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  • [マレー鉄道旅2024-5月]KLセントラルから国境の街パダンブサールへ、何もないよ

    [マレー鉄道旅2024-5月]KLセントラルから国境の街パダンブサールへ、何もないよ

    本日は今回の旅の目的である、マレー鉄道でのクアラルンプールからバンコクへの列車旅です。

    まずは鉄道の列車チケットについては、出発10日前に日本の自宅ですべて予約しました。

    マレーシアとタイの国鉄の両方のチケットが必要です。

    チケットを買う区間はこちら。

    • マレーシア KLセントラル-パダンブサール(PADANG BESAR)
    • タイ バンコク(クルンテープ・アピワット中央駅・Krung Thep Aphiwat)-パダンブサール(PADANG BESAR)

    HPでチケットを購入する際には難しくないので、必要事項を順次記入していけば購入できると思います。

    自分的に注意しないといけないと思ったこと。

    • とにかく日程が決まったら、早くチケットを抑えること。タイ側は寝台列車で下段の席は先になくなる、何故ならベッドになった時に下段のみに窓がある。上段は閉鎖空間。
    • クアラルンプールからパダンブサールに向かう場合、この3本が寝台に乗れる列車。一番良いのは、KLセントラル(10:41発)が安くて接続が一番よい

    • 自分たちはこの列車が売り切れで、値段の高い一つ前の列車に乗らざるをえなかった。
    • 国境の駅、パダンブサールは何もない、マレーシア側の駅の構内には簡易なレストランとお店がある実にショボい、タイ側には何もない、水も買えません。早く着いてもパスポートコントロールが開くまで待たないといけない、いくつかの椅子があるだけ

    先に結論から書きましたが、この国境越えの列車旅を前編と後編に分けて書きたいと思います。

    自分たちはクアラルンプールのKLセントラルから乗車し、マレーシア国境のパダンブサールを目指します。KLセントラルの乗り場はヒルトンホテル側の駅構内、中2階の専用の乗り場があります。まずはチケットを見せて待合室に入ります。30分前に開場かな。

    自分たちが乗った列車は「Platinum – 9274」(09:55発)(125リンギット)

    待合室で乗客を見ると、全員地元の人のような感じ。観光客らしき人は自分たちのみというアウェイ感。待合室で待機後、10分ぐらい前に地下のホームにエスカレーターで案内されます。

    係員に座席を確認して着席すれば、ほんとうに定刻ぴったりに出発です。日本の列車と同じですね。列車には売店のある車両も連結されていますが、まあ必要最低限のものしかないね。

    自分たちの乗った列車はこんな感じの停車駅でした。ちなみに満席でした

    コンセントはあったのでスマホの充電はできるよ

    そして、約5時間で国境のパダンブサールに到着です。まあマレーシア側の風景ですが、椰子の木が茂る荒々しいジャングルの風景が印象的でした。タイ側の緑は一転、荒々しくないものね。

    実はパダンブサールでビールをお供にランチをしようと思っていましたが、こんなに人流があるのに全くお店などはないね、期待はずれでした。パスポートコントロールが開くまで、ひたすら待つだけの時間でした。

    後編は次に。

    決済の二重請求、別々のクレカ、一方は未決済だったのに、どうする、ここはイタリア





  • 映画「越境者たち」を観て、現在の欧州の国境管理の厳しさを体験すべし

    映画「越境者たち」を観て、現在の欧州の国境管理の厳しさを体験すべし

    2024年7月30日(火)

    オリンピックに夢中になっているとブログの更新も遅れるよね。

    だけど、阿部詩の号泣は見苦しかったよね、それとフェンシングの快挙はもっと報道しないと国辱ものだと思うのですが。そんなことより、週初めに映画を一本。

    昨日の月曜日は渋谷の劇場に。観た映画はこちら。

    • 「越境者たち」

    いわゆるヨーロッパの移民問題です。話しはこんな感じ。

    極寒のアルプスを舞台に、大自然の脅威と不寛容な人間たちの狂気を描いたサスペンススリラー

    イタリアの国境を越えたアルプスにある別荘の山小屋。妻を事故で亡くして失意の中にいたフランス人サミュエルは、娘を友人に預け、この山小屋で週末を静かに過ごそうと考えていた。その山小屋には、山を越えてフランス側にある難民施設へ亡命のため向かおうとしているアフガニスタン人女性チェレーが避難していた。翌朝、サミュエルはフランスに向かうチェレーを放っておけずに道案内を引き受ける。しかし、そんなふたりの前に立ちはだかるのは、雪山の脅威だけではなかった。

    チェレー役は、イランからフランスに亡命後、「聖地には蜘蛛が巣を張る」で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミール・エブラヒミ。サミュエル役を「苦い涙」「理想郷」などのフランスの名優ドゥニ・メノーシェが務めた。監督は本作が長編デビュー作となるギョーム・レヌソン。

    2022年製作/93分/G/フランス
    原題:Les survivants

    話しが出来すぎのところがありますが、

    • 何故、男も一緒に山を超えるのか
    • あの3人組は何故、執拗に妨害するのかが不自然

    だけど、今、ヨーロッパの国境はこうなんだろうなと思わせる良い映画です。終わりのサラッとした感じがいいし、何か意味深だよね、あの難民キャンプの風景。

    映画の尺も93分でコンパクトでいいしね、だけど、あの身分証のところはよくわかりませんでした。おすすめの映画ですよ。

    そして、週末は土曜日の夕食です。

    中華に行こうかと思いましたが、こんな暑さではやっぱり蕎麦だよ。というわけで、急遽、赤坂の「室町砂場」へ3名で。19時には暖簾がおりるので、18時30分に入店です。夜来るのは久しぶりです。

    まずはサッポロの633ですね。つまみは王道の3品です。

    卵焼きは人数分に分けてくれるのでありがたいね、喧嘩しないようにね。

    連れは砂場発祥の「天もり」のようです。「天もり」発祥の店としても有名です。江戸前のそばつゆにかき揚げが入っており、天ぷらの味わいがそばつゆに浸透し美味いんだね

    一人はそばで、もう一人はうどんです。(そばアレルギーなのでね)

    これやっぱり超絶うまいとのことです。そして、自分はいつもの大盛りです。ビールも2本飲んでお会計は12,000円なりです。

    東京の夏、日本の夏ですね。

    フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

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  • 難民問題で国境の滑稽な光景を映し出す「人間の境界」、だけど答えはないよね

    難民問題で国境の滑稽な光景を映し出す「人間の境界」、だけど答えはないよね

    2024年5月16日(木)

    本日も毛色の変わった映画をご紹介します。先日、興味本位で観に行ったのが「人間の境界」という映画です。

    ヨーロッパを目指す難民の国際社会の非情さと現実を提示しています。日本のマスコミの情報だけではわからない現実。それを知ったから難民をどう扱えという明確な回答はできないよね。こんな映画です。

    「ソハの地下水道」などで知られるポーランドの名匠アグニエシュカ・ホランドが、ポーランドとベラルーシの国境で“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、スリリングな展開と美しいモノクロ映像で描いた人間ドラマ。ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で大勢の難民をポーランド国境に移送する“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、難民家族、支援活動家、国境警備隊など複数の視点から映し出す。

    「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した家族。やっとのことで国境の森にたどり着いたものの、武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受けた末にベラルーシへ送り返され、さらにそこから再びポーランドへ強制移送されることに。一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、地獄のような日々を強いられる。

    キャストには実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優たちを起用。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した。

    2023年製作/152分/G/ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作
    原題:Zielona Granica

    映画を観て最初理解できなかったのが、難民をベラルーシとポーランドの国境で双方が出したり入れたりする状況です。要は難民に変なことをすると国際問題になるので、双方があっちへ行けごっこをするのです、兵士がね。だから死体も国境であっちへ放り投げたりする滑稽な光景が繰り広げられます。国境での一種のババ抜きゲーム。

    ベラルーシはロシアと同様の強権国家なので難民に厳しい対応するのは分かりますが、ポーランドもシリアやアフリカなどの難民の流入は受け入れたくないのです、まあ分かります、無制限に入れるわけにもいきません。

    この映画はこんなおかしなことになっている国境の光景を描き出しています

    “殺しもしないけれど、こっちには来てくれるな”ということ。

    ラストで興味深いメッセージが流れます。

    翌年2022年2月のロシア軍のウクライナ侵攻による難民の姿。ポーランドは2週間で200万人のウクライナ難民を受け入れたといいます。その違いは何か。人種や肌の色によるのか。

    これも理解できます、ウクライナは戦争が終われば、皆んな母国に帰るものね。

    現実の国際社会は厳しいよね。日本でも川口市などでのクルド人の移民問題が勃発してているしね。綺麗事ではすまされません、現実。

    マクロでは政治的迫害の移民は受け入れるべしでも、ミクロでは反対だよね、それが現実

    必見のドキュメンタリー映画、「ビヨンド・ユートピア 脱北」北朝鮮ものだよ