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  • やっと行けた「織田コレクション ハンス・ウェグナー展」、あのザ・チェア欲しいね

    やっと行けた「織田コレクション ハンス・ウェグナー展」、あのザ・チェア欲しいね

    2025年12月24日(水)

    本日は早いものでクリスマス・イブですね。本日はバンコクの旅ブログは1回パス。

    昨日はこの展覧会と映画を観てきたよ、場所は渋谷

    まずは2回訪問したのだけれど、いずれも休館などで入れなかったこの展示会へ。

    • 「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」
    • ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)

    デンマークデザインの傑作、一堂に紹介

    ハンス・ウェグナー(1914-2007)は、ミッドセンチュリー期のデンマークデザインの範疇にとどまらず20世紀の家具デザイン史における代表的な存在として語られています。

    代表作である《ザ・チェア》(1949)や《Yチェア》(1950)は高い人気を誇り、多くの人が目にしたことがあるでしょう。

    家具職人として類まれなる才能と素材に対する深い洞察を併せ持つウェグナーは、生涯で実に500脚以上の椅子を世に送り出しました。

    本展は、世界的な椅子研究家であり北欧を中心とした近代家具のコレクターでもある織田憲嗣氏のコレクションを有する北海道東川町の協力を得て、椅子約160点、その他家具などを一堂に集めた、国内でかつてない規模のウェグナー大回顧展となります。

    デザイン界の巨匠と目され、今日まで愛され続けるウェグナーの魅力とは何か。世界で活躍する建築家・田根 剛氏(ATTA)による会場構成のもと、豊富な作品群と関連資料を通してその功績とデザイン哲学を振り返ります。

    非常に興味深い展覧会だね。自分が知っていたのはYチェアだけかな、だけど、どこかで見たことのある椅子、普遍的なシンプルデザインの極地ですね。

    数ある椅子の中で一番印象に残っているのが、「ザ・チェア」かな。本物は100万円以上しますね

    出口付近の椅子を並べた展示は圧巻でした。

    そして、その後に渋谷のテアトルシネマへ、観たのはこちらの映画。

    • 「エディントンへようこそ」

    「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が「ボーはおそれている」に続いてホアキン・フェニックスを主演に迎え、コロナ禍でロックダウンされた小さな町の選挙戦が全米を巻き込む大事件へと発展していく様子を描いたスリラー映画

    保安官ジョーをホアキン・フェニックス、市長テッドをペドロ・パスカル、ジョーの妻ルイーズをエマ・ストーン、カルト集団の教祖ヴァーノンをオースティン・バトラーがそれぞれ演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    2025年製作/148分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Eddington

    何かわけのわからない展開だったね。オカルトとかカルトとかの滑稽さを嘲笑うような意図なのかな。だけど当代随一の女優エマストーンの役柄おもしろいね。

    まあ佳作と言ったところでしょうか。

    そして本日のお昼は道玄坂の「喜楽」さんへ

    本日はビールとチャーシュー麺。厨房内で言い合いが始まったのは余興でね



  • 渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見

    渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見

    本日は格調高く、芸術の話しだよ。何の話しかと言うと、ソウル・ライター(Saul Leiter)の写真展のことなのです。既に故人ですが、非常に著名な写真家ですね。このソウル・ライターさんの大規模な展覧会が今、東京の渋谷ヒカリエで行われているのです。

    • 「ソール・ライターの原点 – ニューヨークの色-」
    • 会場: ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)  東京都渋谷区渋谷2-21-1
    • 開催期間: 2023/7/8(土)~8/23(水)
    • 入場料: 一般 1,800円

    ちなみにソウル・ライターさんはこんな人です。

    1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。

    父親はユダヤ教の聖職者。1946年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。1958年、『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事を始める。その後、80年代にかけて多くの雑誌でファッション写真を撮影

    1981年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖。1993年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受けたことにより、カラー写真のプリントが初めて可能となる。

    2006年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。2012年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」製作。

    2013年11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。2014年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団創設。

    まずは行っての感想です。「すばらしかったよ、巨匠」

    もちろん写真が有名な方ですが、自分は彼の書いた絵画(水彩画)の方に非常に感銘を受けました。自分から見たら“天才”だよと。自分が今、絵画の勉強をしており(今は水彩画をね)、その影響もあるかもわかりませんが、対象をデフォルメする描き方、色の使い方、大変参考になったね。完全に抽象画にするのではなくてね。

    彼自身もこんなことを言っているようです。

    絵を描いてなければ、もっと良い写真家になれたかもしれない。写真を撮って時間を無駄にしなければ、もっと良い画家になれたかもしれない、結局、どちらもやってしまった

    解説者は、“その名を世に知らしめる契機となったのは写真でしたが、ソール・ライターは常に画家だったと言えます。傑出したカラー写真群も、画家ライターの眼が生み出したものでした。”と追記していますね。

    写真はモデルさんを写したハーパーズ・バザー誌の写真には全く興味はなかったですが、ニューヨークの街やその人々を撮った写真での、構図のとり方はすごいね。特に、水滴がたれるウィンドウ越しのショットはこの人の専売特許だね。

    すばらしいよ、ソウル・ライター。何回も言うようだけど、絵画に集中すればスゴイことになったよね、自分の絵画人生にとっては今年一番の収穫でした。

    最後は巨匠の言葉で。

    人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ

    Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボテロ展」、絵の大きさに圧倒されたのなんの。あなた現存するピカソだよ。勉強になった