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  • 赤坂のACTシアターでの志の輔の仮名手本忠臣蔵と中村仲蔵は今年が最後だよ。初日に師匠のおはこの名人芸を観てしまった

    赤坂のACTシアターでの志の輔の仮名手本忠臣蔵と中村仲蔵は今年が最後だよ。初日に師匠のおはこの名人芸を観てしまった

    昨日は、このコロナ禍ですが、赤坂のACTシアターで行われた立川志の輔の落語を観に行った。

    • 2020年10月19日(月)18時30分 開演
    • 「恒例 志の輔らくご」
    • 第一部: 大忠臣蔵-仮名手本忠臣蔵のすべて
    • 第二部: 中村仲蔵
    • TBS赤坂ACTシアター

    席は2階のA列。全席指定 6,000円(税込)

    今回の公演は10月19日から25日までで全6公演なのでした。

    実は、この志の輔の大忠臣蔵と中村仲蔵は同じ演目で昨年(2019年)の5月も自分は観ているのです。その時は、志の輔のこの演目に関心し、今回は家族を連れての鑑賞とあいなったのでした。(何故なら、志の輔の噺がすごく良かったので)

    コロナ禍では今年2月の国立劇場で文珍さんを観て以来の落語ですね。

    雨の中を赤坂のACTシアターさんにお出かけです。月曜日から雨は憂鬱ですね。

    劇場の入り口は少し密になっています。入口では、消毒液を手にふきかけられます。

    そして、自分の名前と連絡先、座席番号を記入して、係りの人に渡して入場できるといった、少しものものしい入場手続きとなります。

    そして、劇場の中に入ってわかったのは、今年はグッズ販売もなく、ドリンクの販売もないのでした。せっかく、志の輔さんの手ぬぐいを今年も買おうと思っていたのですが、トホホな状態です。

    そして、仲入りのビールもワインも飲めないとは。残念無念です。

    座席は1席づつ空けての着席です。ということは、キャパに対して、50%の収容ということになります。これでは、収入減が大きいだろうな、と推測されます。

    定刻、18時30分に開演です。

    第一部の仮名手本忠臣蔵のセットは昨年と同じです。あの、浮世絵風の絵です。これ、写真にとりたいな。(撮れないけど)

    舞台には、中央に3枚のパネルが立てられています。そこに描かれているのは浮世絵師・歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書」を模した絵です。舞台美術の第一人者・堀尾幸男が手がけたものですね。

    まくらでは、志の輔さん、「本日が初日です、昔はしり上がりに調子が上がっていくのですが、この歳になりますと疲れてきて、初日がピークで後は右肩下がりになるのです、皆さんは初日という一番よい日に来られました」と言って笑いをとっていました。

    観客動員数の嵐と自分の比較は昨年と同じ小噺でしたね。

    今年も仮名手本忠臣蔵のあらすじを見事に解説してくれました。

    仲入りです。ここで、ビールとワインが飲めないのはつらいですね。やっぱり。

    仲入りは15分です。

    第2部の志の輔さんの「中村仲蔵」の開演ですね。黒い着物に着替えての登場です。

    今年の中村仲蔵は決まっていましたね。師匠も最後で少し予定時間をオーバーしたと言っていましたので、かなり力が入っていました。

    今年は中村仲蔵が名代になって仮名手本忠臣蔵の第5部のところの志の輔の歌舞伎チックなせりふ回しに力が入っており、大変出来栄えのよい「中村仲蔵」でした。

    最後のあいさつで、このACTシアターでのこの仮名手本忠臣蔵はおそらく最後で、来年から3年間はこの赤坂ACTシアターはハリーポッターのロングランをやるのですよ、云々を残念そうに話しておられたのが、印象的でした。

    本日は大変出来の良い「中村仲蔵」を観ることができました。よお、師匠、名人芸!

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  • 立川志の輔の仮名手本忠臣蔵と中村仲蔵を赤坂ACTシアター観たぞ。師匠、うますぎでしょう。よお、名人芸

    立川志の輔の仮名手本忠臣蔵と中村仲蔵を赤坂ACTシアター観たぞ。師匠、うますぎでしょう。よお、名人芸

    昨日は、赤坂のACTシアターで行われた立川志の輔の落語を観に行った。

    • 5月13日(月)18時30分 開演
    • 「恒例 志の輔らくご」
    • 第一部: 大忠臣蔵-仮名手本忠臣蔵のすべて
    • 第二部: 中村仲蔵
    • TBS赤坂ACTシアター

    席は2階のB席。全席指定 5,500円(税込)

    実は、志の輔の生落語は初めて観ました。客の入りは満席です。

    第一部は、第二部の落語「中村仲蔵」をよく理解できるようにと、志の輔が仮名手本忠臣蔵の構成と内容についてざっと解説してくれる部です。

    冒頭で、志の輔曰く、このACTシアターでの落語会は11年目。そして、この仮名手本忠臣蔵をやり始めて9年目で今まで延べ、3万8千人の人に見てもらったことになる、と言う。

    最初の3年目ぐらいまではものすごく好評を得て手ごたえも感じていたが、4から6年目はもおいいかげんいいのではという気がしたが、最近はまたやる気になってきたと言う。

    この忠臣蔵の企画、長くひっぱり過ぎなので、TBSのスタッフにそろそろ変えた方がよいのでは、もう3万8千人の人がおそらく複数回見ている人もいるので、変更してはどうかと志の輔が聞いたところ、TBSのスタッフから「何を言っているんですか。ジャニーズなら1晩ですよ」と言って今年も続けている、と言って爆笑をとっていました。

    そして始まる第1部は「大忠臣蔵~仮名手本忠臣蔵のすべて~」です。志の輔は、眼鏡に浴衣がけというラフな装いです。

    舞台には、中央に3枚のパネルが立てられています。そこに描かれているのは浮世絵師・歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書」を模した絵です。舞台美術の第一人者・堀尾幸男が手がけたもので、役者絵の中には「志の輔」「ゆきお」の名前が紛れ込んでいると言って、笑いをとっています

    全11部から成る「仮名手本忠臣蔵」をまずは各部がどんな内容なのかプロジェクターと赤いポインターを使って解説してくれます。春夏秋冬といった章立ても説明します。

    そして、今では歌舞伎の主要演目の第5部が名人の中村仲蔵がいなかったら、おそらくつまらないまま続いていただろうという話しです。

    第1部で約1時間。大変、ためになった解説。

    15分の仲入り後、第2部の「中村仲蔵」です。

    要は、血筋がすべてというか非常に大事という歌舞伎界において、全く血筋のない、その後、名人と言われた中村仲蔵が第4代市川団十郎の庇護を受けて、名取となり、今まで弁当を食べる合間と言われた第5部に革新を持ち込み、今日の歌舞伎の主要演目にしたかという、名人 中村仲蔵の話しです。

    この志の輔の中村仲蔵ももう名人芸ですね。芸のスケールが大きい。笑いもとれる。話もよし。生の志の輔は初めて観たが、今は脂が乗りきって今一番の噺し家だと思った次第。

    そして、師匠は間の時間を長くとる人ですね。間の取り方に関心しました。

    最後には、今まで長く続けている、パルコと下北沢の本多劇場とそしてこのACTシアターの公演はライフワークとして続けて行きたいな、と話でしめて終わりました。

    それにしても、たくさんの有名人の方からのお花が劇場内に飾られ、華やかでしたね。

    そして、志の輔手ぬぐい(1,000円)のグッズも手に入れ、ごきげんな赤坂の夜になりました。

    次は、改築が完了したパルコ劇場で是非、志の輔を観るぞ。



  • 年末恒例、福をもらいに赤坂ACTシアターへ。落語の「夢の三競演」。文珍、鶴瓶、南光、だけどやっぱの文珍はうまいな、絶品!

    年末恒例、福をもらいに赤坂ACTシアターへ。落語の「夢の三競演」。文珍、鶴瓶、南光、だけどやっぱの文珍はうまいな、絶品!

    昨日12/19日(水)は赤坂のACTシアターで毎年恒例の「夢の三競演」と題した落語会。昨年に引き続き、今年も長男と観に行った。用は、年末年始を控えて、笑って、福をもらおうと思って。文珍があいさつで言っていたが、このメンバーで東京でこのような場を設けて5年。大阪では21年間?続いているとのこと。

    自分たちの年齢の話しもしていたが、文珍(70歳)、南光(66歳)、鶴瓶(65歳)と年の割には皆若い。

    本日の演目は

    • 桂 文珍   「不思議の五圓」
    • 笑福亭 鶴瓶 「青木先生」
    • 桂 南光   「佐野山」

    開口一番は、桂 文珍の弟子の桂 華紋の「道具屋」でスタート。ちなみに、この順番は、毎年ローテーションで回していくので、今年も単純にこうゆう順番になっただけと文珍が言っていたな。

    今年の開口一番の桂 華紋の「道具屋」はコンパクトにまとまってよかった。長々とやられると興ざめ。昨年の鶴瓶のお弟子さんは少し長すぎたと思う。

    だけど、文珍はさすがですね。この「不思議の五圓」は下ネタありの面白い話しでした。みんな大うけでした。まあ、この順番なので、少し軽い話しを持ってきたのだと思うが。最後に南光が言っていたが、文珍師匠の「不思議の五圓」は、少し話を古典から変えていますね、と言っていたな。

    鶴瓶師匠のオリジナルの「青木先生」は自分にはまあまあかな。こちらも、みんなよく笑っていた。長男はこれ、鶴瓶の十八番だよとは言っていた。自分は落語に精通していないので、初めて聴いた。自分的には、ボチボチというところ。師匠から叱られそうですが。そうそう、鶴瓶は挨拶で、岩倉具視ですと言って笑いをとっていたな。

    中入り後の、桂 南光の「佐野山」は相撲取りの話し。これは、落語の演目ではなく、浪曲からアレンジしたと南光師匠は自分で最後に言ってらっしゃった。

    だけど、この話しあまり笑いもとるところも少なく、文珍や鶴瓶ほど会場は盛り上がっていなかったような。人情噺にしては、少し違うような。最後の落ちも、想定の範囲内であまりおもしろくなかった。

    やっぱり考えるに、このメンバーでは文珍師匠が一番うまくて、しゃべりは絶品。文珍は今年の5月に国立劇場の独演会にも行ったし、貫禄十分なしゃべりをされる師匠。笑いをとるところをよくご存じ。

    そろそろ来年4月の国立劇場での文珍師匠の独演会の先行予約を募集していて応募しようと考えて、日程をチェックすると、10連休のカイロ旅行と重なっていた。残念無念。来年は参加できそうにもないですね。

    いろいろ書きましたが、この「夢の三競演」は楽しい落語の会。来年も是非、参加させてもらいます。