マイケルが言った「母が生きている限りは生かす」をそのままだったんですね。

    そして、最後シーンのマイケルが頭を抱える前のワンシーン、兄弟の団らんのシーン挿入はすばらしい演出、その日がパールハーバーという逸話をコソッと入れたりして

    そして、昨日のパート3です。だけど、アンディ・ガルシアはいい男ですね。少し危険な香りがあって。マイケルの娘役のソフィア・コッポラはレディーガガによく似ているね。イタリア女感たっぷりです。最後のシーンのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」はイタリア映画の締めとしては納得です。その前のマイケルのシチリア凱旋の時に流れた「行け、我が想いよ、金色の翼に乗って」のシーンも泣けて来るね

    まあ、3部作通して祝宴とそれに対比する殺戮の使い分けとの対比がうますぎです。映画史の中で祝宴シーンで印象に残るのは、ヴィスコンティの山猫、ディア・ハンターとゴットファーザーでしょう。

    アル・パチーノにとっては「ゴットファーザー」のマイケル役が一世一代の当たり役、デニーロはディア・ハンターだと個人的には思います。

    そして、いつも思うのがゴットファーザーを観て映画館を出ると何で目つきがマイケル・コルネオーレになるんだろうな、これが人生か

    本当に楽しい1ケ月でした。また3部作を映画館でやってくれるは10年後ぐらいかな。だけど、秋にはディア・ハンターやるってさ。