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  • 映画「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」は時代に踊らされた女の一代記

    映画「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」は時代に踊らされた女の一代記

    2025年2月11日(火)

    昨日は週の初め、まずは映画のお話しから。昨日観た映画はこちら。少し小ぶりなこの映画。

    • 「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」

    渋谷のテアトルシネマでね。話しはこんな感じ。

    「水を抱く女」で第70回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したドイツの俳優パウラ・ベーアが主演を務め、ナチスの密告者となったユダヤ人女性の実話をもとに描いたドラマ

    1940年、ベルリン。ユダヤ人である18歳のステラ・ゴルトシュラークは、アメリカでジャズシンガーになることを夢見ていた。3年後、工場で強制労働の日々を送っていた彼女は、ユダヤ人向けの偽造パスポートを販売するロルフと出会い、恋に落ちる。家族や同胞たちが隠れて生活するなか、ステラはロルフの手伝いをしながら街を自由に歩きまわっていた。

    やがてゲシュタポに逮捕された彼女は、アウシュビッツへの移送を免れるため、ベルリンに隠れて暮らすユダヤ人の逮捕に協力する。生き延びるために密告者となった彼女は、戦争が終わると裁判にかけられることになり……。

    共演は「ミュンヘン 戦火燃ゆる前に」のヤニス・ニーブナー、「帰ってきたヒトラー」のカーチャ・リーマン。「ぼくは君たちを憎まないことにした」のキリアン・リートホーフが監督を務めた。

    2023年製作/121分/PG12/ドイツ・オーストリア・スイス・イギリス合作
    原題または英題:Stella. Ein Leben.

    自分の正直な感想。ステラの行動自体はその時代であり、責められるべきものではないのでは。ステラという女性の一代記だね。ただ、映画としては主演の女優さんにもう少し色気というか華があったならもっといい映画になったと思います。例えば、マリオン・コティヤールなんか最適だと思うのですが。

    あと登場人物が多くて、特にユダヤ側、誰が誰だか混乱するよね。もう少し整理した脚本だったら良かったのにね。自分の評価としてはそんなに悪くはないけど、まあまあかな。監督の力量の問題だと思います、キッパリ。

    赤い口紅を引くのは、“ジェシカ・チャステイン”が最高です。

    観終わればここは渋谷。週初めの月曜日ならここに行くしかありません。

    道玄坂の老舗町中華「喜楽」さんへ。12時丁度で7-8名ほどの待ちです。

    本日も1階のカウンター席で。そして注文はチャーシュー麺(1,000円)です。

    本日も良い1日でした。ご馳走様でした。

    これを観ずに死ねるか「情熱のシーラ」は原作良し、ロケ場所良し、時代背景良し、主人公の設定良し、近年見たドラマでは最高

     



  • 「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」はナチスものだけど、素晴らしい映画

    「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」はナチスものだけど、素晴らしい映画

    2024年6月25日(火)

    本日は給料日だね、自分には関係ない境遇で少し寂しいね。

    昨日の月曜日は週初めで映画を観に劇場へ。暑い一日でしたが、本日は渋谷のル・シネマ宮下へ。こちらを観たよ。

    • 「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」

    映画はこんな感じです。

    名優アンソニー・ホプキンスが主演を務め、ナチスの脅威から669人の子どもたちを救ったイギリスの人道活動家ニコラス・ウィントンの半生を描いた伝記ドラマ

    第2次世界大戦直前の1938年。ナチスから逃れてきた多くのユダヤ人難民がプラハで悲惨な生活を強いられていることを知ったニコラス・ウィントンは、子どもたちをイギリスに避難させる活動を組織し、同志たちとともに里親探しや資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、子どもたちを次々と列車に乗せていくが、ついに開戦の日が訪れてしまう。それから49年後、救出できなかった子どもたちのことが忘れられず自責の念にかられ続けていたニコラスのもとに、BBCの番組「ザッツ・ライフ!」の収録への参加依頼が届く。そこで彼を待っていたのは、胸を締め付けるような再会と、思いもよらない未来だった

    「スターダスト」のジョニー・フリンのほか、ヘレナ・ボナム・カーター、ジョナサン・プライスら実力派キャストが共演。また、実際にニコラスに助けられたかつての子どもたちやその親族も撮影に参加している。

    観る前は、ナチスの迫害から逃れたユダヤ人というシンドラーのリストや杉浦千畝のような話しで少し映画としては月並みすぎて(この題材はという意味)どうなんだろう、と思って観始めたのでした。

    案の定の序盤はそんな感じが続き、何か物足りないものを感じていたのです。

    これ後半からがドラマなんだね。この669人を避難させたことを世間は知らなかったんだね。そこから始まるドラマがクライマックスです。

    素直にすばらしい映画を観させていただきました。涙腺が緩むね。主人公の方、長生きされてよかったね、享年106歳。立派な人生です。

    ドラマの中で非常になつかしい名前が出ていました。ロバート・マクスウェルという名前です。イギリスの実業家で貧しい移民の身から一代でメディア帝国を築き上げたメディア王として知られ、ルパート・マードックの長年のライバルだった人です、死因は事故死?。

    マクスウェルの奥さんがこのドラマの一人のキーパースンなんだね。

    観終われば、午後1時。渋谷とあれば、向かうのは道玄坂の百軒店にある「喜楽」です。

    今日も美味しい“チャーシュー麺”(1,000円)をありがとう

    週末はフィンランドはヘルシンキかな。

    映像も余韻も心がまさにざわつく映画だよね、まさに快作「関心領域」