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  • 映画「#スージー・サーチ」はSNS文化を鋭く風刺したダークミステリー、今風だよ

    映画「#スージー・サーチ」はSNS文化を鋭く風刺したダークミステリー、今風だよ

    2024年8月22日(木)

    今日も映画のお話しなのですが、前日は超重厚感ありのイタリア映画「夜の外側」を観たのですが、本日は渋谷のテアトルシネマで軽くて良質な映画を観たよ。

    • 「#スージー・サーチ」

    まず映画のタイトルからして、頭にハッシュタグが付くのが今風だよね。自分としては以前観た、デジタルデバイスを駆使してのサスペンスの「サーチ」のようなもんだと思いこんで、劇場に足を運んだのです。ちなみに「サーチ」と「サーチ2」はシニアのデジタル難民には必見の映画と思うよ、若い世代はこんなにデジタルデバイスを駆使しているという教材として

    自分も相当勉強になったよ,映画も面白いしね。

    本題に戻って、「#スージー・サーチ」です。映画はこんな感じ。

    ポッドキャストの配信を通してインフルエンサー失踪事件の真相を追う大学生の秘密を予測不能な展開でコミカルに描き、インスタントな名声と称賛を求めるSNS文化を鋭く風刺したダークミステリー

    大学生のスージーはポッドキャストで配信を続けているが、なかなかフォロワーが増えずにいた。ある日、インフルエンサーとして人気を集める同級生のジェシーが、突如として失踪を遂げる。スージーは自身のポッドキャストを通して事件の謎を追い、やがてジェシーを発見することに成功。世間からも大きな注目を集めるようになったスージーはさらに事件の真相を探ろうとするが、事態は思わぬ方向へと転がっていく。

    「ザ・フラッシュ」のカーシー・クレモンズが主人公スージー、「ジュマンジ」シリーズのアレックス・ウルフがインフルエンサーの同級生ジェシーを演じた。監督は、本作が長編デビュー作となる新鋭ソフィー・カーグマン。

    2022年製作/105分/G/アメリカ
    原題または英題:Susie Searches

    素直な感想、大変おもしろかったよ。「サーチ」と違ってデジタルデバイス駆使の映画ではありませんが、コメディ感たっぷりの少しサスペンスタッチなのかな。本筋はよくある古典的なストーリーですが、今風にアレンジして、スパイスを効かせて、一本の映画に仕立てています。最後の終わりもいいしね。まあ、都合のいい、シナリオですが。

    これはこれでありの映画でした。

    観終われば本日は渋谷から麻布十番へ移動です。移動の理由はこれ、「新福菜館」で黒ラーメンを食べたいから。12時半にお店に到着。8名程度の待ちで安心しました。

    食券機で注文は“ラーメン並”+“瓶ビール”+“持ち帰りチャーシュー(小)”で2,150円なり。

    テイクアウトのチャーシューは夕食用です。ビールのつまみに最高なんだね。

    お店ではまずはアサヒのスーパードライです。ラーメンは興奮して、失念です。残念無念。

    本日の東京都心の夕方は豪雨と雷で大荒れでしたね。

    映画「サーチ2」を観て、デジタルネイティブ世代にはかなわないことを痛感したよ

     



  • 2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

    2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

    2022年1月もはや最終日です。1月31日は2年ぶりのPARCO劇場での「志の輔らくご」の最終日なのです。

    本日はこちらの公演のチケットを早々と確保しており、楽しみにしていたのでした。開演はお昼に14時です。志の輔師匠も公演の中で述べられていたのですが、コロナの影響で2年ぶりのPARCO劇場での公演だそうです。1月5日の初演から本日の最終日までで約1万2千人を動員したとのことです。大したものです。

    そして、会場に行って自分も驚いたのですが、すでに間引きなしで全席販売しているのですね。ぎっしりと間引きなしの光景を見て、少しはぎょっとしますね

    だけで、1月の月末で月曜日のお昼の公演なのに満席なのですね。これにも驚きましたが。

    そして、今回の目玉は志の輔師匠の創作落語「伊能忠敬物語―大河への道―」なのでした。

    公演の前にてぬぐいの販売店を冷やかしがてら、見たのが間違いでした。売り切れも多い状態ですが、見たからには1枚お買い上げです。しかたないか。

    公演は志の輔師匠の独演会です。

    1幕が空いて、ビデオから始まるというブラックジョーク的な現代的な演出です。

    中入前の“歳末の商店街でのくじ”に関する創作落語は大変おもしろかったな。噺しが終わった後の演出も。(退出時に本日の演目を記録するのを忘れ、噺しのタイトルは分からず、残念)

    そして、中入り後は「大河への道」です。自分的には、伊能忠敬のことだけを語るお話しだと思っていたのですが、かなり違っていたのですね。

    演目はこんな感じです。

    “伊能忠敬が一切出てこない伊能忠敬物語”として2011年の初演以来「落語を超えた究極の話芸」と評され、再演を繰り返す最も鑑賞券が取れない人気の演目となっている「伊能忠敬物語―大河への道―」は、立川志の輔が伊能忠敬記念館を訪れた際に伊能忠敬が製作した正確無比な日本地図を観て感動し、この感動を落語にと思って拵えた作品であるという。

    本作では「あの正確無比な日本地図を作ったのは実は伊能忠敬ではない」という噂が流れて、大河ドラマ制作が暗礁に乗り上げようとしているさまを描く現代の喜劇と、200年前に正確無比な日本地図を制作したとされる伊能忠敬の日本地図完成を巡る感動の物語を描く時代劇を融合させたミステリーとして描かれる。

    噺しを聞きながら理解したのは、「大河への道」という大河とはNHKの大河ドラマのことだったのですね。途中に、プロデューサーの方々の名前が出できたときには、少し自分の頭の中では混乱したんだな、これが。

    たしかに、ミステリー仕立ての部分もあるし、これはもう創作落語のレベルを超えているという演目ですね。

    やっぱり当代随一の噺家と確信した次第です。

    最後締めでは、志の輔師匠が2022年5月20日に公開予定の映画のことを力説されておりました。主演は中井貴一、ほか松山ケンイチ、北川景子という豪華ラインナップです。

    師匠も言われていましたが、ある日、この演目を鑑賞した主演の中井さんから酒を飲みながら映画化の直談判を受けたといい、「私が主演でなくとも、プロデューサーやスタッフとしてでもこの作品を映画化したいという気持ちだ」という中井の熱意に感激したと語られていました。

    今日は楽しかったな。また志の輔師匠の落語会に行こうかな。

    その前に一大行事、2月は確定申告書の作成に励まないと、トホホ。

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