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  • 映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」、あの発言は本心ではないよね

    映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」、あの発言は本心ではないよね

    2024年9月25日(水)

    3連休明けの昨日は、半袖では寒いぐらいの気候です、急な変わりようにビックリするね。

    3連休明けもまずは劇場で映画を。今日観たのはこちら。

    • 「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」

    自分はジョン・ガリアーノというデザイナーについては全く知りませんでした。

    こんな映画です。

    彼の心の中で 何が起こっていたのか

    2011年、ショッキングなニュースが瞬く間に全世界へと流れた。クリスチャン・ディオールのデザイナーとして活躍していたジョン・ガリアーノが逮捕されたのだ。ジョン・ガリアーノは1995年ジバンシィ、1996年クリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜擢され、ファッション界の至宝と称えられた”ファッション界の革命児”。しかし、絶頂期だった2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り”すべて”を失くした

    ガリアーノの世紀の転落を描くために、カメラはまずその眩しいほどのサクセスストーリーを追いかける。1984年、ロンドンのセントマーチンズ美術学校での革新的な卒業制作のショーが大評判となり、ガリアーノは一夜でロンドンファッション界の寵児となった。その後、LVMHの会長兼CEOにして”上流階級”の君主ベルナール・アルノーと契約を結び、夢への階段をのぼっていく

    事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語る、ドキュメンタリー映画が完成した。『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド監督が、ジョン・ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込む。そして、本作最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」に斬りこんでいく。年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速、「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは……。

    監督・プロデューサー:ケヴィン・マクドナルド (『モーリタニアン 黒塗りの記録』)

    はっきり言って、天才と思ったよ。天才と狂気は紙一重。自意識が過剰すぎだと思ったが、途中からは自分がファッションアイコンになっていったんだね

    人物像を見ていて、相当変わっている人物だけど、ヘイトとかの意識はなかったんじゃないの。自分の感想としては、仕事とプレッシャー、薬の依存症との絡みでした軽はずみな発言としか思わなかったが、あくまで自分としてはね。

    まあ、立場と影響力を考えれば、どんな状況でもしてはならない発言だとは思うのですが、特に欧米ね。

    映画としてはモデルの素顔も見れて興味深い映画でした、面白かった。だけど相変わらず、シャーリーズ・セロンはいいね

    終われば、ランチ、ここは有楽町。ならば日本橋のこちらしかないね。

    京都ラーメンの「ますたに」へ。ビールとラーメンをいただき、ご機嫌な一日に。

    松濤美術館「111年目の中原淳一」に感動、自分の人物画の水彩画の師匠だよ、繊細なタッチとセンス

     



  • これを観ずに死ねるか「情熱のシーラ」は原作良し、ロケ場所良し、時代背景良し、主人公の設定良し、近年見たドラマでは最高

    これを観ずに死ねるか「情熱のシーラ」は原作良し、ロケ場所良し、時代背景良し、主人公の設定良し、近年見たドラマでは最高

    この確定申告の作業が忙しい時期に完全にはまってしまいました。「情熱のシーラ」全17話。

    きっかけは、数カ月前の日曜日の日経新聞のエンタメ記事で紹介されていたからです。大変薦められていました。

    日本では、2015年6月から『情熱のシーラ』としてNHK総合テレビジョンで放送されたと言う。スペインでは全11話で放送されたが、日本ではアメリカhuluなどで配信されている全17話に編集されたバージョンが放送されている

    ドラマでは実在の人物と架空の人物で描かれています。ちなみに主人公シーラは架空の人物かと。まず、このドラマは原作の魅力に力があるので成功していると思う。基本は第2次世界大戦頃のナチスとスペインの時代背景で物語が進んでいきます。

    ロケ地は、モロッコ、マドリード、リスボンが中心。特にモロッコのタンジールとティトアンの風景が最高です。自分はモロッコはマラケシュしか行ったことがないが、タンジールにも行きたくなるようなドラマです。ティトアンは初めて聞く土地の名前ですが、ドラマから察するにタンジールから近そうですね。リスボンも行ったことがあるが、本当に裏通りの寂しいの風景は良いです。スパイが暗躍してもよい町ですが、逆に寂しすぎる所が難かな。

    モロッコは、1日に何回かアザーンが町中に流されますが、これを聞くと旅情が高まります。異国情緒たっぷり。

    もちろん、主人公シーラ役のアドリアーナ・ウガルテの力もドラマには寄与していると思います。モロッコからマドリードに戻ってからのファッションは特筆ものですね。

    お針子から仕立て屋へ、それでスパイで思い出すのが、ジョン・ル・カレの小説に「パナマの仕立て屋」があるが、確かに、諜報活動には向いていますね。いろんな内輪の雑談がされますよね。

    そうゆう意味では、原作の主人公の女性のオートクチュールの仕立て屋という設定と、諜報活動をからめたところで、小説が成功しています

    しかし、スペインという国、ピカソのゲルニカに代表される内戦とフランコの独裁と数奇な近代史を抱えている国です。

    「情熱のシーラ」、次がたまらなく見たくなるドラマ、久しぶりに見ました。近年見たテレビドラマでは一押しです。観ずに死ねるかレベルのドラマです。

    女性陣にもファッションで大変参考になるドラマです。

    確定申告で忙しい時期ですが、見てお得なドラマでした。アディオス!

    お前も悪よのう、「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」は是非見るべしのドラマ、チェザーレがこんな人物だったとは