タグ: 万年筆

  • 伊東屋限定のラミーのサファリ、“漢字ニブ”のペン先を試したが違いが分からず

    伊東屋限定のラミーのサファリ、“漢字ニブ”のペン先を試したが違いが分からず

    今日は文房具のお話しです。自称、少し毛の生えた程度の文房具フェチの自分ですが、新製品もチェックするわけでもなく、まあ気ままな文房具が好きなシニアなのです。

    そんな自分のfacebookにこんな銀座の伊東屋さんの広告が流れてきたのです。

    • 【伊東屋限定】サファリ x itoya カッパー01 万年筆

    が発売されるとのこと。ラミーのサファリとのコラボ商品は伊東屋さんも数多く出していて何もめずらしいものでは全く無いので、スルーです。

    だけど、その中に一文、ペン先で漢字ニブも発売され、在庫がありとのこと

    自分はこの漢字ニブという言葉を初めて知ったのです。

    まずはラミーのサファリからです。今回の商品の説明です。

    商品の特徴:

    グレーのボディにカッパークリップを合わせた、伊東屋限定のサファリが登場しました。 マットな質感のグレーボディは大人に相応しい落ち着いた印象

    モノクロームの軸に渋く光るカッパークリップが目を引きます。 クリップは素材の銅合金にクリア塗装を施し、地金の色をそのまま活かしています。ラミー社にとっても初めての仕様です。 ペン先や天冠、胴軸のリングの黒が、全体の印象を引き締めます。 軸のLAMYロゴの反対面には、コラボレーションを表す「x itoya」が印刷されています。 ラミーサファリの設計思想である「バウハウスデザイン」らしく、無駄のないシンプルなデザインに仕上げています。

    今回の色合いはポップな感じではなく、シックな感じで大人が普段遣いしてもよさげな万年筆です。

    ところで、肝心のペン先の「漢字ニブ」です。

    ラミーによれば、漢字を書くのに適した特別モデルで、数量限定で発売。2022年5月に行われた先行販売では、約5日で400本を完売する人気となり、全国発売の22年8月を想像を超える好評ぶりに急きょ約1000本の増産を決定した、というものです。

    従来品に比べて、先端を細長くえぐることで柔軟性を高めているため、”とめ””はね””はらい”が表現しやすい構造とのことです。アジア圏に位置する漢字文化の国では、漢字の特徴にあったペン先とのことです。確かにペン先形状が違うのはわかるのですが。

    ちなみに今回のサファリでは、通常のペン先で5,500円、漢字ニブは7,700円と値段も結構違うのです。

    これだけの情報ではよくわかりません。欲しいのですが、安易には購入できません。

    銀座の伊東屋に出かけて書き味を確かめてみようと

    お店にありました、ラミーの漢字ニブ。早速、試し書きです。書く文字はいつも“山口百恵”です。(ちなみに、これは俳優の別所哲也さんのまねです)

    漢字ニブの書き味ですか?率直に言って自分には違いがわからなかったね。”とめ””はね””はらい”と言われてもね。書道家ならその違いがわかるのかな、自分にはそんなレベルの些細な違いと判断したのです。これ、あくまで自分の主観です。

    万年筆もいろいろ新製品が出てくるものです。違いが分からない男の告白でした。

    並みいる著名な外国製のボールペンより、国産の「伊東屋 ITOYA110 アクロインキボールペン」は一番書き味が良い、秀逸なボールペン



  • 竹製のお弁当箱を文房具やスマホの小物入れに利用できるとは、かなり“大人の粋”を感じさせる使い方だよ

    竹製のお弁当箱を文房具やスマホの小物入れに利用できるとは、かなり“大人の粋”を感じさせる使い方だよ

    昨日に続いて文房具を取り上げ始めると元来のフェチ気質にストッパーがかからなくなるのです。(困ったものです)

    本日取り上げるのは、“竹製のお弁当箱”のお話しなのです。お弁当箱と文房具がどうつながるのか、不思議です。発端とtwitterでこんな紹介記事を見たからなのです。

    何と竹製のお弁当箱を収納ケースに利用しているのです。これは、おしゃれすぎます

    会社やご自宅のデスク周りで文房具やパソコンの小物などをスッキリまとめて整理整頓、仕事の効率も上がります。

    確かに万年筆のインクなどを収納するケースとしては、大変おしゃれです。これを見て、自分も欲しくなったんだな。困ったものです。

    だけど、この竹虎製の竹細工、確かに“お値段以上”とお見受けしました。

    自分もこの記事を見て、思わず膝をたたいて納得したのでした。これは、“かなり粋”だねと。旅行携帯用にも、充電器や電源ケーブルなどもこの竹製のかごに入れて収納するば相当な達人に見られるなと思ったのでした。

    ちなみに、自分が現在旅行用などに利用している電源ケーブルなどの収納ポーチは航空会社のビジネスクラス以上でもらえるポーチなのです。現在で言えば、ANAはグローブトロッター製、JALはエトロ製です。これでも何の不自由もないのですが、これでは“江戸の粋”が足りません。日本人ならば、やはり竹製のこの籠でしょう、ということです。

    自分のみの周りをチェックすると、ランチのおにぎり入れ用に購入した小さめの籠があったのです。これは小さすぎました。というわけで、少し大きめのミディアムサイズを楽天市場で購入です。だけど、竹製もピンキリなのですね。風情のあるよさげな竹製の籠は1万円ぐらいしますね。やはり希少性なのかな。

    ちなみに、この写真の竹製かごは格安だったので、購入してみたのです。確かにチープ感はあるのですが、万年筆のインクとデスク周りの小物を入れるとこんな感じで様になったのです。

    これも一応、お弁当箱として販売されており、それを上下バラバラにして利用しています。

    そして、竹製の籠を楽天市場などで調べるうちに、製造しているのはベトナム産が多いのですね。初めて、知りました。

    というわけで、先日ベトナムのホーチミンに行った時にロコの雑貨店や竹製品の専門店にも行ったのです。だけど、日本で売っているような、お弁当箱型の竹製品は皆無でした。

    同じ感じであるのは、もっぱらトレー型の竹製品のみでした。

    現地では竹製のお弁当箱はないのかな。おにぎりやサンドイッチをランチで食べる習性はないな。

    話しを戻しますが、この竹製のお弁当箱を文房具やパソコン・スマホ関係の収納として利用するのは大ヒットですね。

    繰り返しますが、日本人なら小物入れにも“粋”を見せてほしいな。

     



  • 作家のいとうせいこうさん大絶賛のノートと筆記具とは。それは「ロルバーンA5」と「プラチナ#3776の万年筆」

    作家のいとうせいこうさん大絶賛のノートと筆記具とは。それは「ロルバーンA5」と「プラチナ#3776の万年筆」

    この11月の第2週目の日本経済新聞の夕刊の最終面にある「こころの玉手箱」という小エッセイの筆者は作家のいとうせいこうさんだったのです。

    そして、文房具フェチの自分にとってはとても気になる、参考になる文房具の紹介があったのです。いとうせいこうさんの文章です。

    結局、取材時にどんな文を考えるかが勝負で、それをまとめるのはきわめて機械的な行為になる。編集しながらパソコンに打っていく作業は単純労働に近い。

    となると、最も大切なのはメモ帳とボールペンになってくる。後者はなるべく先にボールのはまっている古くさい物がいい。近頃流行のタイプだと雨に濡れるとにじんでしまうから。

    そして、メモ帳は長年いくつか試したあげく、ロルバーンA5がマイベスト。裏表紙に幅広のゴムが貼ってあって、それを使いさしのページに挟んでおくとすかさず開ける。おまけに両方の表紙が固い厚紙なので、どんな態勢で書いても字が安定してくれるのだ

    記憶が薄い私は、これなしでは手も足も出ない。

    ちなみに、いとうせいこうさん一押しのノート、ロルバーンとはこんなノートです。

    ドイツ語で“滑走路”の意味を持つ 「ロルバーン」。

    「シンプルで飽きのこないデザイン」と 「使いやすさ」が一体となった、 デルフォニックスの定番ノート

    立ち姿勢でも書きやすい厚手の表紙。

    インクがにじみにくく裏移りしにくい 5mm方眼の上質紙です。 全ページミシン目付きのため、 相手にメモを渡すときにもスマート。 巻末にはクリアポケットも付いています。

    そして、自分が今まで利用していたのが、ロディア(RHODIA)のノートなのです。だけど、ロルバーンと違って表裏の表紙が厚紙ではないので、デスクでの利用が想定されているのかな。

    でもおしゃれはおしゃれなノートです。

    だけど、この記事を見て、自分をロルバーンA5を利用しようと思った次第なのです。早速の趣旨替えです。

    そして、万年筆でも驚きの逸品を紹介されているのです。

    ゼミ生有志が集まり、私の慰労会を開いてくれた。思いがなかった。

    そして、その場で最後に私へ贈られたのが、このプラチナ#3776の中字という日本の万年筆である。

    驚いたことにこれが、それまでに買い込んだどんな万年筆より私の手に合っていた。信じられないくらいのフィット感だった。常にストレスなく文字が外に出て行く。つい力が入ってもすんなり受け流してくれる。日本語の動きに合っているような気がする

    正直、さほど高くない。そこがまた私を感激させた。学生たちの財布からすればそれでも十二分な背伸びだとわかっていたからだ。ぎりぎり有志で買えるものを、彼らは選んだ。

    おかげて私はごく自然に原稿用紙に準備稿を走り書きするようになった。文字を書くこと自体が楽しかった。パソコンで削除してしまう文字もそこには残り、のちに必要なヒントを与えてくれるのもわかった。

    まさに大絶賛の万年筆です。ペリカンでもモンブランでもファーバーカステルでもない、日本のプラチナとは驚きました。“つい力が入っても受け流してくれる”とか“ストレスなく文字が外に手で行く”とは、野球で言えば、ボールが止まって見えているようなものですね。

    そんな訳で、自分もこのプラチナ#3776の万年筆とロルバーンA5で執筆の旅に出ようと決意した次第です。できるかな?