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  • 2019年5月現在、肌で感じたカイロとルクソールの治安事情。昨日もカイロのピラミッド近くで爆発が。主要観光地は厳重警備

    2019年5月現在、肌で感じたカイロとルクソールの治安事情。昨日もカイロのピラミッド近くで爆発が。主要観光地は厳重警備

    昨日もエジプトはカイロのピラミッド近くで爆発があったようです。

    エジプトのピラミッド近くで爆発 観光バスの17人負傷 付近には日本支援の博物館も(2019.5.19)

    エジプトの首都カイロ近郊で19日、観光バスを狙ったとみられる爆発があり、英BBCによると南アフリカ人やエジプト人ら少なくとも17人が負傷した。現場は日本の国際協力機構(JICA)が支援して建設中の「大エジプト博物館」から近い。在エジプト日本大使館によると、同日夕現在で邦人が被害にあったとの情報はないという。

    爆発は世界遺産に登録されているギザの「三大ピラミッド」の近くで発生。周辺では昨年12月末にも、ベトナム人観光客らが乗ったバス付近で爆発が起き、15人前後が死傷した。

    エジプトでは、シナイ半島を中心にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下のグループが活動し、当局が掃討作戦を展開している。観光業はエジプトの財政を支える主要産業。

     

    2019年の10連休を利用してエジプトに10日間ほど滞在しましたので、その時、感じたカイロの治安について書きたいと思います。

    実は、エジプトに行きたくてもなんとなく、テロの脅威があるので、行くのをためらっていました。私たちが行く前の数か月前にも道路脇で爆発物が爆発し、ベトナムからの観光客の方が亡くなっていました。ここ最近の事件は、明らかに観光客のバスなどが狙われているようですね。

    私たちは個人旅行でしたので、しかも、車はほとんどUber利用でしたので、車が狙われるリスクはありませんでした

    まず、エジプトの空港ですが、セキュリティチェックは厳しかったです。出発ロビーには航空券を持っている人しか入れないようですね。

    ホテルですが、私たちは欧米系のヒルトンやマリオットを利用しました。まず、ホテルの入り口のゲートで車は必ず止められ、犬が車の周りを1周し、トランクも開けられます。したがって、ホテルは安全上は大丈夫と思いました。ただ、内部関係者と通じていれば何でもありと思うのでリスクはあるとは思いますが。

    また、ルクソールのヒルトンですが、ここも入り口の警備は厳しいですが、ナイル川に面しており、川から脅威があれば、どうなるんだろうとは思いました。

    主要な観光地ですが、ピラミッドにしてもルクソールの王家の谷にしても、すべて警察官の検問があり、機関銃を持った警官が数多く待機しているので、主な観光地ではテロの危険は少ないと思います。もちろん、手荷物検査もあります。

    特に、狙われやすいキリスト教のコプト教会が集まるオールド・カイロは警備が相当に厳しかったです。入口には装甲車なども待機しており、ものものしい警備でした。

    以前、大きなテロのあったカイロ中心地の歴史博物館は入り口の警備と手荷物検査が厳しいです。これは仕方ないですね。

    ただ、ここ最近起こっているような路上での爆発物のリスクは常にあると思います。特にカイロ中心部は渋滞が激しいので、ここで何かあれば防ぎようがないので実情です。

    ピラミッドがあるギザ地区は、そんなに渋滞が醜くないので、そして、車も結構スピードを出しますので、自分たちの感覚では狙って爆発させるのは難しいとは思いましたが。

    滞在したのは、カイロとルクソールだけでしたが、自分たちは特に危険は感じられませんでした。地元の人たちもなにかのんびりしているようで、ピリピリしている様子は見えません。よく言われるように、地元の人たちも利用するレストランなどを利用した方が安全ですね。

    やっぱり、できることは、できるだけ観光客として目立たないことが重要ですね。





  • 「まさにルクソールをみて死ね」。ルクソール観光はベルトラの1日観光コースがお薦め。但し、体力的にはキツイぞ

    「まさにルクソールをみて死ね」。ルクソール観光はベルトラの1日観光コースがお薦め。但し、体力的にはキツイぞ

    今回のエジプト旅行も個人旅行ですので、現地観光も自分で手配する必要があります。そんな時に役立つのが、現地オプショナルツアーが選べるVeltra(ベルトラ)です。

    そして、ルクソールで選んだツアーは、

    • ルクソール観光の決定版!王家の谷&カルナック神殿&ルクソール神殿&ハトシェプスト葬祭殿<日本語or英語ガイド/チップ込/ルクソール発>

    というツアーでした。1人当たり、USD128ドルというツアーです。さすがに、ルクソールはタクシーチャーターでもしない限り、個人では1日で主要なところを観るには不可能です。

    ツアーはこんな感じで回ります。午前中がナイル川西岸、午後が東岸です。

    • メムノンの巨像
    • 王家の谷
    • ハトシェプスト葬祭殿
    • (ランチ)
    • カルナック神殿
    • ルクソール神殿

    朝7時にヒルトン ルクソールでピックアップで、予定ではホテル到着が17時になっていましたが、自分たちは3名の少人数で15時にはホテルに帰ってきました。また、ガイドさんは、英語での説明でした。

    このツアーの感想ですが、ツアー自体はたいへん効率よく回れるので満足できましたが、何せ5月初旬でも現地は暑いので、最後はかなりバテバテでした。これ、17時まで付き合わされるとほんと、大変だと思います。

    できれば、西岸を1日、東岸を1日に分けて観光した方が良いと思った次第です。

    ただ、このルクソールでびっくりしたのは、こんなにも完璧な形で古代エジプトのものが残っているということです。特に、王家の谷のお墓の中の壁画はこんなにも完璧に残っているのは驚きました。歴史の教科書では習っていないぞ。キッパリ

    そして、王家の谷では、ツタンカーメン王墓(250ポンド)と、ラムセス6世王墓(100ポンド)は別料金が取られますが、これは必ず別料金を払って観た方がよいと断言できます

    ツタンカーメンのミイラもちゃんと残っているのですね。

    そして、気をつけないといけないのは、お墓の中での写真、カメラごとにカメラ券が必要です。係りのオヤジが頻繁というよりベッタリと見ていますので、もう常時、カメラ券を手に持っていないといけない状態です。違反が見つかれば、即、50エジプトポンドが徴収されます。違反は必ず見つかると思った方がよいです。自分も家族で1枚のカメラ券しかもっていなかったので、50エジプトポンドが没収です。

    あと、係りの人が写真をとってやろうと言ってきて、撮ってもらうとチップです。

    次のハトシェプスト葬祭殿は日陰がないので、太陽もかなり昇っていますので、かなりキツイです。ガイドさんに確認したところ、こちらの場所で20年ぐらい前にJTBのツアーのお客さんがテロにあったところということです。山から襲撃してきたとのことです。確かに、ここで襲われたら、逃げるところはないですね。

    昼食は、東岸に戻って、ヒルトン ルクソール近くのレストランでランチです。スープとメインの料理です。おもしろいのは、ガイドさんと一緒のテーブルで食べるところかな。たくさんのツアー客でにぎわっています。

    午後はバテバテの中、東側のカルナック神殿とルクソール神殿です。これもかなりの状態で残っています。これにも驚きました。カルナック神殿の奥にでは、機関銃を持った警察官2名がこいこいの手招き。いいところに連れて行ってやるとのこと。壁に手をつけての所作を教えてくれましたが。機関銃を持った状態でチップをせがまれれば、断れるわけないだろう、でした。

    この神殿2つを見て、感じたこと、「ああ、私の悲しきパルテノン神殿」です。こんな規模で古代エジプトのものが残っていては、かないません。ナイアガラの滝とイグアスの滝の違いと同じです。

    まさしく、「ルクソールをみて死ね」、ですぐらいの記憶に残る観光地ですね。但し、体力には気をつけてね。