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  • 昭和の味だよ、マルメイのナポリタンは偉大なり、なぜ東京のスーパーは置かないの

    昭和の味だよ、マルメイのナポリタンは偉大なり、なぜ東京のスーパーは置かないの

    今日の話しは昔懐かしいナポリタンの話しです。イタリア人に言わせれば、邪道といわれるナポリタンなのですが。

    本日どうしてこの話しをするかといいますと、銀座の一等地に熊本県のアンテナショップであるくまもんの「くまもとプラザ」があるのです。自分は週に1度必ず銀座に野暮用があり、この「くまもとプラザ」の前を通るのです。

    そして、たまに覗いて商品チェックをするのです。そこにはいつも2種類のレトルトのこんな感じのパッケージのナポリタンがあるのです。

    そして、その価格の安いこと。1袋200円を切るお値段なのです。

    いつも思うのは何故にくまもと館にナポリタンなのです。疑問に思っていたんです。

    いつも自分が購入するのは、こちら

    • タカモリ マルメイ ナポリタン(ソフトめん)

    このナポリタン、熊本県に所在する高森興産が生産しており(現在は五木食品と合併しているようです)、それでくまもと館に置いてあるのですね。

    こちらのナポリタンは麺がうどんに近い(自分はそう思うのですが)、モチモチ感のある麺なのです。昔、給食で出てきた麺、お弁当のすみに入っているあのオレンジ色をしたものに似ているのです。一口食べれば、懐かしさがこみあげてくる味なんだな。

    昔の喫茶店でよく出てきたあのナポリタンなんです。まさしく昭和の味なのです。

    そして、このマルメイのナポリタンを後に購入し、家ナポリタンを作ります。具材は、ベーコン(ソーセージでも合うよね)、玉ねぎ、マッシュルームであっという間に、あの喫茶店のナポリタンが出来上がるのです。(これにピーマンを加えてもいいね)イタリア人の言う、アルデンテなんかクソくらえのジャパニーズパスタの出来上がりです。この家ナポリタンには失敗というものがないのです。何故なら麺は茹でないで、トマトソースも同封の粉をふりかけて混ぜればいいだけですから。

    ふと思いついたのは、あの大定番のマルちゃんの「焼きそば」と同じ原理ですね。麺のソフト度と言い、あの魔法の粉ソースといい、まさに同じ原理ですね。新発見です。

    こんなに安くて美味しいものを東京のスーパーに置かないだろうか。何故、崎陽軒のシウマイ弁当にいれてくれないのだろうか。

    これをイタリア人に食べさせると100人が100人共にこれはパスタではないというと確信します。何故、日本人はこんなにうまいものからパスタとやらスパゲッテイとやらに走ってしまったのだろうか?名古屋の喫茶店ではこんなナポリタンが出されるのだろうか?

    ナポリタンを巡る話しはつきないね。

    だけと、このマルメイのナポリタンのパッケージにはトリさんのマークが書かれているのだろうか。トマトとトリ、どう結びつければよいのか。マルメイを巡る謎は深まるばかりですね。

    これが味芳斎の日本一美味い「麻婆豆腐」レシピだよ、秘伝が公開されたよ、ガチ家マーボー

     



  • ナポリタンは邪道か、イタリア人にはパスタにケチャップをかけることは受け入れがたいと

    ナポリタンは邪道か、イタリア人にはパスタにケチャップをかけることは受け入れがたいと

    2022年2月7日(月)の週明けの日本経済新聞を朝から見ていると、“これはいかんだろう、異議あり”という記事を目にしたのでした。

    自分的には世界を2分するような論争です。その記事です。

    ナポリタンは邪道?

    イタリア人「容認できず」89%、世論調査 米・スペインも否定多く

    [ロンドン=共同]世論調査大手ユーガブは7日までに、世界の17カ国・地域でイタリア料理のさまざまな食べ方の是非を尋ねた結果をツイッターで公表した。

    イタリア人にとって最も受け入れがたいのが「パスタにケチャップをかけること」。「容認」が7%、「容認できない」が89%に上り、日本で人気のナポリタンなどはイタリアでは邪道に映るという「食文化の差」が浮き彫りになった。

    調査は昨年11~12月に米国やアジア、中東、欧州諸国などで実施。日本は対象に含まれていない。

    パスタとケチャップの組み合わせは各国でも評価が分かれた。米国やスペインでは否定派が40ポイント以上多く、インドネシアや中国では逆に肯定派が50ポイント以上多かった。

    イタリアでは評判が悪かったのは他に、パスタをゆでる際「冷水を入れてから沸騰させる」「ピザにパイナップルをのせる」など。それぞれ否定派が71ポイント、63ポイント多かった。

    「パスタを付け合せとして食べる」「イタリア料理の食後にカプチーノを飲む」については、イタリア以外のすべての国と地域で容認派が過半数を占め、イタリア料理の母国だけがかたくなに「容認できない」とした。

    何か民族の尊厳をかけた論争になりそうな予感です。自分にとってイタリアは世界で一番好きな国で訪れた回数もダントツで多いのです。このコロナ禍でもイタリアの現状を見ておこうと2021年10月に1人旅を決行したのでした。確かに、イタリア人にパスタを作らせれば、ほとんど誰が作っても美味いのは認めます。だけど、パスタとスパゲティは違うのです。

    ケチャップで作るナポリタンは見た目はパスタ麺ですが、実はスパゲティ麺なのです。

    この違いわかるかな。

    よしわかった。ここではあえて、寿司については論争すまい。すでにグローバルな食べ物なので。寿司とsushiは全く違うものということで同じ土俵に乗りそうなのが、日本とイタリアの違い、ミラノカツレツ(ドイツのカツレツ「シュニッツェル」でも)と日本が誇る“とんかつ”の違いです。繊維を叩いて切って揚げるミラノカツレツは豚に失礼ではないのか。断然、とんかつの方が王道だろう。たらこスパゲッテイは日本人が発明したんだぞ

    そして、記事の中でカチンときたのが、少なくとも味についてはあの米国人には否定してほしくなかったな。なんでもケチャップをたっぷりかける文化があるのに。

    そうゆうわけで、味をめぐる民族紛争に終わりはありません

    だけど、実際にイタリア人に目隠しでナポリタンを食べさせれば、美味いというのでは?

    昭和の味だよ、マルメイのナポリタンは偉大なり、なぜ東京のスーパーは置かないの