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  • デリーへのJAL便。マザーハウスのボランティアに参加するのだから、エコノミーがふさわしいと自分に納得させる

    デリーへのJAL便。マザーハウスのボランティアに参加するのだから、エコノミーがふさわしいと自分に納得させる

    2019年3月、急遽、2ケ月前の1月にインドはコルカタのマザーハウスに行くことになった。2名のJAL便の特典航空券を往復で押さえることができた。幸運にも、往路も復路も非常口席のエコノミーを確保できた。こうゆう時は、JGCを持っていてよかったと実感。

    本当はプレエコかビジネスを抑えたかったが、いかんせんマイルが欠乏中。

    まあ、マザーハウスにボランティアに参加するのだから、エコノミーがふさわしいと自分ながらに納得する自分。

    • 3/2 NRT(11:20) → DEL(17:55) 座席41K
    • 3/6 DEL(20:20) → NRT(07:20) 座席41K

    東京駅前から東京シャトルで成田空港へ。今回の旅は、連れがマザーテレサのマザーハウスでボランティア活動を行うという目的(ちなみに、自分ひとりで施設に直接おもむいてのガチボランティア)なので、残念ながら旅のうきうき感はありません。

    チェックイン後、お決まりの「サクララウンジ」へ。当日のサクララウンジは午前の出発ピークということで、カレーの前にも10名ほどの行列です。

    優先搭乗が始まり、機内へ。何と、エコノミークラスの優先搭乗は我々2名のみ。座席に来ると、CAさんからお写真撮りましょうかの声が。なんとなく、恥ずかしいですね。

    食事は、「牛肉の赤ワイン煮込み ペンネ添え」をチョイス。となみに、もう一つは「麻婆仕立ての鶏そぼろ丼」でした。ワインもたくさんいただいて、ご機嫌です。映画は「グリーンブック」。よい映画ですね。アカデミー作品賞もうなづけます。ただ、自分は1週間前に見た監督賞をもらった「ROMA(ローマ)」の方が印象に残ったかな。

    このJALのデリー便ですが、行きも帰りも、おそらくベジタリアンを事前予約した人だと思いますが、CAさんが先に食事を配るのですね。そうしないと、混乱するからかな。

    映画を2本ばかり見れば、もうインドです。これぐらいの時間なら、非常口席であればエコノミー席でも十分ですね。

    インドの入国審査ですが、事前にVISAを取得しての渡航でしたが、人も並んでおらず、非常にスムーズに入国できました。できるじゃないか、インド。

    帰りの便は、JL 740便。帰りは家族とは別に先に日本へ帰ります。1人ということで、もしかしてアップグレードを期待していましたが、JGCカウンターでチェックインした時に言われたのが、7,000マイルでプレエコにアップグレード可能ですよということ。

    だれどね、今、JALマイル欠乏症でその7,000マイルがないのね。残念ながら、また、非常口席のエコノミーです。

    一方、後日、別便で帰ってきた家族が言うには、自分は何も言われず、プレエコにアップグレードされたと言う。何という、不条理

    帰りの便では、ライアン・ゴスリンの「ファーストマン」を視聴。これは、今一歩の映画かなという印象。

    さあ、次は10連休のフランクフルト経由のエジプトはカイロです。

  • コルカタといえば、マザーテレサのマザーハウス。喧噪のコルカタとは全く違う空気が流れています。コルカタの現地を見て、シスターの偉大さが実感できる

    コルカタといえば、マザーテレサのマザーハウス。喧噪のコルカタとは全く違う空気が流れています。コルカタの現地を見て、シスターの偉大さが実感できる

    今回の旅の目的は、家族のマザーハウスでのボランティア活動を行うに際しての帯同です。

    誰も、マザー・テレサの名前をご存知だと思いますが、そして、その偉業もご存じだと思いますが、現地に行って、直接、マザー・テレサが数十年、活動したコルカタ(カルカッタ)の空気と言うか、その精神に触れることは、この上ないものです。

    自分は、初めてインドのコルカタを訪問しました。

    もちろん、ローマのヴァチカンも数回訪れていますが、マザーハウスは違います。イエス・キリストの現体験の世界が展開されていることがよくわかりました。

    とにかく、マザー・ハウスの中だけは違う空気が流れています

    行ったらよくわかりますが、マザー・テレサが埋葬されているマザーハウスの横で、クラクションを鳴らしたか車が行き交います。前の道では、すぐ近くに井戸があり、男性がパンツ1枚で石鹸をつけて、体を洗っています。バス停も近くにあり、とにかく雑踏です。マザーハウスから100メートルぐらいの距離の路地には、羊を1頭のまま皮をはいで、つるして販売している店がたくさんあります。コルカタの現地を見て、初めて、マザー・テレサの偉大さと成し遂げたことがいかに偉業かを実感できると思います。我々から見ると本当に過酷な環境だけが目に入りますが、聖人にはどのように見えていたのでしょうか?

    (マザーハウスの近くの通りの風景)

    そんなコルカタの雑踏の少し小さい路地を入ったところに、マザーハウスはあります。いつも、マザーハウスに常駐しているシスターーが数分おきに、マザー・テレサの棺にキスしています

    また、このお部屋には、マザーテレサが生前、日常生活で使用していたものの展示や、いろいろな資料が展示してあります。ノーベル平和賞関連のものも公開されています。

    そして、中庭を挟んで、マザーテレサが住まいとした小部屋が階段をあがったところにあります。ベットと机しかない3畳ぐらいの本当に質素な部屋です。

    ここで、数十年、過酷なコルカタの環境の中でボランティアの仕事をしていたことは驚嘆に値します。

    マザーハウスは、悩みや迷いがある人には、是非、訪ねてみてください。今悩んでいることなど、マザーテレサの生活の現実を見れば、どれもたわいない悩みだと気づきます

    特に、若い人には若い時にマザーハウス行ってみることはお勧めします。今からの自分の人生の苦しい時に、きっと力になると思います。

    コルカタは難しいことは考えずに、本当にマザーハウスだけ見に行けば、よいのではないでしょうか。これだけインターネットも発達し、簡単に情報をとれる時代ですが、やっぱり、現地に行って自分の五感で感じないとわからないことがあります。

    自分は、キリスト教徒でもないし、ましてやカトリックではないけれど、今まで世界中を旅した中で、一番印象深いというか、一番感動した場所になりました。

    マザー・テレサとも親交があった故渡辺和子さんの本に「置かれた場所で咲きなさい」がありますが、まさしく、マザー・テレサはこのことを自分の人生をかけて実行された方ということがわかりました。

    ボランティアをしなくても、マザーハウスは行くだけでパワーもらえる、世界で唯一の場所じゃあないのかな。本当に質素なところですが。ヴァチカンとは対極ですね。本当に人生の意味を考えさせられる場所です。

  • マザーハウスでのボランティア、カーリーガート(死を待つ人の家)では入居者たちの交流に精神的に疲弊するかも

    マザーハウスでのボランティア、カーリーガート(死を待つ人の家)では入居者たちの交流に精神的に疲弊するかも

    今回の旅の目的は、家族のマザーハウスでのボランティアに参加でした。

    で、家族ががち、1名で参加してきました。ボランティアしたい人は登録のために、月・水・金曜の15時から、マザーハウスから徒歩5分ほどのところにある、ニルマラ・シューシュ・バワン(Nirmala Shishu Bhavan)に出向いて、15:00からのオリエンテーションを受けることを勧めているとのことです。

    我々が到着したのが、3月初旬の日曜日、翌月曜日のオリエンテーションに家族が参加してきました。話を聞いたところ、話す言葉の違いごとにグループに分かれて、ボランティア活動の長いリーダー格の方から説明を受けるとのこと。日本人、韓国人、中国人、英語圏の方々など、老若男女問わず、来ています。当然、ボランティアツアーの方々もいます。

    そして、それぞれのリーダー格の方が、長年引き継いできた資料に基づいて、説明されるとのことです。

    それから、シスターとの面談が始まります。ボランティアしたい場所などをを聞かれるそうです。現在、ボランティアできる施設は下記のとおり。

    • ニルマラ・シューシュ・バワン(Nirmala Shishu Bhavan)
    • ダヤ・ダーン(Daya Dan)
    • プレム・ダーン(Prem Dan)
    • ニルマル・ヒルダイ(カーリーガート)(Nirmal Hriday)「別名: 死を待つ人の家」
    • シャンティ・ダーン(Shanti Dan)

    そして、日本人は文句を言わないのか、だいだいシスターとの面接は最後になるそうです。そして、自分の家族は約2時間経過しての、午後5時に施設から出てきました。

    そして、翌日から家族はカーリーガートに出陣です。集合場所は、マザーハウスの方です。朝7時集合で集まったものから、バナナやチャイを朝食としていただくようです。体操などをして、各施設ごとにグループに分かれて、公共バスで移動します。もちろん、バス運賃は自分で支払い、9インドルルピー(約15円)。マザーハウスからカーリーガートまでは、約40~50分かかるそうです。

    到着後、洗濯などの雑用、入居者との交流(実際は言葉がしゃべれないので、手をにぎったりと何をしていいかよくわからないので、結構辛かったとのこと)、その後、自分たちの休憩でチャイやビスケットなどがふるまわれるそうです。

    そして、奉仕活動の再開。入居者たちへのお昼の準備の配膳や片付け。これでだいたい、12時ごろになり、午前の部は終了します。

    午後の部の開始は、15時からです。その間に自分たちの昼食を各自で済ませ、違う施設で奉仕活動を行う人は、自分で公共バスなどで移動します。

    もちろん、午前の部だけの参加でもOKです。

    私の家族の感想は、初日は午前の部だけでもかなり精神的に疲れたと言っていました。洗濯や配膳など体を動かす活動があれば時間が過ぎるのは早いのでしょうが、言葉の通じない入居者との交流の時間は、精神的にかなりきついと言っていました。

    午前のカーリーガート組は15名程度。女性は女性入居者の部屋でおばあちゃんたちのお世話をするそうです。

    余談ですが、参加した人の中には、連続してボランティア活動を行う予定だった人が、帰りには明日は来るかどうかわからないと言う人もいるようです。奉仕活動は甘くみることなく、自分の精神的な疲労などを注意しながら、参加した方がよいと思った次第です。

    カーリーガートを始めた時の、マザー・テレサの言葉。

    「死にそうなひとたちをちゃんと人間らしく愛し、神のまえに行かせてあげられる、救いの場をわたしにください」

    (追記)

    2022年8月になってマザーテレサの施設がボランティア受入れを再開することになったそうです。しかし今のところはまだコロナ感染拡大予防のために人数制限をおこなうようです。