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  • 鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    2024年10月5日(土)

    まずは映画のお話しから。

    昨日から、話題の「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が始まりましたが、アマノジャクの自分はこちらの渋い映画を渋谷のル・シネマへ観に行ったよ。

    • 「東京流れ者 4Kデジタル復元版」

    何でも“鈴木清順監督生誕100周年記念”での劇場公開とのこと。

    もちろん鈴木清順は知っていますが、この映画のことは全く知りませんでした。

    世界に影響を与え続ける傑作が「最高の4K復元版」で公開!

    ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジャームッシュ、チャゼル、レフン、タランティーノ──世界に影響を与え続ける清順美学の衝撃 誰にも真似できない斬新な映像美で<清順美学>を築き上げた映画監督、鈴木清順。『ツィゴイネルワイゼン』(80)、『陽炎座』(81)、『夢二』(91)の”浪漫三部作”などで広く知られ、ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジム・ジャームッシュ、クエンティン・タランティーノ、パク・チャヌクらの名だたる作家に影響を与えた。

    なかでも『東京流れ者』(66)は『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフンがベストリストの1位に選び、デイミアン・チャゼルは『ラ・ラ・ランド』で本作にオマージュを捧げるなど、近年ますます世界的に評価が高まっている。

    前置きはさておき話しはこんな感じ。

    いちどでいいから あの娘を胸に──

    デビュー2年目の渡哲也のフレッシュな魅力と、恋焦がれる松原智恵子の憂いを帯びた名演。魔法的な映像、色の洪水と、いつまでも耳に残るメロディ──永久不滅の美学がいま、「本当の色」でよみがえる。

    どこで生きても流れ者──歌が静かに流れてゆく。哲は決心していた。ヤクザを辞め、恋仲の歌手・千春と結婚することを。敵対する大塚組に襲われても哲は決してやり返さなかった。しかし、哲のボス・倉田とライバル大塚の抗争は次第に激化。大塚は殺し屋“マムシの辰”を雇い、哲を執拗に追い回す。

    争いを避ける哲は東京から流れ日本各地を転々とするも、行く先々でトラブルに巻き込まれる。破る この地獄を──殺し屋・辰とのやり合い、倉田と大塚の抗争…その影がついに恋人・千春に落ちたとき、哀しきペールブルーのスーツを纏う”不死鳥の哲”が、ネオン輝く東京の夜に舞い戻る

    映画というより、渡哲也と二谷英明&松原智恵子の宣伝PVのために作られたような。やくざ映画ですが、本当にビジュアルを意識した映像です、その実験的取り組みは認めます

    だから話しは光景無糖な展開です。この感性なら鈴木清順は「ツィゴイネルワイゼン」などの文芸系に行ったほうが才能が発揮できるね。

    昔の日活で変な映画を製作していたんだね。

    だけど、渡哲也のスーツのあの色合いはないのでは

    ただの道化師だよ。

    安部公房原作の映画「箱男」はやっぱり変態系だった、この世界観わかる人はエライ

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