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  • 京王プラザホテルおまえもか。都心の一流ホテルはサービスアパートメント事業に続々参戦中

    京王プラザホテルおまえもか。都心の一流ホテルはサービスアパートメント事業に続々参戦中

    つい先日は、帝国ホテルから食事など定額制のサービスが付随した「サービスアパートメント」事業が発表されたばかりです。既にオリンピックは中止もしくは海外からの観客を全く考慮していないものと判断できるような発表だったのです。

    そして、昨日の2021年2月17日は新宿にある京王プラザホテルもこの「サービスアパートメント」を始めるとの発表があったのです。

    京王プラザホテルは、長期滞在者向けの宿泊プラン「“暮らす”@theHOTEL」を、2月17日より販売する。

    価格は「本館スタンダード(23.5平方メートル)」が30連泊21万円(税・サービス料込、以下同)、「本館スーペリア(33.7平方メートル)」が30連泊24万円、「本館デラックス(35.5平方メートル)」が30連泊27万円。このほか7連泊コースがあり、延長料金により延泊も可能。1室2人まで利用でき、1人でも2人でも料金は変わらない。宿泊期間は2月22日から5月15日まで。

    16室限定で設定し、本館2階オールデイダイニング<樹林>で宿泊人数分の朝食、館内ラウンジで1泊1人2回までのドリンクを提供。

    同フロアに設置する会議室の1日2時間までの利用、駐車場、朝刊も料金に含まれている。

    客室の清掃は週2回、バスアメニティは到着日のみ、ランドリーは30%割引で提供する。一部の客室には冷凍冷蔵庫・電子レンジを設けている。荷物の預かりやベルスタッフによるサポート、ルームサービスなどは通常の宿泊と同様に利用できる。

    京王プラザホテルでは、ホテル型サービスアパートメント「西新宿 ニューライフスタイル」として、20室限定で160,000円で販売することをすでに発表している。このプランには、朝食や駐車場、会議室の利用といった特典は含まれていないものの、1人1泊500円分のホテルクレジットが付くため、実質130,000円で利用できた。

    ちなみに、帝国ホテルの方の価格は約30平方メートルの客室で、税・サービス料込み30泊で36万円。約50平方メートルの客室(同60万円)です。

    この帝国ホテルの価格と比べると、京王プラザホテルの方がお得感は高いと言えますが、帝国ホテルの方はプールなどのフィットネスルームが無料で利用できたり、フロアにはコインランドリーも設置されたりして利用者にとってはの利便性は帝国ホテルの方が高いと思います。

    まあ、最終的な判断は職場が新宿に近いか銀座・有楽町に近いかが選択基準の一番になると思いますが。

    だけど、京王プラザホテルはこんな価格でお部屋を出して大丈夫なのかな。まあ、利用期間は2月22日~5月15日宿泊までなので、多少腰が引けているのかもわかりません。まだ、オリンピックに未練があるのかな。

    だけど、このコロナ禍でワクチンの接種が始まってもこの渡航しづらい環境は長続きすると見込んで、都心の一流ホテルははや新しい生き残り策を模索中と拝見できます。

    個人的にはホテルに住まうという考え方には共鳴でき、是非実践したいと思いますが、心配なのは健康に少し心配のあるシニアの人が多数の住まいにならないのかなと思ったりします。

    さすがにオークラは追随しないかな。そこはオークラの矜持を見せてほしいものです。

  • 帝国ホテル、客室をサービス付きアパートに転換 30泊36万円から、駐車場とプールも使えるよ

    帝国ホテル、客室をサービス付きアパートに転換 30泊36万円から、駐車場とプールも使えるよ

    2021年2月1日の日本経済新聞の1面にこんな記事が掲載されたのには、少しビックリしたのでした。

    帝国ホテルは食事など定額制のサービスが付随した「サービスアパートメント」の事業を始める。旗艦の帝国ホテル東京(東京・千代田)の客室の一部を改修し、99室を専用のアパートに切り替える。専属のスタッフが付き食事や洗濯など定額で提供する。新型コロナウイルスの影響でホテルの稼働率は長期低迷が続く。ホテルならではのサービスや設備を生かし、新事業を育てる試みが広がる。

    帝国ホテルはタワー館の3フロアの一部を改修する。2月1日から予約受け付けを始め、まずは3月15日から7月15日までの予約を受け付ける。価格は約30平方メートルの客室で、税・サービス料込み30泊で36万円。約50平方メートルの客室(同60万円)なども用意する。最低5泊から利用できる。

    コロナ下でテレワークが普及する中、経営者などを中心としたビジネスパーソンに第2の仕事場として利用してもらうことなどを想定。法人による事業継続計画(BCP)の一環や、富裕層のセカンドハウスとしての利用も見込む。

    一般的なサービスアパートメントとの最大の違いは、ホテルならではのサービスを受けられることだ。食事や洗濯は定額制のサービスを別途利用できる。例えば食事はルームサービスによる利用者専用のメニューを開発し、1カ月6万円で利用できる。洗濯は1カ月3万円でいつでも依頼できるようにした。専属のサービススタッフを配置し、あらゆる要望に応じる。

    施設内の設備も宿泊者同様に使える。ラウンジでコーヒーや紅茶を提供するほか、駐車場やフィットネスルーム、プールなどを利用する場合も追加料金などはかからない。客室には洗濯機やキッチンなどの設備は付かないが、各フロアに1カ所共用フロアを作り、洗濯乾燥機や電子レンジなどを設置する。

    コロナ禍で旅行やビジネス需要が蒸発し、業界には深刻な打撃となっている。全日本シティホテル連盟(東京・千代田)が加盟ホテルを対象に実施した調査によると、2020年12月の全国平均客室利用率は前年同月比32.2ポイント減の45.9%。だが、足元では政府による需要喚起策「Go To トラベル」事業の一時停止が決まったことでキャンセルが相次ぎ状況は悪化している。

    ホテル各社はテレワーク需要の取り込みなどで対策を打ち出している。ホテルニューオータニ(東京・千代田)は、テレワーク専用の定額制プランを販売。30日間、1室あたり30万円からで、1日あたり最大12時間客室を使える。吉祥寺東急REIホテル(東京都武蔵野市)は、ベッドがなくデスクだけ配置した部屋など3種類の客室を用意し、3時間から利用できるようにした。

    帝国ホテルの2020年4~12月期の連結決算は、最終損益が86億円の赤字(前年同期は30億円の黒字)だった。売上高は前年同期比62%減の166億円。政府による緊急事態宣言の発令も影響し、足元の稼働率は1割前後まで落ちこんでいる。新事業で代替の需要を取り込む考えだ。

    帝国ホテルは、“HOTELiving(ホテリビング)”―「ホテルに住まう」と表現していますね。

    記事以外でのこのサービスのメリットは次の2つかな。

    • 駐車場が無料→1室につき1台無料で利用可能、24時間出し入れ自由
    • フィットネスセンター・プール・サウナ無料→ご滞在期間中は、タワー館20階に位置するフィットネスセンター・プール・サウナを無料で利用可能

    昔、ホテルを住まいにしている有名人では、映画評論家の故淀川長治さんがいらっしゃいました。淀川さんはテレビ朝日で番組を持っていた関係で隣接する現在のANAインターコンチネンタルホテル東京だったと思います。

    今回の帝国ホテルのプランですが、長く暮らすのであれば50平米の広さは欲しいな。料金も36万円から60万円で高いか安いかはそれぞれの判断があるかと思いますが、駐車場とプール・フィットネスも付いてのお値段なら、まあ妥当な料金だと思います。賃貸のように、仲介手数料や更新料も必要ありません。

    結構人気の出るサービスかもわかりませんね。既に帝国ホテルの公式HPでは募集が始まっています。