タグ: 主役

  • インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

    インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

    日本中猛暑です。天気予報でも普通に最高気温が37度と連呼する時代になりました。狂っているね。こんな猛暑を乗り切るには、更に暑く沸騰するようなインド映画を見に行くしかありません

    というわけで、本日はこの数日間の間に観たインド映画2本の話しです。

    まずは1本目。これはあの「RRR」の主役の一人、ラーム・チャランが主役の映画「ランガスタラム」です。何でも彼が

    ラーム・チャランが「役者人生の転換点」と語る伝説の名作とのこと

    あのRRRの主役がここまで語る映画、間違いはなかろうと劇場に足を運んだのでした。事前の下調べもせず、あらすじも全く知らずの状態です。

    最初の1時間で観に来て失敗したな、と素直に思いました。単に町のドンの悪政に苦しむ村人と恋愛も交えた物語かなと思ったのでした、なんかチンケな話しだなと。主人公の聴覚障害の役設定のどうしてなのか全くわかりません。まあ、外は暑いし、館内は涼しいので最後まで観ようかと。

    だけど、最後の30分でこの映画の全貌がわかりました。最初の2時間はさつみのツマだね。お兄さんが殺されたあたりから、話しが怒涛の展開になるのね。このオチのために、主人公の耳が不自由な設定なのね。最後はサスペンスタッチで終わるのね。この映画の脚本を書いた人はエライ、素直にそう思います。こんな硬軟知り混じった映画を作られたら、現在の日本映画は太刀打ちできないよ。日本映画、完全に敗北宣言だな。

    この週末、あの「月の満ち欠け」と「ある男」をDVDで観ましたが、よい原作だけど、もうスケール感が違いすぎて、幼稚園児と大人ぐらいの違いがあるね。

    この映画の観終わった時に、劇場で拍手が湧いたね。こんな経験はあの「RRR」に続いて人生2回目だよ。それほど、最後の切れ味がすばらしかったよ。ちなみにこの映画のキャッチフレーズ

    この世は芝居の舞台(ランガスタラム) 俺たちゃみんな人形さ

    そして昨日観に行ったのが、「K.G.F CHARPTER1」だったのです。何でも「K.G.F CHARPTER2]」は2022年に公開され、あの「RRR」を超えるインドNo.1ヒット作とのこと。

    こんなアピールをされたのであれば、見に行くしかないね。前述の「ランガスタラム」と違い、面白いに間違いないと、確信をもって劇場に足を運んだのでした。

    主人公ロッキーの物語。ボリウッドのスーパースター・ヤシュ扮する長髪で髭面のロッキーは映画史上最大に濃い顔の男だね。阿部寛なんかではとうていかないません。

    だけど、観ていてこれ演出がやりすぎなのではと思えてくるのです。ロッキーのビデオクリップごときです。話しも複雑でよくわからなさすぎです。これではリアリティがないね。インド映画もここまでやってはいけないと素直に思ったね。

    自分的には続編の「K.G.F CHARPTER2」はもう観に行かないと心に誓いました。

    話しはもとい、「ランガスタラム」は本当によい映画だよ。

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね





  • 「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観て、不覚にも涙を流したんだな、やっぱり大作だよ、観るべし

    「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観て、不覚にも涙を流したんだな、やっぱり大作だよ、観るべし

    本日からイタリアへ行くというのに、行く直前ですがどうしても観ておきたい映画があったのです。イタリアから帰国してからだと、あの“すずめの戸締まり”に圧倒されて、上映される回数が圧倒的に少なくなる可能性があると思ってです。

    観たかった映画は、マーベル映画ですが「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」だったのです。

    ヒーロー映画として異例のアカデミー賞3冠、作品賞も初ノしミネートを果たし、全世界で社会現象となった「ブラックパンサー」の待望の続編

    国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか…。未来を切りひらく者たちの熱き戦いを描いた、ドラマチック・アクション超大作が始まる。

    ティ・チャラ国王役のチャドウィック・ボーズマンがあの若さでお亡くなりになったので、映画も国王亡き後のお話しとなっています。

    観た第一印象です。敵のキャラクターの設定もかなり強引ですが、自分としては絶対にマーベル映画では感動しないぞ、と思っていたのですが、鑑賞後はジーンとくるものがありました

    不覚にも目頭が熱くなってしまったんだな。(これじゃ、ダメだな自分)

    161分というかなりの長編ですが、映画としてはよく出来ています。あの大ヒット中のインド映画「RRR」と同様にこの料金でこの長編クオリティを観ることが出来て幸せな映画です。

    予告編でのあのカッコよいシーンは最後の方にあるのね。このブラックパンサー、終わり方を見るといつまでも続きそうですね。

    だけど、適役の羽根パタパタはないだろうというツッコミが入りそうですが。だけど、ワカンダの戦士の腕を前で交差する仕草は、エジプトの遺跡の彫像で見るポーズなんだな。

    さすがにアイアンマンやアベンジャーズは映画館で観る必要はないと思いますが、ブラック・パンサーは是非大画面で。

    「RRR」のブログ記事でも言ったのですが、日本映画ももっとぶっ飛んだ映画を作らないといけないぞ。「ドライブ・マイーカー」みたいなチマチマとした同じような映画ばかりでは本当に衰退してしまうんだと思います。黒澤の「乱」ぐらいのものを作ろうよ。

    話しは余談ですが、先週、午前10時の映画際で「ディア・ハンター」を2回見に行ったのです。観ておかないと大画面は観れるのは何年後になるかわかりませんので。

    何回も観ると、伏線がよくわかりますね。やっぱり監督のマイケル・チミノはこの映画1本で映画史に名を残したのでした。偉大だね

    というわけで本日は軽い話題でした。

    それではイタリアに行ってきます。シチリアではあのゴッドファーザーの坂道のカフェで写真がとれるかな?