タグ: フェイ・ダナウェイ

  • 映画「チャイナタウン」、ニコルソンの中年の色気とセンスが満載だよ

    映画「チャイナタウン」、ニコルソンの中年の色気とセンスが満載だよ

    2024年12月7日(土)

    本日もまずは映画のお話しから。

    2週間毎にラインナップが更新される「午前十時の映画祭」です。日本橋のTOHOシネマズへ直行です。今回からはこちらの映画。

    • 「チャイナタウン」

    キャッチコピーは、“1930年代ロサンゼルスの悪徳を描くフィルム・ノワールの逸品”

    • 監督 ロマン・ポランスキー
    • 出演者 ジャック・ニコルソン フェイ・ダナウェイ ジョン・ヒューストン
    • 受賞歴 アカデミー賞脚本賞、ゴールデン・グローブ作品賞・男優賞・監督賞・脚本賞

    ニコルソンとフェイ・ダナウェイの揃い踏みです。こんな映画です。

    1940年代から50年代にかけて量産されたフィルム・ノワール=「暗黒映画」を70年代に甦らせた逸品。ジャック・ニコルソンのために書かれたロバート・タウンのオリジナル脚本を名匠ポランスキーが監督。フィルム・ノワールの代表作『マルタの鷹』(41)を監督したジョン・ヒューストンが助演している。アカデミー賞ではタウンが脚本賞を受賞した

    第二次大戦前の南カリフォルニア。私立探偵ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人と名乗る女性から市の水道局に勤める夫の浮気調査を依頼される。だがその夫は貯水池で溺死体として発見される。後日、ギテスは再び夫人の訪問を受けるが、その女性こそが真のモーレイ夫人、イヴリン(フェイ・ダナウェイ)だった。あらためてイヴリンに雇われたギテスは、事件の背後にロサンゼルスの水道利権を巡る陰謀を嗅ぎつける

    これは数回観たことあるね、観てから判りましたが、筋は覚えていなかったよ。

    ニコルソンの顔つきの若々しいこと、頭髪は薄いけれどね。題名の「チャイナタウン」、ヒントは映画のところどころにも出てくるけど、最後でわかるよね

    ニコルソンの探偵はフィリップ・マーロウかダシール・ハメットの世界観だよね、あの服装はいかすよ。実にスタイリッシュな洗練されている映画でした。

    実はポランスキーの映画はほとんど観ていなくて、これ彼の代表作なのかもね。だけどこの手の役はフェイ・ダナウェイの十八番だね、訳ありでミステリーな感じの女

    楽しい2時間でした。

    観終えれば、ここは日本橋室町、ランチで行くところはここしかないね。京都ラーメンの「ますたに」さんへ、今週2回目だね。

    いつものように、まずは瓶ビールとお新香です。ニコルソンの毒気に当てられて、クールダウンです。良い映画だったね、ノワール感満載でね。

    飲み終われば、ここでも”麺お願いします”コールです

    やっぱり美味いね、ご馳走様でした。

     



  • 映画「ネットワーク」は正に予言的な脚本の素晴らしさ、ジョーカーとの共通点があるよ

    映画「ネットワーク」は正に予言的な脚本の素晴らしさ、ジョーカーとの共通点があるよ

    2024年11月23日(土・祝日)

    昨日の金曜日は久々にカラッと晴れた都心、気温も20度で快適な一日だったね。

    そんな日ですが、日本橋のTOHOシネマズでこの「午前十時の映画祭」の新しいラインナップを観に行ったよ。その映画はこちら。

    • 「ネットワーク」

    映画を観て気づいたのが、この映画は一度も今まで観たことがなかったね、ということ。

    そして今回は、町山智浩氏の解説映像付き上映会です。

    名声と権力欲に憑かれた女をクールに演じたフェイ・ダナウェイのオスカー受賞作。日々視聴率競争にしのぎを削るアメリカの巨大ネットワークを舞台に、そこに生きる男女の野望と絶望、TV業界の内幕を赤裸々に暴いた問題作。アカデミー賞では作品賞含む10部門にノミネートされ、ダナウェイの主演女優賞ほか4部門を受賞した。

    大手ネットワークで長年キャスターを務めてきたハワード・ビール(ピーター・フィンチ)は、視聴率の不振から解任を言い渡される。精神状態が不安定になったビールは、次週生放送中に自殺すると予告し、一大スキャンダルに発展。翌週、報道の責任者マックス(ウィリアム・ホールデン)がビール最後の放送を見守る中、エンタメ部門の新鋭プロデューサー、ダイアナ(フェイ・ダナウェイ)は、ビールを利用して新番組を立ち上げようと画策する。

    監督 シドニー・ルメット

    出演者 フェイ・ダナウェイ ウィリアム・ホールデン ピーター・フィンチ

    受賞歴 アカデミー賞主演男優賞・主演女優賞・助演女優賞・脚本賞、ゴールデン・グローブ男優賞・女優賞・監督賞・脚本賞

    製作年 1976年

    こんな傑作を観ていなかったとは。当時、報道のエンターテイメントは考えられなかったけど、本当に現実になったのがすごい予言的な映画とか

    とにかく脚本が素晴らしい。

    主役のピーター・フィンチも主演男優賞、だけど、この映画の製作後すぐに亡くなられて、家族がオスカー像を受け取ったとか。

    町山氏によれば、この映画は「ジョーカー」と関係の深い映画とか。前作の「ジョーカー」でのシーンはこの映画へのオマージュ映像があるとのこと。時代背景も1970年中盤の混沌としたニューヨークを描き同じ設定との説明。

    町山氏の言う、最期のあの経営者の言葉が神からの言葉ととった主人公というのは少し考えすぎだと思う。2000年台になってジョージ・クルーニーがリメイクしようと提案したが、すでに話し的には古くなっており、リメイク案は却下されたとのこと。

    だけど、準主役にウィリアム・ホールデンとロバート・デュバルを起用したところにこの映画の妙があねる、個人的には、すごい重量感のある映画になったね

    フェイ・ダナウェイはいつもの彼女だね、第二ボタンを外してね

    だけど、こんな映画をスルーしていたなんて、自分、情けなし。

    終わればここは日本橋室町。いつもの「ますたに」へ。

    良い映画を観た後のビールはたまらないね。締めはいつものラーメン並で

    映画も天候も清々しい一日でした。

    映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

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