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  • 2022年の所得税の確定申告、還付されるまで3ケ月かかった、全く処理が早くないe-Taxで申告する必要あるの?

    2022年の所得税の確定申告、還付されるまで3ケ月かかった、全く処理が早くないe-Taxで申告する必要あるの?

    本日は令和3年度分の確定申告の還付に関する話題です。

    自分にとっては喉に刺さった骨のようになっていた令和3年度分の確定申告の還付がようやく今週2022年5月16日の週に終わったのでした。

    今年は長い忍耐の時期を過ごしました。

    まず、令和3年度分の確定申告をしたのが、2022年2月17日という確定申告開始受付が2月15日ですから、受付開始早々にe-Tax経由で確定申告を行ったのでした。(同日に税務署にも行き、関係書類も提出しました)

    これが今年の申告から還付までの時系列です。

    1. 2022年2月17日にe-Taxで確定申告提出
    2. 3月2日付けで税務署より「令和3年度分 所得税の訂正申告書の提出について」が郵送で届く
    3. 3月4日に指摘された訂正した確定申告書をe-Taxで提出
    4. 5月17日に還付金が自分の銀行口座に着金

    まず、何が言いたいかといいますと、e-Taxで申告すると紙ベースでの申告より圧倒的に還付が早いですよ、というのはウソということです。

    もう一点、ほぼ最速で確定申告を行ったにもかかわらず、途中で訂正を求められたのですが(それも最速で対応したにもかかわらず)、還付まで何故に3ケ月かかるのか、全く意味不明です。

    当該税務署の人は本当に真面目に仕事をしているのか大変疑問です。

    この間に2回ほど当該税務署に現在の状況を確認したのです。決まって、システムの都合上、時間がかかっていますとのこと。はっきり言えば、本当ならこんなシステム、ダメでしょう。(だけど本当はシステムの問題ではないと確信)人間が手作業で行った方が圧倒的に早いと思うのです。

    だけど、自分が個人的に思うのは、何故、こんなに還付までの手続きが遅いのか

    実は昨年も2回目の個人の所得税での税務調査を自宅で受けたのです。その前にも1度うけたことがあり、計2回ほど個人の税務調査の経験があるのです。

    そしてどちらとも、大きな指摘はなく、何もなく終わったのでした。

    おそらく税務調査に来て何も指摘できなかった税務署の今回の還付の遅らせはその“嫌がらせ”だと確信しているのです。心が狭いね、当該税務署

    そして、自分の備忘録も兼ねて今回、指摘された箇所の復習です。

    自分は米国株での現地(米国)での徴収源泉税の還付を毎年確定申告を行って受けているのです。

    今回指摘されたのは、

    • 特定上場株式等の配当等(国外株式等)の配当等の額の合計欄と納付税額を記入しないといけない

    ということです。自分は最初は、配当等の額については国外株式の金額のみを、還付税額を記入して提出したのでした。これは間違いとのです。

    詳しくは、マネックスの「特定口座年間取引報告書」を添付します。正しいのは、赤で囲った金額を、所得の内訳欄の利子・配当の収入金額と源泉徴収額にそれぞれ記入しないといけないということです。

    自分の場合はほぼ誤差の範囲の金額でしたが、これを指摘されました。

    だけど、この税務署の非効率というか、属人的な判断は本当にやめるべきだと思います。

    個人の所得税の税務調査に関しては非常に不信感を持っています。何故なら、真面目にきちんと申告しても疑いの目を向けられます。あの日大の田中氏は悪質な脱税行為でもそんな大した税務上の追徴額は請求されなかったし。

    2021年11月下旬に2度目の所得税の税務調査を受けた、自分は税理士なしで対応





  • 2021年11月下旬に2度目の所得税の税務調査を受けた、自分は税理士なしで対応

    2021年11月下旬に2度目の所得税の税務調査を受けた、自分は税理士なしで対応

    数日前(2021年11月)に所得税の税務調査を受けた話しです。自分が個人の所得税で税務調査を受けるのは今回で2回目なのです。(ちなみに前回はと言うと、きっちり5年前でした。)

    そして、自分は所得税の申告を税理士にお願いしていないので、個人で税務署と対峙することになります。ちなみに、自分は給与所得とは別に不動産所得があり、これを青色申告しています。個人的な感想ですが、税務調査の対象となるような高額な所得ではないと思うのですが。

    今回の調査までの時間軸はこんな感じです。

    • 2021年10月下旬に所轄税務署から「所得税及び復興特別所得税」の調査について、という封書が届く(個人的にはこんな時期にとは思ったな、もう年末間近なのに)
    • 連絡先の担当者に連絡するように指示がある
    • 担当者と話し、調査を2021年11月下旬を要望し、その日時に決まる
    • 調査場所は、税務署が自宅を選べるが、自宅で調査をしてもらうこととする

    まあ、こんな感じで調査日時が決まったのでした。

    今回の調査に必要な書類は下記のとおりです。準備してくださいとのこと。調査対象となるのは「平成28-令和2年分」(5年分)の所得税の申告です。

    • 確定申告書(控)
    • 不動産所得の計算に必要な帳簿書類等
    • マイナンバーカード

    というわけで、調査までの1ケ月の間隔もすぐに過ぎ、先日、税務調査当日を迎えたのでした。定刻どおり、税務署員が自宅に現れたのでした。

    自分はてっきり2名で来られると思っていたので、1名で来られたときは、少し拍子抜けです。

    三十代の男性です。

    前回の税務調査とは違って、最初は帳簿を見るより、少し概略を聞きたいのでということで対面で会話です。

    最初に一点、明らかな間違いというe-Tax申告での申請手続きを指摘されましたが、これは税務署に出向いて確認した時にこの方法で良いという旨の説明をすると、次回からは気をつけてくれということでOKとなったのです。

    そして、いよいよ帳簿を1枚づつめくっての調査です。約1時間以上、直近2年分の帳簿を調査されました。1時間強かけて綿密な調査です。その間、会話は一切なしです。前回の税務調査の方法とは違います。前回は、気になった支出をその都度聞かれたのですが。

    そして、帳簿の調査を終えて、調査官と話します。

    私の処理の傾向がわかったというのです。消費税の扱いの点、金券購入に伴う経費処理等でいくつか間違いがあるとの指摘です。あと、個人のクレジットカード決済での経費処理の際の勘定科目の要変更の件です。

    金券処理は明らかな間違いで約2万円ほどあるとのことです。

    こんな指摘を受けて、帰って署に戻って上司と相談し、後ほど連絡しますとのことです。

    まあ、話の雰囲気と修正処理の手間を考えると、次回以降は気をつけてくださいとなるのだな、とは思ったのですが。

    こんな感じで約2時間弱の今回の税務調査は無事終わったのでした。

    そして、その日の夕方には、今回の税務調査はこれで終わりですという電話があったのです。

    次の税務調査はまた5年後なのかな。何回経験しても、税務調査はいやなものです。

    2月15日に確定申告、3月1日に還付、米国株投資の人は分離課税申告で現地税が返ってくるよ





  • 中金持ちをめざす③ 小規模企業共済はまさに黄金の羽根。これを使わない人は負け組と言われても

    中金持ちをめざす③ 小規模企業共済はまさに黄金の羽根。これを使わない人は負け組と言われても

    十数年前に橘 玲の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」を読んだ。一言で言うと、衝撃を受けた記憶がある。この手の本で本当にタメになったのは、橘さんと邱永漢さんの2人の本だけだったと思う。ロバート・キヨサキさんの本はそこまでないと自分は思う。

    この橘 玲さんの本は、端的に言うと、黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のことと著者は言います。

    その中で、本書で紹介もされている自分でも感心した商品に小規模企業共済の掛金というものがあります。掛金額が所得税の控除に計上できるので、その人の所得税額に応じて、実質減税となり、逆を言えば利息と置き換えても良い。(利息が将来に積み上がっていくイメージかな)

    複利ではないが、単利でこれだけの利息が付く商品は日本にはないはず。まともな商品で。しかも、公的機関なので日本円の価値がなくならない限り、大丈夫かと思う。

    http://www.smrj.go.jp/index.html

    但し、この共済の掛金をかけられる人は、事業的規模の事業が必要と言うこと。簡単に言うと、サラリーマンでもアパート経営をしている人も多いかと思うが、青色申告をしていないとダメということ。逆を言えば、その条件を満たせば、だれでも使えるということ。

    自分は給与をもらう身なのだが、この共済に加入していて掛金上限の7万円を毎月かけている。他の401KやNISAなどよりも優先度は高い。そらそうでしょう。

    しかも、この掛金は貸し付けも可能という、融通が利く商品。利息は1.5%で利息を毎年金融機関で支払えば、毎年ロールオーバーも可能。この貸付があることにより、いざと言うときに資金が固定化されるリスクが大幅に低減される。

    特に日本は金利が付かない時代が長く、今後もなかなか期待が持てない中で、こんな商品を使えない人は現在の困難な社会を生きていくのはまさに難しいのではないかと思う。

    こんな黄金の羽根を教えてくれて橘さんに感謝すると共に、今の時代でも、サラリーマンは必読の著書だと思う。それ以外にもこの本では、持ち家と賃貸を比較すること自体意味がないといった核心が書かれています。本当に意味ないです。

    私の自宅には同じ本が3-4冊あります。何せ、少しずつ後書き等が改訂版が出る度に、購入するもので。著者への感謝の印です。

    今回は、仮想通貨以外にもまだまだ、オーソドックスな商品でも黄金の羽根は転がっているという話しでした。しかも、実質リスクフリーで