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  • 渡辺樹庵さん指摘の“資本のあるところにこのクオリティでやられると厳しい”とは。その虎ノ門の「ロビンソン」で実食

    渡辺樹庵さん指摘の“資本のあるところにこのクオリティでやられると厳しい”とは。その虎ノ門の「ロビンソン」で実食

    本日は久しぶりに純粋に新着ラーメンのお話しなのです。

    それはTwitterを何気なしに見ていたときです。

    高田馬場「渡なべ」などのラーメン店をプロデュースし、ラーメンコンサルタントという肩書を持っていらっしゃる有限会社 渡なべスタイルの代表である渡辺樹庵さんがツイートされていたのです。ちなみに、この渡辺さん、“今までに食べたラーメン店は8,000軒以上という、生粋のラーメンフリーク”という強者なのですね。
    その渡辺さんが紹介されていたのが、東京は虎ノ門にある「ロビンソン」での、中華そば(小盛り)のことだったのです。

    「これは個人店ではないなぁ」という雰囲気のお店です。コンセプトがわりとしっかりと出来ていて、わりとしっかりと作り込まれているお店です。資本のあるところにこのクオリティのものをやられると、今後、個人店はかなり厳しくなってくる気がします。

    プロの人から見て、味的にもすぐに個人店ではないなと思わせるとは、どんな味なのか興味がわくのです。

    ちなみにこの「ロビンソン」ですが、こんなお店なのですね。

    虎ノ門にラーメン店「自家製麺 ロビンソン」打ちたて麺を提供

    料理年歴約20年の田中恵大さんと伊藤浩二さんが営む同店。以前、田中さんは元麻布の日本料理店で、伊藤さんは西麻布のイタリアンで働いていたという。2人は互いの店を行き来し合う友人で「いつか2人で店を開きたい」という夢を今回実現させた。

    座席はカウンター8席。

    メニューは、「中華そば」「つけめん」「中華そば細麺」の3種類(以上850円~)。

    • 「中華そば」には打ち立ての手もみ中太つづれ麺
    • 「つけ麺」には打ち立てのストレートの細麺
    • 「中華そば細麺」には熟成したストレートの細麺

    を使う。それぞれ「小盛」「並」「大盛」から麺の量を選べ、ワンタン2個と「味玉」1個をトッピングした「特製バージョン」も用意する。

    田中さんと伊藤さんは「当店のラーメンの特徴は、店内で毎朝手打ちしている打ち立ての麺。北海道産の“春よ恋”や九州産の“宝いずみ”など5種類の国産小麦をブレンドしている。打ちたて麺ならではのプルッとした、ツルモチ食感をぜひ味わってほしい。スープには、京都産の“京紅地鶏”や鳥取産の“大山鶏”、北海道産“日高昆布“羅臼昆布”などを使っている。鶏と魚介の調和するバランス型で、飲み干せる優しいスープ”」と話す。

    営業時間は11時~14時。日曜・祝日定休。

    こんな記事を読んだからには、訪問して実食せざるをえません。

    年末年次の京都旅行から帰ってすぐに、2022年1月初旬に伺ったのでした。お店は虎ノ門ヒルズ近くのビルの1階です。13時30分頃に伺ったのですが、お店の前には行列はありません。

    だけど、中に入って驚きました。入って右側に待機場所があって、そこに10名ほどが待機しているのです。まずは食券機で食券を購入です。そして、本日は手打ち麺はないようですね。

    お客さんの回転は結構よいかな。20分ほどでカウンター席に案内されたのです。そして本日は、次のとおりです。

    • 中華そば細麺(900円)
    • 味玉(100円)

    店内は完全オープンキッチンスタイルです。待つこと3分。きれいな上品なな中華そばが出てきたのです。大判の海苔も添えられています。

    チャーシューがまるで牛肉のように見えます。スープはやさしい味ですが、少しパンチもあるのかな。完全な魚介系とも違うな

    麺は手打ち麺であればもっと違った感じなんでしょうが、今日の麺はまあまあかな。

    全体の印象としては、見た目通り上品で落ち着いた感じのラーメンかな。何かこれといったパンチがほしいのも事実ですね。

    渡辺さんが指摘された、これは個人店の味ではないなというのは、どこで見分けられるのか分からずです。プロの目は冷徹ですね。

     

  • 〈カズ散歩1〉リトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場駅前のタックイレブンビル、妖しい光を放って恐るべし

    〈カズ散歩1〉リトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場駅前のタックイレブンビル、妖しい光を放って恐るべし

    日本経済新聞の2021年7月17日土曜日の夕刊の記事です。「くらし探検隊」という特集記事でした。タイトルは“「リトルヤンゴン」高田馬場のいま~増える中華・ベトナム系店舗~”というものです。

    「リトルヤンゴン」とも呼ばれる東京・高田馬場。民主化運動の弾圧から逃れてきたミャンマー人が1990年代後半に集まったとされるが、近年目立つのは中華系やベトナム系の店舗。変わりゆく街を歩いてみた。

    リトルヤンゴンは線路に囲まれている、という。

    JR山手線と東京メトロ東西線も、西武新宿線の結節点でもある高田馬場。街に出てもミャンマーの香りはしない。そこで、日本ミャンマー・カルチャーセンターのマヘーマー所長と落合清司理事長に案内されたのが、駅前にあるタックイレブン高田馬場ビルだ。

    電車の音が鳴り響くビルの表にはスナックなどの日本語の看板が連なる。普通の雑居ビルに見えるが、中にはいるとそこはミャンマーだった。

    アウン・サン・スー・チーさんが描かれたマスクに辛そうなスパイス-。

    上層階には輸入食品や雑貨がところ狭しとならぶ店が多数ある。5ケ月分の食材を買い込んだという技能実習生の女性(24)は「懐かしい故郷の食事を作れる」と満面の笑みを見せた。

    (中略)

    リトルヤンゴンがタックイレブンという「点」ならば「面」として広がるのが中華系の店舗だ。駅から早稲田通りを落合方面に5分歩くと中華系の料理店や雑貨店、台湾スイーツの店などが15点ほどあった。背景には中国人留学生の急増がある。

    駅周辺ではタックイレブンを含め数々のビルに掲げられる「行知学園」という真っ赤な看板が目に付く。中国人留学生を対象とした予備校だ。

    (後略)

    そして、自分がミャンマーを観光で家族旅行したのが、2011年の年末年始です。丁度10年前です。このころは、スー・チーさんは軟禁状態だったのです。

    こんな記事を見たからには、カズ散歩ならぬ、現場を見に行くしかありません。真夏のお昼にでかけます。散歩の前にますばランチです。

    今日は高田馬場で高評価のラーメンや「渡なべ」さんを訪問です。

    • 東京都新宿区高田馬場2-1-4

    入り口も主張のない、知らなければ見逃すであろう店構えです。店内はカウンター席だけの10席ぐらいのお店です。お客さんはほぼ一杯です。

    初めてのお店なので一番オーソドックスな「ラーメン」(850円)と替え玉を注文です。

    待つこと5分。ラーメンの登場です。非常に濃厚そうな魚介系のスープに中太麺です。シナチクでかし。豪快にでかいチャーシュー1枚。見た目ほど濃厚ではなく、麺がうまいです。温かいつけ麺を食べている感じかな。だけど、替え玉が変わっています。一転して、博多ラーメンのような細麺に変わるのです。これもしっかりしたコシで美味しです。

    個性的なラーメンですが、これはこれでありという魚介系のラーメンです。

    そして、本日の散歩の目的の高田馬場のタックイレブンビルを目指します。確かに、駅前の雑居ビルという感じです。ビル内は昼間なのに妖しい雰囲気がプンプンと伝わってきます。

    1階には「ノングインレイ」というミャンマー料理のお店です。在日のミャンマーの人が見れば、郷愁さそう料理の数々です。自分ももう、モヒンガーの味は忘れたな。

    分かりにくいエレベーターで6階まで、中華食材点さんをひやかしで訪問です。

    だけど、記事のとおりビルの外はミャンマーの香りはしないですね。

    自分は中華食材店で、押し豆腐を手に入れたのです。あの中国飯店の定番、“干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物”を作ってみたくなったのでした。

    妖しい光を放つ高田馬場のタックイレブンビル、恐るべしですね。