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  • 旅行用の衣服類仕分けケースは軽さが命、無印良品のケースは軽くて丈夫

    旅行用の衣服類仕分けケースは軽さが命、無印良品のケースは軽くて丈夫

    2023年10月26日(木)

    木曜日は1週間で唯一、いつものルーティーンのある日なのですが、本日はスケッチ会実施の週で絵画教室はないのです。というわけで本日は急遽、映画の鑑賞に出かけたのでした。

    その映画とはドキュメンタリー映画の「アアルト(AALTO)」です。この映画に何故関心を持ったかは、この9月下旬にヘルシンキのぼっち旅に行ったときのことです。このアアルト氏は何でもフィンランドが産んだ世界的建築家なのですが、滞在した時に彼の自宅の前まで行ったのです。自宅ツアーもあったのですが、時間が合わずに外観のみ見たのです。

    そこは「ヒルトン・カラスタヤトロッパ」から徒歩10分のところにありましたよ。

    そんな縁でこのアアルトがどうゆう人物だったのか、知りたくなったのでね。有楽町のテアトルシネマに12時に訪問です。60席しかないのに結構人が入っていて、ビックリ。意識高い系の人が多いね

    観ての感想。非常に地味な映画というかドキュメンタリーでした。自分としてはフィンランドの思い出で後追いだったので楽しめました。独創的な建築が多いね、最後のフランスで建てた画商の自宅はいいよね。教会の設計もいいよね。時代的にはル・コルビュジエはライバルでもあり同胞でもあったんだね

    そして、ヘルシンキの中心にもお店があった「アルテック(Artek)」は北欧家具の代表ですが、アアルト夫妻も創業から関わっていたのね、家具設計とデザインでね。この名前がアートとテクノロジーの合体から来ていると初めて知りました。

    だけど、やっぱり北欧よりイタリアの官能の方がステキだなと思う、自分。

    観終わったあとは、いつものように銀座の老舗ラーメン「共楽」へ。お兄さんもおばさんも結構テンパっていたね。

    そして、最後は銀座の「無印良品」へ。何故ならある人のブログを見て、買いたいものが。

    • ポリエステル仕分けケース(M)

    薄くて丈夫な衣類用の仕分けケースです。荷物を仕分けるケース自体が重くなってしまうと、荷物を少なく保つことに影響が出てきてしまうので、ケース自体が軽いというのはとても嬉しいポイントでした。ふたの部分がメッシュになっているので、何が入っているかを開けなくてもわかったり、使わないときはコンパクトに畳んでまとめられるのも機能的だなと思います。

    自分も仕分けケースは持っているのですが、ご指摘のように少しごつくて重いのです。さっそく無印良品の店頭に行ってチェックです。大きさはS・M・Lの3サイズがありますね。自分はリュックでの利用を考えているので、大きさはSがベストと判断しました。スーツケース派の人はMかLなのでしょうが。

    お値段も990円と良心的です。近々の旅行で試してみたいと思います。買った感じは非常によさげです、軽さは命です。

    旅の極意、今回の旅で感じたこと、持っていくものはミニマルでリュクサック一つが最高だったこと

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  • 誉田屋源兵衛さんの言葉、下地があるから「型」を破れる、下地がなかったらただの「かたなし」や

    誉田屋源兵衛さんの言葉、下地があるから「型」を破れる、下地がなかったらただの「かたなし」や

    本日は自分の備忘録も兼ねて。

    先週の日本経済新聞の夕刊の“人間発見”の読み物はすごかったね。5日間取り上げられていた人は「誉田屋源兵衛 十代目 山口源兵衛」(誉田=こんだ、源兵衛=げんべえ)という人です。京都の老舗で呉服の帯などを製造して販売している人ですね。

    自分は今までの人生経験で京都の老舗の旦那衆はキライなんだな。何を考えているのか本心を言わないし、粋だろうけれど、よくわかない人が多いので。

    この誉田さんもそうなのだろうけれど、その迫力というか生き様がすごかったね。最終の金曜日の話しはこんな感じでした。題して“計りて作らず”です。

    素晴らしいもん作る若手はいると思う。作家志向の子を誉田屋がサポートできたらええと思うてる。今の若手はええもん作っても「高すぎる」とか言われてコストダウンを迫られる。商売に振り回されて自由に作れへんのや

    ただ、下地を作らんで作家になる若手も多い。下地があるから「型」を破れるんや。俺は10年ぐらいかけて下地ができたから「型破り」なことができる。けど、下地がなかったらただの「かたなし」や。俺を破天荒な「婆娑羅(ばさら)」や「傾(かぶ)き者」になぞらえる人もいるけど、そんな単純なものやない。

    (中略)

    俺には心底満足できる帯がまだ1本もないんや。前に作った帯を見て、この色、間違うたなと思うこともある。1本でええから本当に満足できる帯を作って、死んだらそれを巻いてほしい思うてる。

    俺はまだ振り切れてへんのや。どっかでコスト意識とかでブレーキ踏ん出る。本気で振り切ったろう思うたんは、実はごく最近なんや。ようやく、「計りて作らず」の境地に入り始めたのかもしれん。

    「計りて作らず」とは、コストを考えずに自由に作るということですね、単純に言えばね。だけど、誉田屋さんとは一緒縁はないでしょうが、豪快なおっさんだね。

    そして、その豪快なおっさんの記事の横にあったのが、「追想録」での“建築家 磯崎 新”さんの記事。これもよい言葉なので備忘録として。

    「還暦を迎えたのを機に、3つのものを求めないと決めた」

    磯崎新さんが筆者に話してくれたのは2009年、77歳のときだ。名誉、地位、財産。「晩年になってそれらに惑わせられ、創造性を失い守勢にまわる人間をいやというほど見てきたのでね」

    自分も見習いたいね、素直にね。

    これらの人物と違って、3月の「私の履歴書」のJR九州の唐池恒二さんの話しは面白くなかったね。やっぱりサラリーマン社長はだめだね。話しが説教臭いんだな。

    この人の話しを読んでいて、最近読んだ大前研一さんの「第4の波」の中の一文を思い出したのです。“リタイア後に金が余っている日本人”という章の一文です。

    そのことに最後に気がついて旅行して使おうと思っても、もう海外に出かける元気はない。したがって、JR九州「ななつ星 in 九州」などのクルーズトレインに乗り、3泊4日で1人100万円以上、夫婦2人なら200万円以上も払っているんです。降りる時に「非常によかった」「感動した」と言って次回の予約をする人が10人1人いるそうですが、博多でハイヤーを雇って夫婦で行きたい観光地や温泉宿、レストランを3泊4日で巡っても50万円ほどで済むと思うので、実にもったいない話です。私はこれを“やけくそ消費”と呼んでいます

    たしかに、“やけくそ消費”とは言い得て妙です。大前節、炸裂です。

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  • ヴェネツィアに1ヶ月アパートメントを借りて暮らしたいね、そんな習慣を持っている人がいるよ

    ヴェネツィアに1ヶ月アパートメントを借りて暮らしたいね、そんな習慣を持っている人がいるよ

    本日は久しぶりにイタリアはヴェネツィアについておもしろい随筆を読んだのでご紹介しようと思います。その前に自分の感想を。やっぱり世界で一番旅情を誘う街はヴェネツィアに尽きると思うんだな。

    ヴェネツィアに入るには普通は鉄道か飛行機のどちらかになると思います。入る時は、断然、鉄道がオススメです。何故ならヴェネツィアの最終駅の「サンタ・ルチーア駅」を下車して外に出れば、そこは薄青色の運河が待っています。この光景を観て、“来たぞヴェネツィア”と旅情が高まらない人はいないと思うんだな。空港からは降りてすぐにはこの運河の光景が見れないのです。

    そして、帰りは断然、空路をおすすめします。ホテルをチェックアウトして高速モーターボート(空港まで150ユーロぐらいかな)に乗り込んで飛行場までぶっとばすのです。数名いれば比較的安価に30分ほどで空港に到着できます。中東系のビジネスクラスなら尚良し。乗り込んで横になれば、そこはもう羽田という塩梅です。自分は旅の最終地をヴェネツィアにするのが一番好きな旅の締め方なのです。

    本題に戻ります。そのエッセイとは数ヶ月前に日本経済新聞の土曜日の読書欄に掲載されたものです。筆者は建築家の中村好文さんです。タイトルは「イタリア滞在 水の都での読書プラン~鐘楼でよみがえる“五重塔”」です。

    数日前から3年ぶりにイタリア・ヴェネツィアに来ています。8年前から5年間、初夏の1カ月半~2カ月をこの街で過ごしてきました

    そんなわけで2020年の年明けに「さて、今年も….」と予定を立て始めた直後の2月末からコロナウイルスが猛威を振るい始め、あれよあれよという間に世界中に蔓延したため、古希を過ぎた我々夫婦にとって、海外に出かけることなど「夢また夢」になってしまいました。

    そして、このたびようやく垂れ込めていたコロナの暗雲の切れ目からうす陽が差しはじめ、一種の「鎖国状態」も解かれることになったので、喜び勇んで出掛けて来たというわけです。

    さて。いつもはリアルト橋の近くの魚市場から徒歩1分の好立地にあるアパートメントを借りているのですが、今回は気分を変えて、ヴェネツィア本島の対岸にあるジュデッカ島のアパートメントに滞在しています。

    長期滞在する際は、持参する本をじっくり選び、ある種の読書プランを立ててから来ていましたが(例えばある年は翻訳されているカズオ・イシグロの作品を全部読むつもりで準備してやってきました)、今回は突然思いついて、慌ただしく出掛けてきたこともあり、出発当日に長年愛読しているエッセイ集を数冊トランクに放り込んでやってきました。

    読書プラン」といえば、じつは今回どこで、どんな状況で本を読もうか、ということを考えて来ました

    今回はジュデッカ島に滞在することにしましたので、運河に面した埠頭にあるベンチで対岸の本島を眺めたり、目の前を行き来するヴァポレット(水上バス)や、荷物を積んで航行する船などを目で追ったりしながら、その合間に本を読もうと考えていたのです。

    ところが、いざ、秋の穏やかな日差しに照らされたベンチに腰をおろしてみると、膝の上に広げた本にはなかなか気持ちを集中することができず、ただ、ぼんやりと目の前の風景を眺め入ってしまうのでした。

    (略)

    こんな生活いいね。ヴェネツィア本島は生活するには大変なところですが、時期を選んで1ケ月ほどアパートメントで暮らす生活、それも読書しながら、理想的な生活です。

    いつかやってみたいな。来年ぐらいにね。

    そして、地図を見てジュデッカ島はあの定宿のヒルトンがある島なんだね。

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