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  • 六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    2025年5月12日(月)

    週末の土日はいつものルーティーンです。お昼間はDVDを1本づつ鑑賞、土曜日はいつもの外食です、このルーティーン30年ほど続いているね。

    今週観たのはこの2本。

    • 「上意討ち 拝領妻始末」
    • 「魔境 殺生谷の秘密」

    どちらも三船敏郎が主演です、もちろん三船が目当てです。どちらも三船プロ製作なのね。

    まずは、「上意討ち 拝領妻始末」から。

    「怪談」の小林正樹監督が三船敏郎と初タッグを組み、1967年・第28回ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した時代劇

    同監督作「切腹」の原作小説「異聞浪人記」で知られる滝口康彦の短編小説「拝領妻始末」をもとに橋本忍が脚色を手がけ、武家社会の非人間性を描く。会津松平藩馬廻り役の笹原伊三郎は、主君・松平正容の側室いちを長男・与五郎の妻に拝領するよう命じられる。

    息子の幸福な結婚を願う伊三郎は断ろうとするが、藩命に背くことはできず受け入れることに。望んだ結婚ではなかったものの、与五郎といちの間には愛情が芽生え、子どもにも恵まれる。しかし正容の嫡子が急死したことから、新たな世継ぎとなった菊千代の生母であるいちを大奥へ返上するよう命令が下される

    1967年製作/128分

    出演は、三船敏郎 、仲代達矢、加藤剛 、司葉子ですね。設定はぢがいますが、三船と仲代の立ち回り、用心棒を狙ったのかな。演出は歌舞伎チックですね、少し鼻につく演出かな。司葉子の顔作りも少しおどろおどろしいもんね。

    だけど、この時代に愛を主題にしたのは、時代錯誤ではと思いました。まあ、佳作かな。

    次は「魔境 殺生谷の秘密」です。

    “凄腕浪人・三船敏郎”再び!名作『用心棒』『椿三十郎』を彷彿とさせる圧巻の立ち回り。三船敏郎演じる浪人が無実の罪で死んだ男の汚名返上のため活躍する痛快時代劇

    キャッチフレーズはすごいのですが、これは三船の容姿も衰えたし、ストーリーが安易すぎ。三船プロが倒産するのも仕方なしか。

    観終われば、土曜日の夕食です。本日は連れの1人が記念日なので是非ここにと。六本木の「中国飯店」へ。2月以来の3ケ月ぶりの訪問です。3名で19時に訪問です。

    まずはサッポロの黒ラベルです。注文はいつもの我が家の黄金メニュー。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(本日は7個、連れが3個づつ、自分は1つ)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    このメニュー、やっぱり美味いよね。本日は酢豚の肉質が連れからも高評価です。

    そして本日の小籠包は少し大きめでアンも多め。

    そして、最後は胡麻団子、やっぱりこれだよね

    ビール2本でお会計は17,000円。

    本日、気になったのは、ガラの悪い家族連れがいたこと、大声で話すな、ここはバーミヤンではないよ、恥ずかしいあの家族。

    ご馳走様でした。

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

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  • 小津安二郎の「小早川家の秋」、少し関西チックなノリで少しタッチが変わるね

    小津安二郎の「小早川家の秋」、少し関西チックなノリで少しタッチが変わるね

    2024年6月22日(土)

    東京もいよいよ梅雨入りです。もう、だけど6月の下旬なんだよね。

    そして東京はかなりの雨降りの一日です。本日もまずは映画のお話しから。「午前十時の映画祭」のラインナップは本日から小津安二郎の「宗方姉妹」に続いて「小早川家の秋」の上映が始まりました。

    というわけで、本日は朝9時に日本橋のTOHOシネマズです。この「小早川家の秋」は初見です。この映画の解説というかバックグラウンドはこんな感じ。

    老舗の造り酒屋一家に起こる悲喜こもごもを、小津安二郎監督が名人芸とでも言うべき軽妙なタッチで綴った一作

    小津は、前作『秋日和』(60)で東宝専属の司葉子に出演してもらった代わりにこの作品を引き受け、東宝で撮った唯一の作品となった。主演は『浮草』(59)に続く中村鴈治郎。森繁久彌ら当時の東宝人気スター総出演も楽しい

    1961年製作なので、もうカラーなんだね。あらすじです。

    ちなみに1961年は黒澤明のあの「用心棒」もこの年ですね。

    関西にある老舗の造り酒屋の老主人・万兵衛(中村鴈治郎)は65才になり、今は経営を長女・文子(新珠三千代)とその婿・久夫(小林桂樹)に任せて隠居の身。画廊に勤める亡くなった長男の嫁・秋子(原節子)と次女・紀子(司葉子)の行く末が悩みの種だった。ある日、万兵衛の様子がおかしいことに気付いた娘夫婦が心配して調べてみると、万兵衛が昔の妾(ルビ:めかけ)つね(浪花千栄子)とよりを戻していたことが分かった。

    小津監督にしては少し軽妙な感じかな。その理由は主演男優が中村鴈治郎だからかな。笠智衆や佐分利信が主演ならこんな感じには決してならないよね。

    中村鴈治郎の演技もきらいじやないけれどね。この映画はその中村鴈治郎と新珠三千代だよね。原節子はいつもの原節子だし、司葉子はまあどうでもという感じ(今で言えば北川景子みたいなもの)かな。

    自分はあれが森繁久彌とは分からずじまいでした、不覚にも。あのライターの大きな火、森繁の小津への反骨精神というのだか、本当かな。

    浪花千栄子さんのお顔を見て、この人昔よく見ていたなと懐かしく思いました。

    皆さんの意見ではあの役で笠智衆を出させる必要があったかどうかは、だけどこの人がいると映画の格が上がるんだと思います。

    この映画での小早川の読み方は“コバヤカワ”ではなく“コハヤガワ”なんだね。

    楽しい映画鑑賞でした。やっぱり小津安二郎は天才だよね。

    終われば今週2回目の京都ラーメンの「ますたにへ」。

    今日も激しい雨音を聞きながら、ビールとたくわんを。締めはシンプルに“ますたにラーメン”を。ここでは決して横道には外れません。

    ご馳走様でした。

    小津の「東京暮色」は悲劇的な作品と言われるが、笠智衆の存在が救いだな

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