タグ: 河合優実

  • 筒井康隆原作の映画「敵」、クッツェーの「夷狄を待ちながら」を超えてほしかったね

    筒井康隆原作の映画「敵」、クッツェーの「夷狄を待ちながら」を超えてほしかったね

    2025年1月29日(水)

    本日は映画のお話しを。

    週初めの月曜日には何かと気になるこの映画を観に行ったよ。ナンタって、“2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞”だものね。それは置いといて、原作はあの筒井康隆先生だものね。これは是非とも観に行かなくては。

    • 「敵」

    新宿のテアトルまで遠征です。

    映画はこんな感じ。

    筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。

    大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、渡辺儀助77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。

    時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディナーも振る舞う。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、日常は平和に過ぎていった。そんな穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッセージが流れてくる

    主人公の儀助役を12年ぶりの映画主演になる長塚京三が演じるほか、教え子役を瀧内公美、亡くなった妻役を黒沢あすか、バーで出会った大学生役を河合優実がそれぞれ演じ、松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩らが脇を固める。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞(吉田大八)、最優秀男優賞(長塚京三)の3冠に輝いた。

    2023年製作/108分/G/日本

    午前の回でしたが、お客さんの入りはまあまあ。

    夢と現実が入り交じるのですね、中々おもしろい演出。ここでも河合優実が出てくるのね、この人、今一番の売れっ子女優ですね。映画自体は期待したほどではないかな。

    全編が白黒映画ですのであの「Perfect Days」と比べてしまうんだな。長塚京三もいいけど、ちょっと説教臭い感じかな。

    やっぱり敵映画ではこれが一番すごいと思います、クッツェー原作の「夷狄を待ちながら」です。ジョニデも出ているよ。

    これぐらいの緊迫感のある敵来週にしてほしかったね。だけど非常に参考になる映画でした。

    観終えれば、お腹がすいてきます。ここは新宿三丁目。徒歩10分でここにいくしかないね。

    京都ラーメンの雄にして老舗「ラーメン第一旭」です。

    時間も14時。行列なしです。まずは生ビールです。

    ラーメンは並(950円)です。中太麺と少し塩っぱいスープがバッチリです。やっぱり美味し。今日も良い1日でした。ご馳走様でした。

    映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

     



  • 映画「ナミビアの砂漠」、主人公はどうしてあんなに暴れるのわかりません

    映画「ナミビアの砂漠」、主人公はどうしてあんなに暴れるのわかりません

    2024年9月12日(木)

    本日は5年に1回の大イベントの日です。運転免許の更新です。大手町の「神田運転免許更新センター」へ。10日前にまずビックリしたこと。もう免許更新も事前に予約して訪問しないといけない時代になったんだね。

    自分は更新通知のハガキが届いてもほったらしかししていて、改めて見ると、まずは予約必須とわかった次第です。この予約も10日ぐらい先まですべて埋まっています

    というわけで、昨日が今回の免許更新の予約日だったわけです。

    念の為、予約時間の10分前に到着です。そこからが驚いたね。受付から写真撮影まで7分で完了です。11時20分に着いて、11時30分からの30分講習に間に合いました。(優良ドライバーなのでね)

    行政でこんなにスピーディな対応は初めてです。すごいことになっているね免許更新。現地到着して40分後には新しい運転免許証が手に出来ました

    こんなに早く終わったので、渋谷まで移動してこちらの映画を観たよ。タイトルからして興味があったので。

    • 「ナミビアの砂漠」

    話しはこんな感じ。

    初監督作「あみこ」でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待されるなど高く評価された山中瑶子が監督・脚本を手がけ、「あんのこと」の河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した。

    21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに過ぎなかった。同棲している恋人ホンダは家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を喜ばせようとするが、カナは自信家のクリエイター、ハヤシとの関係を深めていくうちに、ホンダの存在を重荷に感じるようになる。

    「猿楽町で会いましょう」「サマーフィルムにのって」の金子大地がハヤシ、「せかいのおきく」「プロミスト・ランド」の寛一郎がホンダを演じ、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁が共演。

    2024年製作/137分

    まあ簡単に言うと、青春時代の“自分探し”の話しなんだろうけど、自分にはまったくこの映画の良さはわかりませんでした。もう年齢ギャプなのかな。

    どうして主人公があんなに暴れるのか、母親が中国人とかはこの話しに何の関係があるんだろうかと。自分の感性が老化しているのか。

    そして、最後の方で突然、スピリチュアルな映像になってあの“ナミビアらしい”砂漠のエンディング。本当に理由わかりませんでした。

    だけど、脱毛エステにだけは通いたくないね、マジでそう思いました。無法地帯ですね。

    Z世代?と呼ばれる感性、わかりません

    やっぱりヤクザものは配役の妙がすべてだね、映画「アウトレイジ」を観て確信