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  • 「ヒルマ・アフ・クリント展」、神秘的な抽象画が展開、訳わからないが圧巻の絵

    「ヒルマ・アフ・クリント展」、神秘的な抽象画が展開、訳わからないが圧巻の絵

    2025年3月27日(木)

    昨日の東京は初夏を思わせる陽気です。主治医の突然の死の知らせで、動揺が続いていますが。

    本日は陽気につられてこの絵画展に行ったよ。場所は東京の真ん中、竹橋なので千鳥ヶ淵界隈を歩きました。こんな感じで桜がきれいだよ。

    抽象画の人らしいのですが(予備知識はこんなもので出かけた)、このキャッチフレーズに心惹かれてね。

    “2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多となる60 万人超もの動員を記録”だもの。

    • 公演: ヒルマ・アフ・クリント展
    • 会場: 東京国立近代美術館
    • 入場料: ¥2,300

    抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(1862–1944)のアジア初となる大回顧展です。スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。彼女の残した 1,000点を超える作品群は、長らく限られた人々に知られるばかりでした。1980 年代以降、ようやくいくつかの展覧会で紹介が始まり、21世紀に入ると、その存在は一挙に世界的なものとなります。2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多となる60 万人超もの動員を記録しました。

    本展では、高さ3mを超える10点組の絵画〈10の最大物〉(1907年)をはじめ、すべて初来日となる作品約140点が出品されます。代表的作品群「神殿のための絵画」(1906–15年)を中心に、画家が残したスケッチやノート、同時代の秘教思想や女性運動といった多様な制作の源の紹介をまじえ、5章立ての構成により画業の全貌をご覧いただきます。

    先入観なしで観ましたが、神秘的でもう訳がわからない絵画でした、良い意味で。普通の表現では表せないその世界観、特に10点あった大きな抽象画は圧巻の一言

    ピカソもそうだけど、抽象的な絵を描く人はその前段階でのデッサンや普通の絵があまりにもうますぎるよね、この人にも当てはまります。

    そして、この人の場合、一番油の乗ったときは抽象画なのですが、また、水彩の精緻な写実にも戻ってきていることですね。

    いやー、圧巻の絵画展でした。モネやマチスのように混雑していないのも特筆ものです。

    観終われば、ここは竹橋。毎日新聞社ビルのここに行くしかないでしょう、とんかつの「まるや」さんへ。13時過ぎの入店です、まずは瓶ビールからね。

    そして注文は“ロースかつ定食”(800円)です。こんな感じで肉厚で中はほのかなピンク色のトンカツが提供されます。まさに、“こんな安い値段で大丈夫か”レベルですがとこのクオリティです、たまりませんね、東京のグルメ。

    ご馳走様でした。

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  • 「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    2023年10月25日(水)

    本日は美術展のお話しです。銀座の画廊などでよく展示されているあの“棟方志功”です。このおじさんの描く絵と版画は断片的に目にはしているのですが、ちゃんと系統立てて見たことはないのです。菩薩の版画のイメージなんだね。

    だから生い立ちもまったく知りません。数ヶ月前に見た山下清と同じ知識なのです。

    そんな棟方志功ですが、今回、東京で大きな回顧展を開催しており、のこのこと出かけてきました。

    [開催概要]

    • 「⽣誕120年 棟⽅志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
    • 会場: 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
    • 会期: 2023年10月6日(金)−12月3日(日)
    • 開館時間: 午前10時〜午後5時(金・土曜日は午後8時まで)
    • 観覧料: 一般:1,800円  ※消費税込

    webでチケットを購入しての訪問です。この国立近代美術館は初めて訪れます。上野ではなく大手町にあるのね。お昼の12時ぐらいに訪問しましたが、かなりの混雑です。明らかに年配の人が多いです。

    感想です。やっぱり圧倒されるね。版画もいいけど油絵もいいよ。東北出身の方で後期には外国でも高い評価を受けたんだね。やっぱり菩薩をはじめとする宗教色の強いものもありますが、それだけでは終わりません。宇宙とか書いたものはメキシコのタマヨに通じるものがあるよね。やっぱり天才ですね。色使いでは赤と青の色使いに特色があります。

    油絵はルオーとかゴッホのタッチに似ているよね。

    やっぱり欧米で人気になるのもわかります。この年代、山下清といいすごいね。メキシコの土着のアートに通じるものがあります。

    こんなに一同に揃うのは貴重なのでしょう。やっぱりすごかったぞ、世界の棟方志功

    本日は画録は購入しまい(なるべく紙本は避けたい)と心に誓ったのですが、あの棟方先生の作品に圧倒されて購入です、2,800円なり

    鑑賞が終われば、1時前です。この竹橋界隈は全く地の利がありません。だけど棟方志功を観たあとは、“とんかつ”を食べたくなったんだね。ビールとキュッとね

    検索すると大手町界隈から竹橋界隈は「とんかつ まるや」の勢力圏のようです。全く知らない屋号です。地元の有力店に行くべし、これ鉄則です。

    というわけで、毎日新聞社ビルの地下の「とんかつ まるや」へ直行します。時間帯的に行列を意識していましたが、何とかカウンター席に1席確保です。外の文句を見れば、こんな都心なのに“ローカかつ定食”(750円)の文字が。すごいね

    まずは瓶ビール(650円)を1本いただきます。周りはサラリーマンだらけ、その中に混じってビールをグビッとする優越感、たまりません。(あなたマゾだね)

    注文はもちろん“ローカかつ定食”です。ビールを1/3残した所で登場です。これが750円、ボリューム的には驚きです。但し、お塩はありません。とんかつソースだけです。その代わりに、ねりからしは壺入りです、一番好きなタイプ。

    これで750円、信じられません。これで十分じゃないか、ランチのとんかつは。

    ビールを1本飲んでお会計は1,400円、本当に信じられません。その跡は気分も良くなり、江戸城散策でした。

    裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕