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  • 東京都写真美術館の「ロバート・キャパ 戦争」へ、戦場で人にフォーカスしているんだね

    東京都写真美術館の「ロバート・キャパ 戦争」へ、戦場で人にフォーカスしているんだね

    2025年4月24日(木)

    昨日の水曜日は東京は一日中、小雨舞う少し寒い日でしたね。そんな足元の悪い日は雨に濡れない施設に出かけたよ。

    恵比寿の東京都写真美術館へこの人の写真展です。泣く子も黙る、“ロバート・キャパ”

    「ロバート・キャパ 戦争」

    戦後80年、いまあらためてキャパの写真証言を見直すことの意義

    20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり、ロバート・キャパ。「カメラの詩人」と言われ、またすぐれた「時代の証言者」でもあります。その写真の背景には苦闘するヒューマニストの眼があります。戦争の苦しみをとらえるとき、そこにキャパの人間としてのやさしさ,ユーモアがあります。キャパは人間を取り捲く状況を少しでもよいものにしようという強い信念と情熱をもって状況に身を投じましたが、それだけでなく写真のもつ衝撃力を見分ける確かな眼を持ち合わせていました。
    1930年代ヨーロッパの政治的混乱、スペイン内戦でドイツ・イタリアのファシスト政権に支援されたフランコ将軍の反乱軍によって次第に圧倒されて敗北する共和国政府軍、日本軍による中国の漢口爆撃、第二次世界大戦で連合軍の対ドイツ反攻作戦の始まる北アフリカから、イタリア戦線、ノルマンディー上陸作戦などの戦闘現場に立会い、命がけの取材写真は眼に見える確かな記録として報道されました。それらの多くは時空を越えて、後世の人びとにも訴えかける強いメッセージとなっています。
    本展は、東京富士美術館が所蔵するキャパの約1000点のコレクション・プリントから、“戦争”に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示します。

    • 会場:東京都写真美術館
    • 開催期間:2025年3月15日(土)~5月11日(日)
    • 料金:一般 1200円

    ロバート・キャパの有名な写真は何枚か見たことはあっても、その多くの写真は見たことなかったのでね。館内は写真撮影禁止です。

    非常に感銘を受けました。彼は戦場で多くの一般の写真を撮っているんだね。それも人のアップはあまりなし。有名人では、周恩来や蒋介石、ド・ゴール将軍の写真が目につきました。まあんなに戦地に赴けば、命は短し。享年40才。

    イングリッド・バーグマンと恋愛関係だったとは、知りませんでした、いい男だものね。

    館内はあまり多くの人はいませんが、外人率(それも欧米系)高しでした。

    いつも忘れるんだけど、“大人の休日倶楽部カード”持参すれば、割引が受けられるんだね。

    そして久しぶりの恵比寿でランチです。

    怖いもの食べたさで久しぶりの二郎インスパイア系です。

    • 「ラーメン豚山」

    恵比寿駅から徒歩0分。場所は最高。注文は“小ラーメン”(1,000円)、麺の量は250g、厚いチャーシュー2枚。トッピングは“ニンニク”のみ。こんな感じで着丼

    感想としては、麺はいいと思うのですが、スープはもう少しスープスープした方が今の自分の好み。あまりにドロ系だよね

    中性脂肪とコレステロールの数値が怖いね。

    ご馳走様でした。

    「生誕120年 安井仲治」の写真展とインディアンカレーの一日だったよ

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  • 渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見

    渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見

    本日は格調高く、芸術の話しだよ。何の話しかと言うと、ソウル・ライター(Saul Leiter)の写真展のことなのです。既に故人ですが、非常に著名な写真家ですね。このソウル・ライターさんの大規模な展覧会が今、東京の渋谷ヒカリエで行われているのです。

    • 「ソール・ライターの原点 – ニューヨークの色-」
    • 会場: ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)  東京都渋谷区渋谷2-21-1
    • 開催期間: 2023/7/8(土)~8/23(水)
    • 入場料: 一般 1,800円

    ちなみにソウル・ライターさんはこんな人です。

    1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。

    父親はユダヤ教の聖職者。1946年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。1958年、『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事を始める。その後、80年代にかけて多くの雑誌でファッション写真を撮影

    1981年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖。1993年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受けたことにより、カラー写真のプリントが初めて可能となる。

    2006年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。2012年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」製作。

    2013年11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。2014年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団創設。

    まずは行っての感想です。「すばらしかったよ、巨匠」

    もちろん写真が有名な方ですが、自分は彼の書いた絵画(水彩画)の方に非常に感銘を受けました。自分から見たら“天才”だよと。自分が今、絵画の勉強をしており(今は水彩画をね)、その影響もあるかもわかりませんが、対象をデフォルメする描き方、色の使い方、大変参考になったね。完全に抽象画にするのではなくてね。

    彼自身もこんなことを言っているようです。

    絵を描いてなければ、もっと良い写真家になれたかもしれない。写真を撮って時間を無駄にしなければ、もっと良い画家になれたかもしれない、結局、どちらもやってしまった

    解説者は、“その名を世に知らしめる契機となったのは写真でしたが、ソール・ライターは常に画家だったと言えます。傑出したカラー写真群も、画家ライターの眼が生み出したものでした。”と追記していますね。

    写真はモデルさんを写したハーパーズ・バザー誌の写真には全く興味はなかったですが、ニューヨークの街やその人々を撮った写真での、構図のとり方はすごいね。特に、水滴がたれるウィンドウ越しのショットはこの人の専売特許だね。

    すばらしいよ、ソウル・ライター。何回も言うようだけど、絵画に集中すればスゴイことになったよね、自分の絵画人生にとっては今年一番の収穫でした。

    最後は巨匠の言葉で。

    人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ

    Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボテロ展」、絵の大きさに圧倒されたのなんの。あなた現存するピカソだよ。勉強になった