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  • [ビバ・メヒコ旅行記4]空港と市内の移動はメトロが一番早くて格安、ターミナル間移動は注意のこと

    [ビバ・メヒコ旅行記4]空港と市内の移動はメトロが一番早くて格安、ターミナル間移動は注意のこと

    本日の話しは、地下鉄(メトロ・M)での市内から空港までの移動と、ターミナル1から2への移動を取り上げたいと思います。

    市内のブエナビスタ地区のHoliday Innに宿泊しており、グアナファトに向かうために再度、メキシコシティの空港に向かったのでした。

    地球の歩き方によれば、

    空港(第一ターミナル)の敷地から約200メートルに、メトロ5号線のテルミナル・アエレア(Terminal Aerea)駅がある。料金は市内まで5ペソだが、ホテルエリアまでは数回の乗り換えが必要。治安上、大きな荷物を持っての移動はあまりすすめられない。

    こんな書かれ方をすると少しビビりますね。自分の場合は、メトロからメトロへの1回の乗り継ぎのようだったので、初めてメトロを使って空港に向かったのでした。

    ちなみに日本からの到着時に市内に向かった際には、メトロバスの4号線を利用しました。

    自分的には地下鉄の方が断然、気に入りました。何故なら、断然早いから

    Oceania駅でメトロ5号線に乗り換え、Pantitlan行きに乗ればTerminal Aereaへは1駅です。約30分弱で到着です。

    メトロバスですが、ある区間で必ず大渋滞しますので、空港からソカロまで約1時間30分はかかると思います。ちなみに、必ず途中のSan Lazaroで乗り換えがありますので。乗り換えても追加の運賃は必要ありません

    自分としてはメトロ一押しだな。メトロは人もいるし、危険は全く感じません。但し、混雑時のスリだけには注意が必要です。メキシコシティのメトロもメトロバスも混む時は東京程度に混みます

    そして、メキシコシティの空港に着きました。地下鉄から降りて少し歩けばターミナル1です。地下鉄からは人の波に沿って行けば着きます。(ターミナルからメトロ駅までは徒歩3分ぐらいかかるかな、空港ターミナル内にあるというイメージではありません)

    本日はアエロメヒコの国内線を利用しますので、ターミナル2への移動が必要です。(ちなみに、多くのアエロメヒコ便はターミナル2が利用されていますね)

    ターミナル1から2への移動は搭乗券(スマホ表示でもOK)がすでに入手済みであれば、モノレールのAerotren(所要時間5分・無料)を利用しましょう。乗り場所は少しわかりずらいですが、5番の表示のあるあたりで2階にあがるエスカレーターがありますので、2階に上り、指示の通り進みましょう。途中で2回程度、チェックポイントがあります

    搭乗券があるかどうか、チェックされます。ターミナル移動が必要ですが、搭乗券がない場合はシャトルバス(有料)かタクシーでの移動が必要です。

    ターミナル間の移動でシャトルバスで有料なのは少し日本人としては驚くね

    今回はぼっち旅ですので、あくまで格安にてメキシコシティでの空港と市内の移動について備忘録がてら報告させていただきます。

    [ビバ・メヒコ旅行記5]メキシコシティ空港でアエロメヒコのラウンジが使えるよ、表示はないが

     



  • 辛酸なめ子さん曰く、電車の入り口で立っているおじさんのことを“狛犬”(こまいぬ)と呼ぶんだとか

    辛酸なめ子さん曰く、電車の入り口で立っているおじさんのことを“狛犬”(こまいぬ)と呼ぶんだとか

    先日、日経新聞の夕刊で確か金曜日に定期的に掲載される書評欄に非常におもしろく、含蓄のある一文を見つけたのでした。

    本の著者は辛酸なめこさんです。ペンネームからしてすごい名前を付けるな。おぬしできるなというペンネームです。内容はこんな感じなのでした。

    世間では?(もしかして辛酸なめこさんだけ?)、電車の入り口に立っているおじさんのことを狛犬(こまいぬ)と呼ぶのだそうです。

    この一文を見て、ざぶとん一枚です。自分はこんな呼ばれ方をしているのを初めて知ったのでした。確かに言い得て妙です。

    たいてい電車の入り口にたっている人は内側に向いて立っているんだなその様はたしかに狛犬です。おじさんだけに限らず、おばさんも若者もいます。全員、狛犬状態です。

    確かにあのポジションは居心地が良いのはわかります。乗降客には邪魔の存在なのは分かっているのですが。椅子に座れなければ、あのポジションが最高なんですね。立つ人にとってはね。

    そして、狛犬で思い出されるのが、作家・脚本家であった故向田邦子さんなんだな。映画にもなった「あ・うん」です。高倉健、富司純子, 板東英二が主演する名作ですね。

    ふたりの男とひとりの女の微妙で不思議な関係を描いた降旗康男監督の名作です。

    そして、不覚にもこの「あ・うん」という言葉を知らなかったのです。

    漢字では「阿吽」と書きます。

    本来「阿吽」は仏教用語における「言語観」で「阿」は開口音(=口を開いて最初に出す音)、「吽」は閉口音(=口を閉じて出す最後の音)のことです。 サンスクリット語(古代インド)において、最初の字音である「阿」と最後の字音である「吽」であり、万物の始まりと終わりを表すとされています。

    また「阿」は万物が発生する原理、「吽」は万物の集結する智徳を表すとされていて、また菩薩心と涅槃などを表すとされています。

    「阿吽」には「相対・対比・対立など相対する二つのもの」といった意味もあります。

    これは、対となる物に「阿吽」が用いられていることにあります。 神社の狛犬や金剛力士像、そしてシーサーなど一対で存在する宗教的な像は、一方が口を開いた「阿形(あぎょう)」と、もう一方は口を閉じた「吽形(うんぎょう)」となっています。 このことから、「阿吽」は「相対・対比・対立など相対する二つのもの」となりました。

    神社前にある、こま犬。左が阿「あ」右が吽「うん」

    本来であれば、こんな崇高な意味がある“あ・うん”の狛犬ですが、電車の中のおじさん狛犬2人も魔除けの効果を発揮しているのかは不明です。

    話しは戻って、この「あ・うん」という映画ですが、自分は何の知識と先入観なしに初めて見た時、たんたんとした映画で本来の良さがわからなかったのです。大人の映画ですね。

    高倉健さん、会心の演技です。

    日常に戻れば、自分も電車の中で“狛犬”と呼ばれないようにしないといけませんね。

    そして、今日も電車の中の言われているのでしょう、“おじさん狛犬見っけ”と。

    向田邦子への賛辞。あの人はね、パシっとした女でした、つまり「昭和のホンモノ」です