タグ: 一食入魂

  • あの小山薫堂さんから立ち食い蕎麦の頂点と言わしめるお店とは、東京は虎ノ門にある「峠そば」、昭和チックな店構え

    あの小山薫堂さんから立ち食い蕎麦の頂点と言わしめるお店とは、東京は虎ノ門にある「峠そば」、昭和チックな店構え

    dancyu(ダンチュー)2020年8月号の小山薫堂さんのコラム「一食入魂」に彼が立ち食い蕎麦の頂点と言わしめるお店が紹介されていたのです。

    そのお店の名前は、

    • 「峠そば」
    • 東京都港区虎ノ門1-8-11
    • 蕎麦も天ぷらも職人による本格的な味わい。さらに客が好みを言えるのも素晴らしい。立ち食い蕎麦のレベルが高くなっているが、ここはその頂点といえる

    絶賛されている立ち食い蕎麦やさんです。そして、一食入魂での本文はこんな感じで紹介されているのです。

    ×月××日

    どうしても時間が取れないランチは立ち食い蕎麦で済ませることが多い。

    が、一食入魂の精神に従うならば、限られた時間の中でも、最良の立ち食い蕎麦に辿り着かなくてはならない。

    自分の中でのそれは、事務所から車で5分のところにある虎ノ門「峠そば」である。

    職人の存在を匂わせる昭和の佇まい。胡麻油を使った江戸前風の天ぷらを揚げ、自然由来の調味料のみを使用。

    蕎麦つゆも1日に何度も鰹節を削って作っている。

    若い店主は職人気質でありながら、つゆの熱め、ぬるめ、薄め、麺やわらかめ、ネギ抜きなど、客の好みを快く受け入れる

    100円増しで石臼挽きになる蕎麦は、立ち食い界の頂点だ

    峠の茶屋のような寛ぎを提供したいとの思いから名付けられたこの店は、立ち食い故に忙しくはあるが、胃袋の寛ぎを提供していることは確かである。

    小山薫堂さんから立ち食い界の頂点と言われれば、実食に出向くしかないな。

    8月の炎天下の中、早速、お昼のランチに出向いたのです。

    お店にたどり着くと、なかなか昭和チックな店構えです。ここが立ち食い蕎麦の頂点か

    店の前のショーウィンドウには、“現在は二代目が45年の長きにわたって営業しています”の張り紙があります。

    平日の13時過ぎに入店です。先客は2名かな。カウンターで若大将に直接注文します。

    親切にも、“初めてのお客様へ”ということで、注文の仕方が書いてあります。

    • 「そば」か「うどん」を選んで下さい。*「そば」には二種類あります。
      • 生蕎麦 300円(通常はこのお蕎麦をお出ししています)
      • 石臼挽き蕎麦 400円(より一層おいしい蕎麦です)
      • 大盛は+130円(1.5玉)
      • 特盛は+260円(2玉)
      • 石臼挽き蕎麦大盛は+150円
      • 石臼挽き蕎麦特盛は+300円
    • 「温かい」か「冷たい」を教えて下さい
      • かけ(温かい)
      • ぶっかけ(冷たい。どんぶりで食べます)
      • もり(冷たい汁につけて食べるスタイル)
    • トッピングを選んだ下さい。

    そして、自分が初めての訪問で注文したものは、

    • 石臼挽き蕎麦のかけ(温かい)
    • 玉ねぎの天麩羅
    • 刻み海苔(ざるや花巻にしたい方へ)→小山薫堂さんの写真を見て
    • いなり

    いなりは、カウンターに味の染みたいなりがいくつか置いてあったので、思わず1つ取らずにはいられなかったのです。

    待つこと1分。こんな感じで天麩羅蕎麦の出来上がりです。

    これでお会計は700円です。

    実食タイムです。つゆは多少すくなめな感じですが、この刻み海苔は立ち食い蕎麦のレベルではありません。自分的には立ち食い蕎麦を数多く食べ歩いているわけではありませんので、これが立ち食い蕎麦の頂点がどうかと問われると答えられないですが、確かに美味しいお蕎麦と拝見したしました。

    今度は冷たい蕎麦にしようかな。

    大変勉強になりました。ご馳走様でした。

    (追記)

    2023年1月に虎ノ門店は閉店。移転先は茅場町二丁目。再オープンは1年後のこと。残念無念