タグ: 高揚感

  • 映画「クラブゼロ」これは傑作だよ、撮影・音楽・衣装も斬新、監督は天才だよ

    映画「クラブゼロ」これは傑作だよ、撮影・音楽・衣装も斬新、監督は天才だよ

    2024年12月10日(火)

    昨日の週初めの月曜日もまずは映画館へ。

    観た映画はこちら、渋谷のテアトルシネマで。

    • 「クラブゼロ」

    これ予告編が映画館でもバンバンかかっていて、もう話の筋は分かったよ、という感じで自分的には映画館に足を運ぶことはないと思っていたのですが

    新聞等の映画評もたくさん出ていたしね。

    だけどなんとなく足を運んだんだね。話しはこんな感じ。

    「リトル・ジョー」「ルルドの泉で」などで知られるオーストリア出身のジェシカ・ハウスナー監督がミア・ワシコウスカを主演に迎え、「意識的な食事」を説く栄養学教師と彼女に心酔する生徒たちの運命を、ブラックユーモアを交えて描いたスリラー

    名門校に赴任してきた栄養学の教師ノヴァクは、「意識的な食事」と呼ばれる最新の健康法を生徒たちに教える。それは「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」というもので、無垢な生徒たちは早速実践を開始する。ノヴァクの教えに感化された生徒たちは「食べないこと」に多幸感や高揚感を抱くようになり、その言動は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づいた時にはすでに手遅れで、生徒たちはノヴァクとともに「クラブゼロ」と呼ばれる謎のクラブに参加することになる

    共演は「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」のエルザ・ジルベルスタイン、「トムボーイ」のマチュー・ドゥミ、「インフェルノ」のシセ・バベット・クヌッセン。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品

    2023年製作/110分/G/オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール合作
    原題または英題:Club Zero

    いや~、傑作でした、驚いたね。カンヌのコンペティションに出されたんだね、自分的には「落下の解剖学」よりこっちがパルムドールだと思ったよ

    こんなに集中して観れたのは久しぶり。この監督天才だよ。撮影も音楽(音)も斬新ですばらしい。衣装の使いかもすごいよね。あの女の先生、ずっと色違いのポロを着て出てくるんだね。どうやって終わらせるんだろうと思っていましたが、あの終わりね。

    カルトとか洗脳を完璧に表しているね。こうゆう映画の作り方もまだあるんだという面で非常に参考になりました。アウシュビッツを描いた「関心領域」より、こっちの世界の方が不気味と思ったものね。今年必見の映画です。この監督には大注目だね。

    上記も映画館のブラックジョークだね。

    あの西加奈子の「サラバ」を思わせるね、これも映画にしてくれないかね。

    観終わればここは渋谷、道玄坂の「喜楽」に直行です。こちらではビールを飲まないので健康的だよね。注文はいつもの“チャーシュー麺”です。だけど本日はあの映画のあのシーンが頭に張り付いて、若干気持ちよく食べれなかったね

    ご馳走様でした。

    ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読了、現代世界文学の最高傑作というが自分には理解できず

     



  • 「愛と哀しみのボレロ」を観に再度劇場へ、神様・仏様・ジョルジュ・ドン様

    「愛と哀しみのボレロ」を観に再度劇場へ、神様・仏様・ジョルジュ・ドン様

    2024年3月6日(水)

    本日も相変わらず映画の話しから。先週の金曜日に続いて再度「愛と哀しみのボレロ」を観に行ったのです。天気も雨模様で寒いのでね、映画館が一番いいわけです。庶民の娯楽としてね。短期間で2回も観ると、細かいことがわかっていいよね。そして今日の回は前回よりお客の入りはよかったよ。

    何回観ても、一番良いシーンはジョルジュ・ドンが中盤終わりに踊る「ラ・バヤデール」ですね。あの瞬間の高揚感というか、カメラワークも含めてもうたまりません。最初と最後のボレロも含め一番よいところをかっさらっていくヌレエフ役のジョルジュ・ドン。

    改めて思ったこの映画の良さは冒頭の20分のバレエとショーの華やかさし敗者の光景でつかみがすばらしいところです。あと各逸話の切り替えず非常にテンポがよく、その構成力には驚かされます

    最後の最後であのユニセフの役人がエデット・ピアフの肩に手を回すのは何か含みがあるのかな、何か意味深な一コマです。

    最後のボレロのシーンで弁護士と並んでいるのは母親(精神病院にいた)なんだね。そして、パリ解放の時のあの祝宴の広場にいた神父さんと奥さんがあの赤ちゃん(のちの弁護士さん)の育ての親なんだね。

    見ていくうちに全貌がわかってきました。おもな配役を記しておきたいと思います。

    • ヌレエフ(映画: セルゲイ・イトビッチ)ジョルジュ・ドン
    • カラヤン(映画: カール・クレーマー)ダニエル・オルブリフスキー
    • エディット・ピアフ(映画: エブリーヌ)エブリーヌ・ブイックス
    • グレン・ミラー(映画: ジェイソン・グレン) ジェームズ・カーン

    そしてこの映画で最も印象深い女優は、

    • タチアナ(ヌレエフの母親と娘役)リタ・ポールブールド

    このタチアナ役の人、フレエフの母なんだけどヌレエフの娘の役柄をやっているので頭がこんがらがるんだよね。あのカラヤンの映画での話しは本当なんだろうけれど、後世にはあまり聞こえてこない逸話ですね。実際、ドイツ人であの時代を過ごした人でヒトラーを無視できるはずもないしね。ニューヨークでの公演の逸話も本当なんだろうね。

    少し気になったのはグレン・ミラーの娘の放蕩の逸話が少し長すぎないかということぐらいかな。逆にカラヤンの出番はかなり少ないね。

    最後の赤十字とユニセフのあの企画、あの時代だからできたのでしょう。赤十字はともかく、今のユニセフの評判だとどうなんだろう。

    ともかく、神様、仏様、ジョルジュ・ドン様だよね。

    終わればいつものように室町にある「ますたにラーメン」へ。

    今日も充実した1日でした。

    あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

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