タグ: サム・シェパード

  • 「天国の日々」は静謐な映画、軟派のギア様と硬派なシェパード様の対比

    「天国の日々」は静謐な映画、軟派のギア様と硬派なシェパード様の対比

    2025年4月8日(月)

    本日から山口県の萩に1泊2日で帰省するのですが、まずは昨日のことから。

    いつものように映画のお話しから。昨日はこんな古い映画を観に行ったよ、何たって主演はあのリチャード・ギア様だものね。有楽町のテアトルシネマでね。

    • 「天国の日々」

    本作の後「シン・レッド・ライン」(1998)まで20年にわたり沈黙する巨匠テレンス・マリックの監督第2作。1979年・第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞で撮影賞を受賞した

    1910年代、青年ビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーはテキサスの農場に流れ着き、そこで働き始める。やがてビリーの妹と偽っていたアビーにひかれる農場主のチャックが病気で余命幾ばくもないことが発覚。ビリーはアビーをチャックと結婚させ、そのお陰で厚遇を受けることに。しかしチャックは妻とビリーの関係を疑い……。

    20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを静謐な演出でつづる。名手ネストール・アルメンドロスの映像美は圧巻。日本では1983年に劇場初公開された。2011年8月に特集上映「ZIGGY FILMS ’70s ’70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。2025年4月には、マリック監督監修による4Kレストア版でリバイバル公開。

    1978年製作/94分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Days of Heaven

    実に静謐な映画なんだね、大きな出来事が起こるわけではないのですが、見応え十分です、自然描写の美しさは特筆ものです。あの若きブラピが出演していた「リバー・ランズ・スルー・イット」にテイストは似ているね。そして、あの“サム・シェパード”様も出ているではありませんか、それもお若く。実に渋い男だね、ギア様の軟派ぶりが痛い

    自分はこの映画は一度も観ていませんでした。本当に真面目な映画とはこのことかな。

    観終わればここは有楽町、本日は渋谷にUターンしてランチです。いつもの道玄坂の「喜楽」さんへ。12時でしたが、行列はなし。本日はカウンターの一番奥。

    いつもの“チャーシュー麺”です。お代が50円値上げで1,050円になっていました。ご馳走様でした、今日も渾身の一杯。

    帰りはQBカットで身だしなみの整理を。それで渋谷に戻ったんだよ。表参道店は待たないでカットしてもらえる唯一のQBカット店だと思うんだね

    ジョージ・クルーニー監督の「グッドナイト&グッドラック」は日本人は難しいね

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    ハッピー・ザ・ベスト!::天国の日々 [ リチャード・ギア ]
    価格:1,100円(税込、送料無料) (2025/4/8時点)

    楽天で購入

     

     



  • 目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    昨日から映画繋がりです。実は昨日も映画鑑賞に目黒駅近くにある目黒シネマという実に渋い映画館に行ったのです。お目当てはこの2本立てです。実に貴重だなと思ってものでね。

    • バクダット・カフェ
    • パリ、テキサス

    どちらもDVDで30年以上前に観たことはあるのですが。その時には心に刺さらなかったのですが。まあ、その時の日本はイケイケの時代だったし、自分もノリノリの時代だったので、おそらく刺さらなかったんだな。

    しかし、今、年齢と時代がマッチしたと思うんだな

    自分はこの映画館に何回か足を運んでいますが、これだけ観客が入っているのは初めて観たな。8割以上は埋まっています、ほぼ9割かな。特に若い人、若い男性も多かったね、映像志向の人かな。

    特に2本目の「パリ、テキサス」の方が多かった。

    まず、9時45分から1本目の「バクダット・カフェ」です。ジェヴェッタ・スティールが歌う「コーリング・ユー」があまりにも有名な映画ですね。

    観ての感想。こんな映画だったんだ。ちゃんと観たのはもしかして初めてかもという印象。 こんなおデフな女性の人が主人公だったんだ。(失礼)

    2/3までの会話が饒舌でない方が好きだな。だけど風景の変わるショットがいいよね。まあこんな空間が広がる映像の映画もないね。強いて言うとすると舞台をヨーロッパに移せばフェリーニ的な映像なのかな。あのピアノを弾く子の音、グールドのような音だったね、やっぱり意識していると思います。あの画家もボテロのような絵でいいね。

    まあ、とにかくアラビアロレンスとは違う、一つの映像美の映画だと思いました。

    2本目は「パリ、テキサス」です。

    言わずとしれた、あのヴィム・ヴェンダース監督の有名な映画ですね。これももうあらすじは全く記憶にありません。

    今回、この映画のオープニングを観ていて、初めて気づいたことが2つほど。

    これ、1984年第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したのね。初めて知りました。(汗)それと、原作・脚色があのサム・シェパードなのね。これ本当に驚きました

    だから最後のあの場面の2人だけの会話がかなり長い理由がわかりました。やっぱり詩人でもあるのでね。面目躍如というところかな。ライ・クーダーのギターが映像にマッチして痺れるね。話しとしてはそんな大したことはないのですが、あの映像美とオープニングのつかみがうまいよね、それと印象的な映画のタイトルもね。

    だけど、これがパルム・ドールなのねと思った次第です。何を意味するかはご想像におまかせします。

    今回は本当に貴重な2本立てでした。もうお腹いっぱいというところです。

    映画の後は雨が降り出したので、近くの「天下一品」でラーメンを、こってりとあっさりの中間の屋台の味スープでね。目黒に行ったら、やっぱり「かづ屋」で支那そばを食したかったよ

    目黒シネマで松田優作の「蘇る金狼」と「野獣死すべし」を観た、小林麻美より風吹ジュンだね