タグ: 国立西洋美術館

  • 国立西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか?」、ヴェネツィアの絵は超オススメ

    国立西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか?」、ヴェネツィアの絵は超オススメ

    2025年3月17日(月)

    先週の金曜日は前売り券を購入していた美術展へ。その美術展とはこちら。

    はるばる上野までお出かけです。上野公園の桜はまだ咲いていないね、だけどすごい人出。桜の季節になると、桜見物がてら美術展に来る人が多くなると思って、その前にね。

    • [東京展]西洋絵画、どこから見るか? ールネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
    • 会場: 国立西洋美術館

    本展は、米国のサンディエゴ美術館との共同企画により、同館と国立西洋美術館の所蔵する作品計88点を組み合わせ、それらの対話を通じてルネサンスから19世紀に至る幅広い西洋美術の魅力とその流れを紹介する展覧会です。

    サンディエゴ美術館は、主に1930年代を通じ、当時のアメリカ合衆国西部では随一の質と規模を誇るヨーロッパ古典絵画のコレクションを築きました。サンディエゴという土地の歴史・文化性や、篤志家たちの趣味を色濃く反映したユニークな内容を誇り、初期ルネサンス絵画やスペイン17世紀絵画などに多くの傑作を有しています

    一方国立西洋美術館は、松方幸次郎の収集した印象派を中心とするコレクションに基づいて1959年に設立され、1960年代末から古典絵画の体系的な収集を開始しました。以降、歴代の館長や研究員の調査研究に基づいて、西洋美術史の主要な流派やジャンルを網羅にカバーする総合的なコレクションの形成を目指して収集活動を続けています。

    本展は、両館の所蔵する作品をペアや小グループからなる36の小テーマに分けて展示、比較に基づく作品の対話を通じ、ルネサンスから印象派に至る西洋美術史の魅力を分かりやすく紹介することを目指します。また両館は非ヨーロッパ圏においてヨーロッパ美術を収集した点においても共通します。その点に着目し、両館の持つ傑作を比較対照させながら、それぞれ西洋絵画がどのような目的や理想に基づいて収集されていったのかについても、紹介する予定です。

    2月に行った「モネ展」とは打って変わってむ、本日は行列もなく、すぐに入れました。だけど、中はそこそこ混んでいました。日本のシニア、美術展が好きだね。

    今回の展示会で自分的に圧倒されたのは、「ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望むモーロ岸壁」です。もう写真より精密で、これだけ描ければ画家は楽しいね。でも、あまりにも写実が完璧すぎて、名画にはならないのかな。

    この企画展も良かったのですが、このチケットで無料で入れる常設展の方がすごかった

    ピカソ、ルノワール、モネですもんね。これだけでも価値があります

    観終われば、ここは上野、外人さん多し。いつもの「とんかつ山家」へ。13時過ぎでしたが、10分で入店でした。注文はいつもの“ロースカツ定食”(900円)です。

    その前にビールで喉の消毒を。本日は“ロースカツ定食”に興奮して、写真を失念。

    失礼しました。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

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  • 国立西洋美術館の「モネ 睡蓮のとき」、入場にこんな行列初めて、日本人いつからモネ好きに

    国立西洋美術館の「モネ 睡蓮のとき」、入場にこんな行列初めて、日本人いつからモネ好きに

    2025年2月4日(火)

    クアラルンプールの旅行記も終わり、ブログは通常モードに戻ります。

    先週の1月末の金曜日には久しぶりにこの絵画展を見に行ったのです。数日前に天皇陛下もこの展覧会を訪れたというニュースでこの絵画展を知ったのです。

    東京では2月11日までで、2月に入ると“全日程 日時指定券”になるので1月末に急遽、参戦です。

    • 「モネ 睡蓮のとき」
    • 場所: 国立西洋美術館
    • 会期: 2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝]
    • 入場料: (一般)¥2,300

    印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)

    1890年、50歳になったモネは、ノルマンディーの小村ジヴェルニーの土地と家を買い取り、これを終の棲家としました。そして数年後には、睡蓮の池のある「水の庭」を造成します。この睡蓮の池こそ、以降の画家の心を占め続けた、最大の創造の源にほかなりません。本展は、〈睡蓮〉連作を中心に、モネ晩年の芸術をご紹介するものです。 モネの晩年は、家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そんななかでやがて彼は、睡蓮の池の水面を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆う、「大装飾画」の構想を抱きます

    本展の中心をなすのは、この「大装飾画」の制作過程で生み出された大画面の〈睡蓮〉の数々です。未完の構想を外に出すことを嫌ったモネは、それらの作品の大部分を最期までアトリエに残しましたが、彼が生前に唯一、〈睡蓮〉の装飾パネルを手放すことを認めた相手が、日本の実業家で収集家の松方幸次郎(1866-1950)でした。松方はジヴェルニーのモネの家を訪れて画家と交流し、最終的に30点以上ものモネの作品を収集しました。それらは今日、国立西洋美術館のコレクションの白眉をなしています。

    本展では、パリのマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品およそ50点に、国立西洋美術館をはじめ日本各地に所蔵される作品を加えた、計64点のモネの絵画を展覧します。日本においては過去最大の規模で、モネの〈睡蓮〉が一堂に会する機会となります。

    お昼の12時に美術館を訪れました。もちろん入場券はwebで購入済みです。まず、現地に行って大変驚愕しました。何故なら、園外まで伸びる長蛇の列です。美術館に行ってこんな行列を見たのは初めてです。諦めようかと心がくじけましたが、1時間ほど並ぶことに。

    “いつから日本でモネがこんなに大人気になったんだ”と叫びたくなります。

    絵自体はすばらしかったです、だけど人が多すぎてこれだけはダメでした。

    モネって、同じ構図で何枚も絵を描く人なんだね、飽きないのかな。

    見終われば、ここは上野、ランチはここしかないね。「とんかつ 山家」

    13時んのに、待ちは5名程度、ラッキー。

    いつものようにまずは瓶ビール、ローつかつ定食、ご飯半分です。

    お客さんの半分以上が外国人ではないかと思われる盛況ぶりです。

    ご馳走様でした。

    東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね

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  • 上野の国立西洋美術館で開催中の「キュビスム展」へ、ピカソとブラックだね

    上野の国立西洋美術館で開催中の「キュビスム展」へ、ピカソとブラックだね

    2023年10月4日(水)

    本日は秋にしては冷え込みも激しく、雨の一日です。ヘルシンキと同じような体感温度です。初めて長袖を着たよ。ところで本日の話しは、美術展です。雨の日は絵画です。

    先日から始まった興味深い美術展はこれです。上野まで意を決して行ってきました。何たって泣く子も黙る「キュビスム」だよ。

    • 展覧会名: パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
    • 会期: 2023年10月3日[火]~2024年1月28日[日]
    • 開館時間: 9:30 ~ 17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)
    • 休館日 月曜日:
    • 会場: 国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)

    キュビスム・レボリューション——フランス・パリ発、世界を変えた美の革命

    20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。伝統的な遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。キュビスムが開いた視覚表現の新たな可能性は、パリに集う若い芸術家たちに衝撃を与え、瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。

    この度、パリのポンピドゥーセンターからキュビスムの重要作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品です。主要作家約40人による絵画や彫刻を中心とした約140点を通して、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを紹介します。日本でキュビスムを正面から取り上げる展覧会はおよそ50年ぶりです。

    ちなみにチケット代は2,200円です。いいお値段するね。

    平日の12時に伺いましたが、込み具合はまあまあかな。そして入れば、最初からセザンヌ、ピカソ、ルソー、ゴーギャンが登場です。だから入り口付近は混み合っています

    自分的に気に入った作品はこの3点かな。これだけブラックの絵が揃っているのは初めて観ました。セザンヌとルソーはいいよね。

    • ジョルジュ・ブラック《大きな裸婦》 1907年冬-1908年6月
    • パブロ・ピカソ《女性の胸像》 1907年6-7月
    • ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年

    キュビズムの絵を描き始めた頃のピカソとブラックの絵は似ているよね。ピカソの「アビニヨンの娘たち」も1907年の作、結局これがキュビスムの代表作なのかな。だけどずっとキュビスム絵を見ていくとだんだん飽きてくるよね、構図や色使いが同じになっていくということで。

    だからピカソも次の段階に進んだんだね。ドローネーの「パリ市」は大作だね、よく日本に持ってきたね。非常に勉強になった今回のキュビスム展でした。思うにやっぱりルソーて不思議な神秘的な絵を書くね、ピカソはやっぱり見る目があったんだね、そりゃそうですね。

    会場を後にすれば、ランチです。上野まで来たならこれだよね。

    世界最強のロースカツ定食の上野の「とんかつ山家」(ヤマベ)でいただきます。行列もほどほどで助かりました。5分で入店です。まずはビールで喉の乾きを癒やします。

    今日のとんかつは少し豚肉のニオイがしたのが気になったのですが。失念して定食の写真を失念しました。

    ご馳走様でした。美とグルメ、最高の一日となりました。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰