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  • インド映画「カルキ 2898-AD」もうストッパーはないのね、デューンなんか凌駕

    インド映画「カルキ 2898-AD」もうストッパーはないのね、デューンなんか凌駕

    2025年1月14日(火)

    3連休明けの本日です。

    沖縄のブログも終わり、通常モードですが、週末から急遽家族3名でクアラルンプールに行くことになりました、何も用はないのですが。

    本日は先週末に劇場に観に行った映画から。六本木のTOHOシネマズへ。観た映画はこちら。ちまたでは全く話題になっていませんが。

    • 「カルキ 2898-AD」

    「バーフバリ」シリーズのプラバースが主演を務め、インド神話の神々が未来の地球の命運をかけて戦う姿を壮大なスケールで活写したSFアクションファンタジー

    西暦2898年。世界は荒廃し、地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。ある日、コンプレックスに囚われていた奴隷の女性スマティが、宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を身ごもる。スマティは反乱軍に助けられてコンプレックスを脱出するも巨額の懸賞金をかけられ、特殊部隊と賞金稼ぎたちから追われる身となってしまう。

    コンプレックスと反乱軍の激戦が繰り広げられるなか、一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァもスマティを追うが、6000年もの間「運命の子」の出現を待ち続けていた不死身の戦士アシュヴァッターマンがスマティを守るべく立ちあがる

    プラバースが賞金稼ぎバイラヴァ、「トリプルX 再起動」のディーピカー・パードゥコーンが運命の子を身ごもるスマティ、ボリウッドを代表する俳優アミターブ・バッチャンが不死身の戦士アシュヴァッターマンを演じた。

    2024年製作/168分/G/インド
    原題または英題:Kalki 2898 AD

    はっきり言います、スケールはハリウッドも凌駕してたね、良いか悪いかは別にして。

    ブレードランナー+デューン+スター・ウォーズ+天地創造をミックスした映画です。ということは、もう理由がわからん映画ということです。さすがにこれはやり過ぎでしょう

    あの六本木のTOHOシネマズで朝の回とは言え、自分も含め3名で観たよ、すごい体験でした。

    まあ入場料以上のものを見せてもらえましたが、果たしてここまでやっていいものだろうか。素直にそう思いました。映像処理とかで安いインドだからやれるんだろうね。

    まあ、とにかくぶっ飛び映画でした。その論評は差し控えます。

    観終われば、ここは六本木。麻布十番の新福菜館に行くしかないね。お昼の12時30分です。10名ほどの行列が。15分待って入店です。

    まずはビールから。瓶ビールを頼んだつもりですが、生ビールが、まあいいか、飲めればOKです。いつものように、ラーメンのチャーシューとビールで極楽タイムです。

    やっぱり九条ネギたっぷり黒ラーメン、美味いね。人生の幸せです。

    インド映画「JAWAN ジャワーン」、やっぱりキング・カーンだね、濃くて長いよ

     



  • 胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね

    現在、メキシコシティ滞在記を書いていますが、急遽、メキシコから戻ってきてすぐに見たかった映画のことを報告したいと思います。すぐに書かないわけにはいかない胸熱映画だった

    その映画とはインド映画の「RRR」というものです。

    自分の率直な感想としては、アメリカのアベンジャー全員集合をも超えた映画なんだな。(映画としていいか悪いかは別にして)アベンジャーズもかわいいものだな。

    観終わった後に、日本の映画館で拍手があったのは自分の体験としては初めてだったのです。

    自分も途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきりです。これは褒め言葉でも酷評しているわけではありません。もう、何でもありで、ラーメンと天ぷらとステーキを全部食べたような映像体験なのでした。

    日経新聞の10月21日夕刊の「シネマ万華鏡」で取り上げられていたので一部抜粋します。

    「バーフバリ」シリーズで壮大かつハイテンションのスペクタクルを展開してのけたインドのS・S・ラージャマウリ監督が、またしてもとんでもなく熱く激しい映画を生み出した。

    上映時間は約3時間。

    舞台は大英帝国の支配下にあるインド。ある村の少女が総督に連れ去られてしまい、その奪還のため最強の戦士ビームが街に出る。そのことを知った総督は、勇敢な現地警官・ラーマに逮捕を命じた。

    そして、2人は互いの正体を知らずに出会い、友情を育む。

    前半はラブコメあり、サスペンスあり、もちろん大アクションあり、さらにインド映画らしく歌って踊って--と、これまでもかとエンターテイメントの要素が詰め込まれていく。

    前半のクライマックスはビームによる奪還戦だ。完全装備の軍隊を配した、要塞のような総督の邸宅をいかに突破するのか。そしてラーマの選択は--。

    そこで展開される、奇想天外かつド迫力のアクションには、圧倒されるばかり。

    だが、ここでまだ90分。折り返し点でしかない。前半の段階で既に日本映画なら映画史に残る、ハリウッドでも上位レベルのアクション映画なのに、それが実は前菜にすぎないことに気づく

    後半で描かれるのは、人々の不屈の魂だ。

    まあ、こんな大人数の部隊の2人で戦えるわけないだろうという、ツッコミはないです。お前ら何考えているのという映画です。

    いい悪いではなく(限りなく悪いという意味)、日本のちまちました恋愛や家族の問題などを描くちまちました映画では、もうインド映画には到底、太刀打ちできないな。「鎌倉殿の13人」も話が小さいことにちまちまし過ぎです。

    タランティーノの「キル・ビル」でもかわいいものです。ビームとラームがいれば、ウクライナでもこの2人だけでロシアに勝てるんじゃないの。

    007もシリアスな映画になってきている昨今、まったく違う路線を突き進む(この監督だけなのかな)インド映画はすごいです。

    目から血がしたたるなどの細かい映像表現もいいね。まあ、この映画を1,800円で見れれば、満足度は高いね。まるで最新映画の2本立てだもの。

    まるで、小林旭の「熱き心に」のごとく、熱い映画でした。

    だけど、やっぱり自分としてはインド映画ではアミール・カーンの「きっと、うまくいく」や「PK」やシャー・ルク・・カーンの「命ある限り」の方が好きだし、傑作だとは思うのですが。

    とにかくこの「RRR」は頭をからっぽにして楽しまない損する映画です。

    秋の夜長におすすめします。きっと上映後、拍手したくなりますよ。

    くだらなくて、メロメロになるインド映画「バンバン」を観たぞ、大画面のキレキレのカトリーヌ・カイフ様は無敵なり