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  • 餃子の新星、新橋の「上の山本」の呑める餃子とは、「山本のハンバーグ」の系列店だよ

    餃子の新星、新橋の「上の山本」の呑める餃子とは、「山本のハンバーグ」の系列店だよ

    2024年5月10日(金)

    GW中の土曜日に行ったレストランのお話しです。そろそろ新規のお店を開拓して、紹介しないとね。そんなことが頭をかけめぐっている時に書店で見かけたのが、「dancyu 2024年5月号」の“餃子の新星”という特集記事です。餃子で良いお店がないのかな。三田の大連の餃子もダメになったし、残すは亀戸餃子のみ。

    雑誌をペラペラめくっていると、見つけました、このお店です。

    • 上の山本」
    • 港区新橋2-4-5 不二ビルディング2階

    キャッチコピーは“青菜水餃子: 香り高い塩だしに青菜の苦味がアクセント”

    ガツンとした挽き肉料理で有名な「山本のハンバーグ」の系列店だけに肉感の強い餃子と思いきや、“青菜水餃子”に意表を突かれた

    スープ餃子のように、れんげで餃子をすくって食べるスタイル。まず塩だしをすすれば、昆布ベースの穏やかな味わいにほっとする。餡は、小松菜や白菜のシャキシャキの食感が心地よい。

    ほのかな苦味が、豚肉の味を引き締めて軽い食べ心地だ。小ぶりのサイズ感と相まってパクパクと食べ進む。

    (中略)

    一方、ビールやサワーに合うのが、にんにくが効いたパワフルな味の“呑める餃子”だ。カリッと焼いた皮の内側には、玉ねぎやキャベツ、豚肉のエキスがキュッ。卓上の赤酢をかけると、まろやかな酸とふくよかな熟成の風味が加わり、食べごたえが増す。餃子で飲みたい日に、ぴったりな一軒だ

    こんな記事を見れば、“呑める餃子”、食べに行くしかないね。前日に予約して訪問してみました。3名です。

    名前の由来は現地に行ってわかりました。1階は予約が取りづらいという「つくね山本」が入っており、その上に系列店を出したので、「上(2階)の山本」というのね

    19時に訪問しましたが、テーブル席もカウンター席もほぼ満席です。自分たちはテーブル席へ。お店の雰囲気はおしゃれな居酒屋(チェーン店系ではない)という感じですね。

    まずは生ビールも。グラスもおしゃれだね。

    まずはジャブの注文です。

    • 塩ホルモンの豆腐煮込み(580円)
    • “名物” 呑める餃子(12個)(880円)
    • 青菜焼き餃子(12個)(880円)

    それから、これもね。

    • “名物” つくねあげ 1本 (250円)

    デープな餃子とは違う、今風の餃子だよね。おいしそうなメニューがたくさん。ディープな餃子を求めた自分たちとは少し違う餃子と雰囲気だよね。だけど、こちらのお店、繁盛すると思います。何せ、料理の平均レベルが高いのだね。少人数の女子会や女性が入る会社の内輪の飲み会には喜ばれるね。自分たちが求めていた油がギトギトに付きそうな餃子とは違い、洗練されています。

    この後は小腹が空いたので、新橋のラーメンの名店「ほりうち」へ行って、渾身の一杯を食す。よい1日でした。

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • グルメの師匠、小山薫堂さんが咄嗟に「ポーク玉子定食」と叫んでしまった、石垣の“なかよし食堂”とは?

    グルメの師匠、小山薫堂さんが咄嗟に「ポーク玉子定食」と叫んでしまった、石垣の“なかよし食堂”とは?

    今日はまた突然に今年2022年1月に訪問した石垣島の食べ物の話しなのです。また、再訪することもあるかと思いますので、その時のために、自分の備忘録も兼ねてです。

    そして、話しはグルメ雑誌の「ダンチュー」(dancyu)の2022年4月号に気になる情報を見つけたのでした。その記事は小山薫堂さんが毎月連載している「一食入魂」です。

    どうして彼が石垣に行ったのかはわからないのですが、突然に石垣のグルメ情報が出てきたのでした。自分が行った時はネットでもこんなお店の紹介は皆無だったのですが。

    やはり、グルメ通には独自のネットワークがあるのでしょうか。

    無垢なる時間が流れる街には、必ずふくあじの名店がある。初めて訪問した石垣島でそれを探していると…店名を見た途端、ここだと思った。「なかよし食堂」。創業は、沖縄でまだ米ドルが通貨として使われていた1968年。姉と義理の妹の二人で「仲良くやろううね」と始めたことから、「なかよし食堂」と名付けられた。

    看板メニューは八重山そば。これを食べに親子三代で通い続ける地元民も多いという。素朴な暖簾をくぐり、テーブルについて壁のメニュー札を見る。八重山そばを目当てに来たはずなのに、他の料理に目移りしてしまう。せっかく沖縄のふくあじなのだから、ゴーヤーちゃんぷる定食や豆腐ちゃんぷる定食にすべきか。隣の人が注文したものを見るとチャーハンやカツカレーも旨そうだ。いやしかし、店の看板には八重山そば専門店とあった。とするならば、ちょっと豪華に三枚肉そばという選択肢もある。

    と……まだ決めきれないうちにおばぁが注文を取りに来た。うー、困った。どうしよう。咄嗟に「ポーク玉子定食」と叫んでしまった。沖縄に来ると、どうもスパムの魔力に引き寄せられてしまう。昨日のお昼も、石垣港でポーク玉子おにぎりを食べたというのに。

    八重山そばに後ろ髪を引かれながら、大好物との対面を待つ。そして、運ばれてきたのは、スライスして焼いた4枚のスパムと焦げ目のついた薄い玉子焼き。そこにキャベツとマカロニサラダが添えられている。このシンプルさがいいのだ。が、なんと、嬉しい誤算が!ポーク玉子定食に付いているのは、ご飯と味噌汁、ではなく、味噌汁椀に入ったミニ八重山そばではないか。まさかのダブル炭水化物。これを許さずして何を許そう。ポーク玉子でご飯をかきこみ、そのあとにコーレーグースをたっぷり入れて辛くした八重山そばをすする。しかもこれで600円という安さ。ポーク玉子の手招きに従って大正解であった

    ポーク玉子定食でここまで語れる人はいません。さすが、グルメの師匠です。実は師匠、我が家に来たことがあるんだな。ワインを出したところ、このワインは自分の家では煮込み用だなと酷評された思い出があるのです。

    まあそれは良し(良くはないのですが)、「なかよし食堂」の情報です。

    • なかよし食堂
    • 沖縄県石垣市新栄町26-21
    • TEL 0980-82-3887

    ししこんなお店を紹介されたら、再訪したくなるね。また、1泊2日で訪問すると思います、キッパリ。

     

     



  • 御成門の「燕楽」は東京とんかつのルーツと言われるぐらいの名店なのに。残念です

    御成門の「燕楽」は東京とんかつのルーツと言われるぐらいの名店なのに。残念です

    丁度その日は、東京の芝大門というか御成門でお昼にかけて個人的な所用があってでかけたのでした。その野暮用も終わり、お昼のランチです。

    この界隈でランチともなれば、芝大門にある町中華の最高峰の「味芳斎」でニラレバ定食を行列に並んで食べたいという妄想です。

    だけど、ここならあの名店のとんかつ屋さんにどうしても触手が動くのです。

    グルメ雑誌の「dancyu」のとんかつ特集では必ず挙げられるとんかつの老舗・名店の「とんかつ 燕楽」があるではありませんか。

    • 東京都港区新橋6丁目22−7

    丁度、浜松町と新橋の中間にありますね。赤十字ビルの対面の路地にひっそりと佇んでいるお店なのです。

    燕楽(えんらく)さんってどんなお店なの?

    御成門近くにある、名店のとんかつやさんです。

    ここで修行された方が、都内で活躍されています。 燕楽の名を引き継ぐ、千鳥町、池上のお店のほか、高田馬場の成蔵さんも燕楽出身者です。

    いわば、御成門の燕楽は、東京とんかつのルーツともいえます。

    そして、時刻は11時45分です。この時間であれば、行列必至と思ったのですが、突撃です。

    「燕楽」さんを訪問するのは、十数年ぶりかな。

    お店の前まで行きます。行列もないし、1Fの店内も先客が2名いるだけです。おかしいなと思いながら、入店です。

    カウンター席に1人陣取ります。まあ、そのうち12時を回ればたくさん人がつめかけるのだろうな。

    注文は一番オーソドックスなタイムサービスの“カツランチ”(950円)を注文します。

    揚げ手のご主人とは別に若い衆が外から帰ってきました。自分は持っていたデイパックを膝の上に抱えていたのですが、若い衆が言うには、隣のカウンター席の上に置いても大丈夫ですよ、との声がかかったのでした。ランチ時で1席を荷物で占領して大丈夫なのかな、と思ったのでした。

    待つこと5分、カツランチの登場です。ライスは洋食風ですね。味噌汁は豚汁ですね。

    とんかつはかなりカリッとした“とんかつ”です。実食タイムです。

    とんかつは普通かな。普通に美味しいかな。だけど、付け合せのキャベツがダメだな。この硬いキャベツなら、もっと繊細に切らないとダメというレベルなんだな

    とんかつにキャベツです。付け合せのキャベツの偉大さを思い知らされました。

    とんかつとキャベツの相性が悪いのです。名物のカツ丼にすれば、キャベツがないので、別の感想なのかな。そんなキャベツの食感を思えば、とんかつソースもいまいちかなと思うのです。

    辛口の批評となってしまいましたが、あの名店の「燕楽」がランチタイムでもこの人の入りでは何おかいわんやです。

    少しさびしい気持ちを持ちながら、お店を後にしたのでした。

     

  • dancyuが大絶賛。芝大門のとんかつ屋「のもと家」。とんかつの変態!いや、天才がいますとのこと。

    dancyuが大絶賛。芝大門のとんかつ屋「のもと家」。とんかつの変態!いや、天才がいますとのこと。

    先日、港区役所に出かけたおり、ランチを芝公園周辺でとることになった。ラーメン屋を探したが、これはというお店は見つからなかった。ふと、辺りを見渡すと、頭の中であるとんかつ屋の名前に記憶があった。その店が目の前にあったので、ランチでとんかつを食べるのは久しぶりで、その店に入った。

    お店は、雑居ビルの2階。名前は「のもと家」。階段まで行列です。時間はお昼の1時過ぎというのに。待つこと15分。ようやく入店です。カウンター席です。

    帰って、自宅でdancyuの記事を読み返したものが、下記のとおり。

    「dancyu」10月号のとんかつとステーキ特集で掲載されていた「東京の最高のとんかつ7軒」の一番最初に紹介されていた、港区芝大門の「のもと家」

    タイトルは、「揚げ方が最高、とんかつの変態!いや、天才がいます」

    記事をあらためてみると、看板は「特選ロースかつ定食」(160g)がおすすめらしい。

    理想は“薄くてサクサクの衣”。淡いキツネ色、ピンと立った美しい衣が軽やかで心地よい食感を生む。上品で華やかな香り、柔らかな脂をむぎゅっと噛みしめる快感。噛むほどに濃い旨味がわき出る。脂の主張はしっかりあるのに、喉の奥にするすると吸い込まれていく不思議。自分史上最高の“ご褒美とんかつ”に思わず目を閉じた。

    店主は岩井三博さん。「脂のコクがとび抜けて旨い。こんなとびきりいい肉を扱えて幸せです」と鹿児島産六白黒豚にとことん惚れ込み、電話番号も「6809」(ロッパク)とのこと。

    美味しいとんかつの工夫は、藻塩と海塩のブレンド塩、茎わさびと鹿児島産醤油、肉の旨味を殺さないように酸味を抑えた自家製ソースなど、六白黒豚のポテンシャルを目いっぱい楽しめる仕様。

    東京都港区芝大門2-3-7 玉川ビル2階 tel:03-6809-1529

    11:30-14:00(LO) 17:30-20:00 土曜日は昼のみ(売り切り仕舞い)予約は不可

    自分は、ここのお薦めが「特選ロースかつ定食」とは思いもよらず、まあランチだしということで、普通のヒレカツ定食(1,400円)を注文した。

    カウンターに座って待っている間にマスターが話しており、とんかつが揚がるまであと何分と給人にきっちり話していたのが、感心した。

    ここのとんかつは、厚みのあるとんかつです。まずは、お塩でいただく。肉汁たっぷりの大変おいしいとんかつです。次にお薦めという、わさびでいただきます。わさびだけでもおいしいです。次に、鹿児島醤油とからしでいただきます。このからしが辛いのなんの。よいからしだからか。普通のとんかつでも十分においしいです。東京でおすすめというのもよくわかる気がします。

    しかし、注文をつけるとすると、豚汁が少ししょっぱい気がします。

    それと、これぐらいのとんかつを出すお店なら、雑居ビルではなく、もう少し構えのよいビルに入居すればよいのにとは思いました。あと、夜も予約はダメそうなので、夜の待ちは少しつらいかなとは思います。

    だけど、とんかつは一級品です。久しぶりにうまいとんかつを食べました。

    次は「特選ロースかつ定食」を試したいな。ビールと一緒に。とにかくおすすめのお店です。