最近、あの物体を着けている人を見ると、自分が年をとったなと思う商品があります。
その物体とは「黒いマスク」です。
欧米では、白いマスクでも着けている人を見ません。逆にマスクを着けていると不審者に見られると思います。
そして、最近、ここ数年間だと思いますが、ここ日本の都市部では、男女を問わず、黒いマスクを着けている人とすれ違うことが多くなったように思います。
アジア系の外国人らしき人も黒いマスクを着けている人もよく見かけます。
はっきり言って、黒いマスクを着けていると不審者に見えてしまうのは自分だけでしょうか。
黒いマスクは売れているのか、検索する人が多いのか、アマゾンで黒いと入れるとマスクと自動で出てくるところを見ると、売れているのでしょう。
どうして、この黒いマスクの話を出したかと言うと、自分としては、今までずっとこの黒いマスクの普及に相当な違和感というか嫌悪感を持っていたのですが、先日送られてきた「VISA」の雑誌8-9月号の冒頭に沢木耕太郎さんが書く「感じる写真館」というコラムがあるのですが、このコラムに黒いマスクのことが書いてあったためです。
そのコラムの内容は、「ヴェトナム・スタイル」というタイトルです。
経済成長が著しいヴェトナムでは爆発的に自動車の所有が増えているという。だから、久しぶりにホーチミンを訪れることになったとき、あのホーチミン名物のオートバイの長い隊列も消えているのではないかと思っていた。
だが実際は、依然として、至るところにオートバイの長い隊列は存在していた。
(中略)
以前と変わっていたのはもうひとつ、オートバイを駆っている若い女性がカラス天狗のクチバシのような黒いマスクをしていることだった。男性や年配の女性が黒のマスクをしていないところからすると、出産前の女体を排気ガスから守るためにはとりわけ黒が有効というような説があるのかもしれないと思った。
しかし、ビンタイ市場の近くの裏道で、オートバイに乗ってもいないのにあのマスクをつけて歩いている若い女性とすれ違った。
そのとき、これは一種のファッションなのかもしれないと気がついた。
まさに、ヴェトナム・スタイルとでも呼ぶべき女性のファッションなのではないかと。
沢木幸太郎さんのこれは女性のファッションかもという指摘ですが、日本でも男女で大量発生している黒いマスクの人たちを見ると、これはアジア系の若い男女のファッションなのかもしれないですね。
だけど、個人的には趣味の悪いファッションとは思うが。歳をとった証拠かな。
それはそうと、やっぱり黒いマスクを着けていると、警察に職務質問される可能性が高いのではと思いますが、いかがでしょうか。
やっぱり黒いマスクの人はイスラム国の戦闘員にしか、見えません。キッパリ。
(追記)
これはコロナ前の話しでしたが、コロナを経て世の中全くかわりました。黒いマスク、もう、どこでもありだね。