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  • 「桂雀々追悼公演 JAK2 FOREVER TOKYO」《壱の会》、“黙祷三本締め”には参ったね

    「桂雀々追悼公演 JAK2 FOREVER TOKYO」《壱の会》、“黙祷三本締め”には参ったね

    2025年11月26日(水)

    11月初旬のパリ旅行のブログを書いていたら、はや11月も終わりが近づいてきました。本日から日常のブログに戻ります。

    昨日はこの落語会の初日に行ってきたよ。3日間で全6公演です。

    • 「桂雀々追悼公演 JAK2 FOREVER TOKYO」《壱の会》
    • 11月25日(火)12:30開演
    • 会場:有楽町よみうりホール
    • 出演者:立川 志の輔 春風亭 昇太 古今亭 菊之丞 三遊亭 兼好

    立川志の輔、柳家喬太郎、春風亭一之輔らが回替わりで出演。桂雀々を偲び、豪華落語家が一堂に会する夢の共演3DAYS

    落語家、桂雀々(かつら・じゃくじゃく)さんが糖尿病からの肝不全のため茨城県内の病院で2024年11月22日死去。64歳だった。

    スピード感あるしゃべりと大きなアクションで観客を魅了した人気落語家が突然、旅立った

    自分は桂雀々さんの高座も話しも聞いたことがありませんが、志の輔さんが出ているので、この回に参戦した次第です。

    64歳って、今の自分と同じ歳じゃあないか、他人事とは思えません。

    さて会場では本日の公演は“全席完売”の張り紙がね。そして本日の演目はこちら。

    • 初天神   三遊亭萬都
    • 粗忽の釘  三遊亭兼好
    • 宴会の花道 春風亭昇太

    (仲入り)

    • 口上(司会:兼好、菊之丞、写真の雀々、昇太、志の輔)
    • たいこ腹  古今亭菊之丞
    • 親の顔   立川志の輔

    会はまず、“追悼太鼓”で始まりました。演者は坂本雅幸さんという人。約10分、迫力とリズミカルな太鼓だね。粋な演出です

    みなさんの本日のまくらは、ありし日の雀々さんにまつわるお話しです。口上でも語られたように、雀々さんはかなり豪快な人柄だったんだね。

    志の輔さんが言っていたのは、その人脈が多彩な人だったということ。だけどあまりにも早すぎる死。

    そして、“口上”の締めは、会場の皆さんも含めて“黙祷三本締め”、なにせ追悼公演なので、三本締めというわけにもいかず、さりとて黙祷というわけにもいかず、新手の本邦初公開の“黙祷三本締め”になった次第のようです。

    やりかたは、黙祷しながら三本締めを行うだけなのですが。

    噺しでは、やっぱりトリの志の輔さんだったね。創作落語だったけど、爆笑の軽妙な落語

    終われば、ここは銀座で15時となれば、ここしかない、「共楽」さんへ

    いつものとおり、ビールで落語でほてった体をクールダウン。飲み干せば、ワンタンメンの声がけです。

    今日もご馳走様でした。

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  • 山本益博さん主催の「COREDO落語会」(第32回)を観に、柳家権太楼の「藪入り」にはまいったね

    山本益博さん主催の「COREDO落語会」(第32回)を観に、柳家権太楼の「藪入り」にはまいったね

    本日は今年2回目の落語のお話しです。

    この1月6日には渋谷のパルコ劇場にて志の輔を見に行ったのですが、本日は家族が来東京しているので、急遽、1ケ月前に落語の予約を入れたのです。

    その落語会は、「COREDO落語会」(第32回)2023年1月14日 at 日本橋三井ホールです。

    急遽確保したにも関わらず、座席は前列から4列目です。

    主催者は食通で有名な山本益博さんですね。

    この会への参加は自分は初めてです。日本橋三井ホールも初めてです。常設の芝居小屋ではないのですね。前席はパイプ椅子です。ただし、クッションが置いてあるのですわり心地はよかったのですが。

    席の埋まり具合は、後方席は空いていたのかな。

    そして、今回のプログラムです。最初にプログラムで演目が紹介されるのも珍しいですね。この落語会の特徴でしょうか。

    パンフレットからです。

                                                口上

    プロデューサー 山本益博

    昨年の12月、歌舞伎座で「十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台」を観てまいりました。昼の部「京鹿子娘二人道成寺」の春爛漫、夜の部「助六由縁江戸楼」の豪華絢爛の舞台は襲名披露興行にふさわしいものでしたが、客席にいながら「落語」のことを思い出していました。舞台の書割もなければ、役者も大勢出てない、すべて一人でやってのけるのが落語家の高座だと。大切なのは、お客様の想像力

    前回第31回の「COREDO落語会」で柳家さん喬師匠が口演してくださった長講「雪の瀬川」は高座と客席が一緒に作り出した名演だったと思います。改めて、「歌舞伎」を観ながら「落語」の素晴らしさを再認識いたしました。

    今回、四人の真打が高座を務めます。想像力を発揮して、存分にお楽しみくださいまし。

    • ごあいさつ 山本益博
    • 開口一番 春風亭いっ休
    • お血脈  桂文治
    • 紙屑屋  林家たい平

    (仲入り)

    • 木乃伊取り 三遊亭兼好
    • 藪入り   柳家権太楼

    桂文治さんは昔気質の噺家さんですね。容姿も話し方も含めてね。豪快な話し方をされるのね。講談師の神田伯山さんをいじったまくらは面白かったな。次は笑点の人気者・林家たい平さんです。まくらは修行時代の海老名家の奥さんのお話しです。落語はかなり繊細な話し方をされるのね。たい平さんを聴くのは二回目かな。

    ここまでで1時間30分ほど経過です。

    仲入り後の兼好さんは容姿も話しも愉快な方ですね。話しぶりに全く嫌味がありません。

    大トリはこれぞ噺家さんという風情の柳家権太楼さんです。時節から、演目は藪入りです。これを熱演されていましたね。これぞ落語と思わせる人情味あふれるものでした。うまいね。

    今回の4名の真打ちさん、みなさん個性が違っていてバラエティ豊かでおもしろい落語会でした。だけど、当代随一の噺家はやっぱり志の輔だと思うんだな、やっぱり艶があるもん