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  • 2023夏休み読書、「シャドー81」は傑作冒険小説 、“これを読まずに死ねるか”

    2023夏休み読書、「シャドー81」は傑作冒険小説 、“これを読まずに死ねるか”

    2023年8月31日(木)

    本日は1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    絵画の勉強をするために銀座にお出かけです。13時から2時間の教室です。今はこんな絵を書いています。今回の絵はピグマペンを使い始め計3回でこんな絵を仕上げました。

    ピグマペンの水彩画では永沢まことさんが有名かと思いますが、永沢さんの本を読んでも、鉛筆とピグマペンの使い分けがわからないままでした

    今回、教室で習ったのは風景画のような建物というかカチッとした対象物の時にはピグマペン、それ以外の時は鉛筆の方がよいのではという、先生からコメントがありました。

    永沢さんは人物画などでもピグマペンを使用していますが…。

    まあ、人それぞれの個性なのかな。今回の自分たちの教室では、最初にラフに鉛筆で下書きをし、その上から0.5と0.8ミリのピグマペンで上書きをし、水彩の着彩をする方法でした。

    ピグマペンで上書きをして、不要になった鉛筆の線は消しゴムで消したのですが。

    終わった後もいつものルーティーンです。絵画教室から徒歩7-8分のところにある銀座の老舗のラーメンの「共楽」さんに行って、“ワンタンメン”(1,000円)を食します。

    先週も今週も中国人のお姉さんはいませんでした。まだ故郷の海南島から帰っていないのかな。まずはビールで喉の消毒を。飲み終わったところで、声をかけてワンタンメンを食します。これで毎週木曜日のルーティーンの終わりです。

    そして、本日は8月は最終日の31日です。この夏の読書を振り返りたいと思います。古典の冒険小説を再読したよ。

    • シャドー81(ルシアン ネイハム著)
    • 深夜プラス1(ギャビン・ライアル著)
    • もっとも危険なゲーム(ギャビン・ライアル著)
    • 約束の地(スペンサー・シリーズ)  (ロバート B.パーカー著)

    やっぱり娯楽性というか卓越した奇抜性では「シャドー81」が群を抜いて面白いかな。多少無理筋の感のあるプロットですが、奇抜性では今でも貴重だと思います。ハードボイルド的ではないけどね。

    「深夜プラス1」はあの“これを読まずに死ねるか”の故内藤陳氏のイチオシだよね。ライアルのこの2冊はどちらも硬質な感じ(ニヒルとも言う)が好きな人にはたまらないんだろうね。

    そして、20年前であれば一番好きな探偵物はスペンサー・シリーズだったのです。そのためスペンサーシリーズは全作読んだもの。今回20年ぶりになつかしくて代表作の「約束の地」を読んだのでした。スペンサーはもちろん銃も使うけれど、その少しマッチョ腕っぷしの強さとあのおしゃべり(特にスーザンやホークとね)に特徴が。

    今の自分には少しナンパに感じたのは自分の歳のせいかな

    今、スペンサーシリーズを映画化すれば、誰が一番スペンサー役かな。ジェイソンステイサムに髪をつけさせ、もう少し若替えさせたらいいかな、またはライアン・ゴズリングかな。(だけどバービーに出たから、そのイメージじゃあないんだよね)

    だけど、結論は「シャドー81」は傑作、“これを読まずに死ねるか”

    ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読了、現代世界文学の最高傑作というが自分には理解できず



  • 目黒シネマで松田優作の「蘇る金狼」と「野獣死すべし」を観た、小林麻美より風吹ジュンだね

    目黒シネマで松田優作の「蘇る金狼」と「野獣死すべし」を観た、小林麻美より風吹ジュンだね

    一昨日は東京は桜満開というのに、雨模様です。こんな日は映画に限るね。

    今回の映画館は本当にシブいよ。目黒駅前にある単館の映画館の「目黒シネマ」に観に行ったのです。何と2本立て上映です。シニア料金は1,000円という安さです。

    何を観に行ったかというとあの大藪春彦原作で松田優作主演のあの2本です。

    • 野獣死すべし(1980年作)
    • 蘇える金狼(1979年作)

    自分の記憶ではこの2本ともに観たことがなかったので、雨模様をこれ幸いとばかりに利用したのでした。11時から始まって、中入り15分を挟んで終了が15時30分というものです。

    この映画はフィルム上映ではなくブルーレイ上映だったのです。どちらもあの角川映画で製作は角川春樹さんの名前をスクリーンで見た時は歴史を感じましたね

    話しとしては、「蘇る金狼」の方がおもしろい。「野獣死すべし」は最後の方であんな滑稽無糖な展開になるんだろうなという印象

    だけど、主演の松田優作はこの人しかできない演技をしていたね。独特な雰囲気があるよ、やっぱり。そして、「蘇る金狼」の女優は風吹ジュン、まあ演技はダメですがヌードありの体当たり演技で許せます。だけど、「野獣死すべし」の小林麻美(今の人は知らないだろうな)は役の存在自体も変だし、演技もダメで全く見どころなかったね。いつものあの少しアンニュイな雰囲気を撒き散らすだけです。繰り返しますが、役も無理やり設定したという感じです。

    両作共に監督は村川透さんという方です。自分はこの監督知りません。大藪春彦の原作の良し悪しは読んだことがないのでわからないですが、やっぱり監督の力量がないと思うんだな

    40年前の映画ですが、演出も古いというかわけわかんないよというシーンも多いね。「ゴットファーザー」は1972年公開だよ。偉大な映画と較べても仕方ないですが、もう少しなんとかならないのかな。

    「野獣死すべし」の銀行強盗、あの時代でもあのやり方はないよね、あれでは興ざめするよ。だけど、成田三樹夫はさすがの悪人面でいい味だすね。佐藤慶もだよ。

    まあ、いろんな批判はしましたが、この2本立てを1,000円で観れたのはお得感あったよ。映画館を出れば15時30分です。お昼もまだ食べていません。せっかく目黒まで遠征してきたのですから、ここは中華麺の老舗名店「支那ソバ かづ屋」に行ってビールとワンタン麺と思っていたのですが、外は大雨。傘も持たずに来たので、このお楽しみができなかったのは残念無念。

    だけど、松田優作て、今の俳優で言えば松山ケンイチが似ているのかな。こんなつぶやきをすると、どちらのファンからも怒られるのかな。

    目黒シネマで“宇宙最強の男、ドニー・イェン”の映画を観たあとは、「かづ屋」へ直行するしかないだろう、美味いね“支那そば”