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  • 東京駅で「インド更紗 世界をめぐる物語」を鑑賞、ウィリアム・モリスはこの流れ

    東京駅で「インド更紗 世界をめぐる物語」を鑑賞、ウィリアム・モリスはこの流れ

    2025年10月31日(金)

    ようやく旅行記が終わって通常のブログに戻ります。だけど、来週はまたパリに行くという慌ただしい日々です。

    ここ2ケ月でミラノ・モンブラン・トリノ・台北・パリを旅行です。

    本題の昨日です。本来ならば、毎週木曜日は絵画教室のあるルーティーンの日ですが、この3週間は野外スケッチ会がもようされていて、教室はお休みです。

    そんな合間を見計らって、この展示会を観に行ったよ。何となく面白そうだったのでね。

      • 東京ステーションギャラリー
      • 「カルン・タカール・コレクション  インド更紗 世界をめぐる物語」
      • 2025年9月13日(土) – 11月9日(日)
      • 入館料 一般(当日)1,500円 (大人の休日倶楽部カード提示で100円引)

    インドで生まれた更紗(さらさ)はその誕生から数千年の歴史の中で、衣服や宗教儀式、室内装飾などさまざまな用途に使われてきました。天然素材の茜(あかね)と藍(あい)を巧みに用いて、染織の難しい木綿布を色鮮やかに染め上げて作られた更紗は、のびやかで濃密な文様が大きな特徴です。

    また、染色の驚異的な堅牢性も、世界中の人々を驚かせました。主要な交易品として、おそくとも1世紀には東南アジアやアフリカへと渡り、17世紀にはヨーロッパ各国で相次いだ東インド会社の設立に伴い世界中へと輸出されます。貿易を通して他国の要望に応じたデザインを自在に展開しつつも、力強いインドの美意識を内包するインド更紗は、装飾美術から服飾まで世界中のあらゆる芸術に多大な影響を与えました

    本展ではインド国内向けに作られた最長約8メートルの完全な形で残る更紗の優品から、アジアとヨーロッパとの交易で生み出されたデザインを伝える掛布や服飾品、そして国内のコレクションも交えた日本での展開を伝える貴重な作品を紹介します。
    世界屈指のコレクター、カルン・タカール氏のコレクションを日本で初めて紹介する本展で、今もなお世界中の人々を惹きつけてやまないインド更紗の奥深い魅力をご堪能ください

    自分にはあまり縁のない更紗ですが、絵柄は非常に興味深く鑑賞しました。インドの更科がヨーロッパで大普及していったとは、その流れで現代のあのウィリアム・モリスの絵柄作があるんだね

    こうやって系統だてて見せてくれると、その流れがつかめます。

    だけど予想外だったのが、ミュージアム・ショップが良すぎてか(この更科関係のグッズがね)、6,000円ほど買い込んだことです、ハンカチとか図録とかね。

    入場者は圧倒的に女性が多かったですが、更紗に興味ある人にはたまらない展覧会なんだろうね。

    鑑賞が終われば、銀座の「共楽」さんへ。先週は行けなかったので2週間ぶりです。これはルーティーン

    まずはビールを1本。飲み終えれば、麺コール。いつもの「ワンタンラーメン」です。

    来週はパリなので、来れずに残念。ご馳走様でした。

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  • 東京ステーションギャラリーで開催中の佐伯祐三展に行ったよ、驚いたのは絵よりその人出の多さ、シニアは絵画がブームなのかね

    東京ステーションギャラリーで開催中の佐伯祐三展に行ったよ、驚いたのは絵よりその人出の多さ、シニアは絵画がブームなのかね

    今日は絵画展のお話しです。自分も小学校以来、お絵書きから離れていたのですが、現在絵画の教室に毎週行っているので、絵の勉強の一貫として絵画展に足を運ぶことも多いのです。

    そして、先日伺ったのが「佐伯祐三~自画像としての風景」at 東京ステーションギャラリーです。この東京ステーションギャラリーには初めて伺ったのですが、東京駅の中にあるのね。ビックリしました。東京駅の丸の内側だね。会場は東京駅の古いレンガ造りで非常に趣のある会場です。

    自分はこの佐伯祐三という画家は初めて知ったのです。こんな感じの人なのね。

    街に生きた伝説の洋画家 佐伯祐三

    およそ100年前、「大阪」「東京」「パリ」の3つの街に生き、短くも鮮烈な生涯を終えた画家、佐伯祐三(1898-1928)。1924年に初めてパリに渡ってからわずか4年余りの本格的画業の中で、都市の風景を題材とする独自の様式に達しました。特に、一時帰国を挟んだ後の2回目の滞仏期に到達した、繊細で踊るような線描による一連のパリ風景は、画家の代名詞とされ、その比類ない個性は今でも多くの人を魅了し続けています。私たちは、佐伯の絵画に向き合う時、風景に対峙する画家の眼、筆を走らせる画家の身体を強く想起させられます。そして、描かれた街並の中に、画家の内面や深い精神性を感じ取ります。それゆえ作品はしばしば、画家自身を映したもの―自画像にたとえられます。

    本展では、佐伯が描いた「大阪」「東京」「パリ」の3つの街に注目し、画家が自らの表現を獲得する過程に迫ります。最大級の質と量を誇る大阪中之島美術館の佐伯祐三コレクションを中心に、画家の代表作が一堂に集結。展覧会初出品となる作品も出展されます。15年ぶりの回顧展となる本展は、佐伯芸術の魅力を再発見する機会となることでしょう。

    この絵画展では膨大な数の絵が出品されています。パリと日本の風景の絵が多いのですが、断然パリの風景の方がいいね。東京の新宿(彼が暮らしていたあたり)界隈の絵はとにかく風景に趣がないね。自分としてはパリの絵の中で気に入ったのも数枚ありました。

    ポスターなどに取り上げられているこの「郵便配達夫」もあったよ。

    驚いたのは絵画そのものより、その人の多さです。平日のお昼に伺ったのですが、展示室は多くのシニアで一杯なのです。ルーブルより人が多いよ。この佐伯祐三という人が有名なのか(繰り返しますが、自分は今まで知らなかった)、日本のシニア層で絵画鑑賞が爆発的に多くなっているか、度肝を抜く人の多さでした。展示室は芋の子を洗うように、大混雑です。

    ビックリするね、日本のシニア。それともすることがないので、大挙して押し寄せているのかな。

    ちなみに東京は4月2日までです。興味がある方はお早めに。

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