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  • 相米慎二監督作品の「お引越し」、自分の感性には引っかからなかったけど、独特だね

    相米慎二監督作品の「お引越し」、自分の感性には引っかからなかったけど、独特だね

    2025年1月6日(月)

    新年あけましておめでとうごさいます。

    2024年末のバンコク旅行のブログが続いていたので、ご挨拶が遅れました。

    本日は2024年の最後に劇場に観に行った映画です。もうキャッチコピーからすごいものね。

    第80回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門 最優秀復元映画賞受賞

    相米慎二監督作品 『お引越し』『夏の庭 The Friends』が4Kリマスター版にて凱旋公開決定

    鬼才・相米監督後期を代表する傑作×珠玉の名作が30年の時を経て、待望の4Kリマスター化!! 海外映画祭での上映・公開を経て《発見》、そして世界の“SOMAI”へ

    自分はDVDでも相米監督の作品は観ていません。こんなコピー、一度は怖いもの見たさで観るしかないよね。

    ちなみに映画評によれば、

    『セーラー服と機関銃』『ションベン・ライダー』『台風クラブ』などで知られ、日本映画界を代表する名優・監督らが揃って彼への想いを熱く語るなど、圧倒的な存在感を放ち続ける相米慎二監督。作品に関わった俳優・スタッフのみならず、没後20年以上経った今もなお、映画人たちへの影響は計り知れない。

    そして映画のストーリーはこんな感じ。

    両親が別居。 はじめは家が2つできたと喜んだレンコも、次第に自身を取り巻く変化の大きさに気づかされていく―― 京都に住む、明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。レンコは、離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…

    話し的にはよくあるホームドラマの風なのですが、相米さんの感性って変わっているよね、自分の世界観があるので、普通のドラマにはなりません。

    ただ、あのレンコ役の女の子の声が大きく、耳に残りすぎかな。桜田淳子が出演していたとは、見た時、ドキッとしたよね。やっぱりあの統一教会の騒ぎが自分たちの世代には残っているのでね。

    中井貴一も若く、この映画は独特の間合いの演技ですね、まあ監督の意向どおりだろうけれど。後半はなんとなく鈴木清順みたいになって面白いね。

    製作には読売テレビなども入っており、相当に評価の高い監督だったのがわかります。

    好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、自分は中立かな。観て損のない映画ですよ。

    観終われば日本橋のラーメン「ますたに」へ。今年最後の“ますたにラーメン”です。

    まずはおしんこと瓶ビールで。飲み終えれば、麺お願いしますコールです。

    やはり旨し、今年もお世話になりました、ご馳走様でした。

    2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

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  • 2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

    2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

    2022年1月もはや最終日です。1月31日は2年ぶりのPARCO劇場での「志の輔らくご」の最終日なのです。

    本日はこちらの公演のチケットを早々と確保しており、楽しみにしていたのでした。開演はお昼に14時です。志の輔師匠も公演の中で述べられていたのですが、コロナの影響で2年ぶりのPARCO劇場での公演だそうです。1月5日の初演から本日の最終日までで約1万2千人を動員したとのことです。大したものです。

    そして、会場に行って自分も驚いたのですが、すでに間引きなしで全席販売しているのですね。ぎっしりと間引きなしの光景を見て、少しはぎょっとしますね

    だけで、1月の月末で月曜日のお昼の公演なのに満席なのですね。これにも驚きましたが。

    そして、今回の目玉は志の輔師匠の創作落語「伊能忠敬物語―大河への道―」なのでした。

    公演の前にてぬぐいの販売店を冷やかしがてら、見たのが間違いでした。売り切れも多い状態ですが、見たからには1枚お買い上げです。しかたないか。

    公演は志の輔師匠の独演会です。

    1幕が空いて、ビデオから始まるというブラックジョーク的な現代的な演出です。

    中入前の“歳末の商店街でのくじ”に関する創作落語は大変おもしろかったな。噺しが終わった後の演出も。(退出時に本日の演目を記録するのを忘れ、噺しのタイトルは分からず、残念)

    そして、中入り後は「大河への道」です。自分的には、伊能忠敬のことだけを語るお話しだと思っていたのですが、かなり違っていたのですね。

    演目はこんな感じです。

    “伊能忠敬が一切出てこない伊能忠敬物語”として2011年の初演以来「落語を超えた究極の話芸」と評され、再演を繰り返す最も鑑賞券が取れない人気の演目となっている「伊能忠敬物語―大河への道―」は、立川志の輔が伊能忠敬記念館を訪れた際に伊能忠敬が製作した正確無比な日本地図を観て感動し、この感動を落語にと思って拵えた作品であるという。

    本作では「あの正確無比な日本地図を作ったのは実は伊能忠敬ではない」という噂が流れて、大河ドラマ制作が暗礁に乗り上げようとしているさまを描く現代の喜劇と、200年前に正確無比な日本地図を制作したとされる伊能忠敬の日本地図完成を巡る感動の物語を描く時代劇を融合させたミステリーとして描かれる。

    噺しを聞きながら理解したのは、「大河への道」という大河とはNHKの大河ドラマのことだったのですね。途中に、プロデューサーの方々の名前が出できたときには、少し自分の頭の中では混乱したんだな、これが。

    たしかに、ミステリー仕立ての部分もあるし、これはもう創作落語のレベルを超えているという演目ですね。

    やっぱり当代随一の噺家と確信した次第です。

    最後締めでは、志の輔師匠が2022年5月20日に公開予定の映画のことを力説されておりました。主演は中井貴一、ほか松山ケンイチ、北川景子という豪華ラインナップです。

    師匠も言われていましたが、ある日、この演目を鑑賞した主演の中井さんから酒を飲みながら映画化の直談判を受けたといい、「私が主演でなくとも、プロデューサーやスタッフとしてでもこの作品を映画化したいという気持ちだ」という中井の熱意に感激したと語られていました。

    今日は楽しかったな。また志の輔師匠の落語会に行こうかな。

    その前に一大行事、2月は確定申告書の作成に励まないと、トホホ。

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