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  • 山本耀司さんはアニエスベーがデザインした黒い長袖のTシャツが大好きとは、知らなかったな

    山本耀司さんはアニエスベーがデザインした黒い長袖のTシャツが大好きとは、知らなかったな

    現在、日本経済新聞の朝刊の例の「私の履歴書」です。今月はファッションデザイナー(こうお呼びすればよいのかな)の山本耀司さんです。毎日、非常に興味深く拝見しているのでした。

    そして、19回目の昨日、非常に琴線に触れる内容があったのです。

    何と、彼はアニエスベーの黒い長袖のTシャツが大好きというのです。まるで、あの故スティーブ・ジョブズが着ていたのはイッセイミヤケの黒のタートルネックと同じ物語なのです。

    記事はこんな感じです。

    山本耀司(19) モード界 世界のデザイナーと交流 アニエスベー、アライアに親近感

    通常、婦人・紳士服の新作を披露するのに最低でも年4回はパリに行く。そのたびに訪れるお気に入りの店があった。レ・アール地区のジュール通りにある女性デザイナー、アニエスベーの1号店

    あまり知られていないかもしれないが、私は彼女がデザインした黒い長袖のTシャツが大好きなのだ。厚手の丈夫な生地なので洗濯機でいくら洗っても伸びたりしない。

    店の雰囲気も気に入っていた。太い柱が真ん中にドーンと立ち、床の上に商品を雑然と置いていたりする。店員も仲間と談笑しながらたばこを吸っているだけ。熱心に接客する様子はない。力が抜けたそんな空気感がいいなと思い、1984年にオープンした南青山の旗艦店の店作りにも早速取り入れたくらいだ。

    ある日、私があまりに頻繁に来店するのでアニエスベー本人から食事に招待された。パリ郊外の豪華な屋敷にはハンサムな青年が何人もいた。

    「この人が息子よ。それからこちらが新しい旦那……」

    あっけらかんと家族を紹介する。まさに自由に生きる女という感じで格好良かった

    アズディン・アライア(2017年死去)もモード界では気の置けない親友だった。

    身体に密着させるボディーコンシャスを80年代にパリから世界に広めたのがアライア。セクシーさを追求する作風は私と対極に位置するが、作品の完成度に関してはもう唸(うな)るしかない。しかも彼自身が持つ反骨精神や人間的な魅力に私は親近感を覚えた。

    「新作発表を私は業界のスケジュールに合わせるつもりはない。作品が見たければできたときに来てほしい」

    アライアはメディアにもバイヤーにも一切媚(こ)びない孤高の姿勢を貫いた。そんな「ひねくれ者」が私は大好きだ。素直な生き方と勇気に私は心から賛辞と拍手を送った。

    このほか印象深かったのが英国出身のアレキサンダー・マックイーン(10年死去)。ジバンシィのデザイナーに抜てきされたときにはモード界が驚いたという。過激な言動で物議を醸す「悪童」とも呼ばれたが、大胆な表現の中にも節度と品性があり、ショーを見ながら「ほぉ、なかなかやるな」と感心したものだ。

    丸首など襟ぐりの処理でやはり秀逸だったのはソニア・リキエル(16年死去)やコム・デ・ギャルソンの川久保玲さん、20世紀初頭から活躍したココ・シャネルの3人

    特にシャネルは自立した女性像を求めた「前衛」の先駆者で動きやすい服装で女性の身体をコルセットから解放したとされる。「自分がやろうとしていることを概念としてシャネルがすでに実践している」と何度も気付かされた

    アニエスベーの話しは非常に良い話しですね。こんな定番の逸品が見つかれば、日々の洋服選びにも苦労しませんね。

    自分もまずは一着購入しようと思った次第です。



  • 2018フランスレストランウィーク第2弾。銀座のシャネルビルの「ベージュ・アラン・デュカス」のデザートは官能の極致。

    2018フランスレストランウィーク第2弾。銀座のシャネルビルの「ベージュ・アラン・デュカス」のデザートは官能の極致。

    先日の土曜日、ダイナースカードのフランスレストランウィーク2018の我が家にとっては第2弾のお店に行ってきた。4名でディナーです。

    行ってきたお店は、「BEIGE ALAN DUCAS」

    結論から先に言えば、料理も十分満足だが、デザートは凄すぎた。

    このデザートだけでも、レストランウィークの料金の5000円/人の価値はあると思う。

    場所は、シャネル銀座の10階(中央区銀座3-5-3)TEL 03-5159-5500

    「BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO 」(ベージュ・アラン・デュカス東京)

    会計は、4名で37,000円。

    グラスワインとミネラルウォーターとチーズ代を含んで。

    10階にあるレストランで、中はそんなに大ぶりなお店ではありませんが、スタッフのサービスがすばらしいですね。女性スタッフは皆さん、白い手袋とシャネルのスカーフ。さすがです。

    まずは、入り口からセレブリティ感があります。入り口は、表通りではなく、シャネルビルの横にあります。専用の受付があります。ここで、チェックインすれば、10階のレストランまでエレベーターで直行で、お席に案内されます。

    エレベーターもシャネルデザインのボタン類です。さすがです。

    本日のメニュー:

    • アミューズ
    • 鴨のフォアグラと天城軍鶏のグリエ
    • 本日の鮮魚、スペルト小麦とベトラーブ(本日の魚は鯛でした)
    • ル・ショコラ・アラン・デュカスのカメリア

    驚いたのが、2皿目の鴨のフォアグラ。メインのお皿のような、大きなフォアグラでした。これだけ大きなポーションのフォアグラは東京では初めて食べました。味は何も言えません。おいしいの一言。

    もちろん、メインの本日の鮮魚も大変おいしゅうございました。

    ただ、この後からのデザートタイムが凄かった。アラン・デュカス恐るべしです。

    チーズのワゴンも来ます。但し、これは別会計となります。我々は、1皿だけ頼みました。一番強烈なブルーチーズをお願いしまた。

    それから、焼き菓子のプレートが登場。続いて、メニューに書いてある「ル・ショコラ・アラン・デュカスのカメリア」。外側が黒色なので、写真映えはしませんが、このチョコレート、究極のうまさです。しかも、ポーションがでかい。男性にはむっとくるぐらいの濃厚さとボリュームです。女性陣には受けること間違いなしです。

    それから、世界中のどこのアラン・デュカスでもサーブされるというブリオッシュ。これに、濃厚なお酒をかけてもらう一皿です。日頃、お酒を飲まない二十歳の娘も全く問題なく、おいしいと言って食べてました。

    だけど、家人が言っていたように、多くのお皿にシャネルのカメリアがデザインがされているようなお料理ですね。

    そして、本当に最後に飲み物と一緒に2種類のチョコレートがそれぞれ来ます。

    この一連のデザートには驚愕しました。味もボリュームも。

    ちなみに、お店の名前のベージュ(BEIGE)は、ココ・シャネルの好きな色の1つがベージュ色ということで、そこからとられているそうです。また、テーブルの上に、カエルの置物が置いてあります。これも、ココ・シャネルが好きな動物とのことです。ただし、この置物は非売品とのことです。お店の方から聞いた話しですので、間違いないです。

    来年も当然訪問しますが、何か特別な時には使いたいレストランの最右翼ですね。

    23歳の息子には、何かデートで勝負する時は、使えと言っておきました。

    そんな雰囲気のする味、サービス、空間のレストランです。