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  • 今年のしめ縄は伊勢の茅の輪「蘇民将来子孫家門」で決まり、値段も高いが、なんたってスサノオノミコトだよ

    今年のしめ縄は伊勢の茅の輪「蘇民将来子孫家門」で決まり、値段も高いが、なんたってスサノオノミコトだよ

    地方のアンテナショップが東京にはたくさんあります。そのうち自分が好きなアンテナショップに日本橋にある「三重テラス」というショップがあります。伊勢神宮が鎮座する三重県のアンテナショップにはゆかりの信心深い逸品があるのですね。

    そんなお正月も近づいている本日、そのショップの前を通りかがり、立ち寄ってみたのです。

    絶賛、榊としめ縄が販売されていたのです。自分が興味を持ったのは、しめ縄の方です。

    しめ縄の中には、「笑門」「商売繁盛」「千客万来」「大福神」などよく見かけるものがあります。

    その中でひときわ値段も高く、自分の知らない呪文が書かれているしめ縄を見つけたのでした。そのしめ縄の文字です。

    • 「蘇民将来子孫家門」

    まったく自分が知らない呪文です。(単に常識がないだけかな)こんな言い伝えがあるのですね。

    昔、伊勢の地を旅した須佐之男命(スサノオノミコト)が、夕暮れに泊まるところがなく困りはてていました。

    そこには将来兄弟という二人が住んでおり、そこに、一夜の宿を頼むことにしました。兄弟の弟である巨旦将来(コタンショウライ)は、大変、裕福で家や蔵などを沢山所有していたので、こちらに、一宿をお願いにいったところ、これを断られてしまいました。

    その兄である、蘇民将来(ソミンショウライ)大変貧しい暮らしをしておりましたが、この頼みを快く引き受け、出来る限り粟の飯で、もてなし、一夜を過ごした。

    須佐之男命は、これに大変喜び、一宿の恩返しとして茅の輪(ちのわ)を与えた。後の世に疫病あらば、蘇民将来の子孫と云いて、「その茅の輪を腰に付けたる者は、難を逃れるであろう」と言い残した

    以来、蘇民家は、後の疫病が流行っても免れ、代々栄えたというものです。

    この故事にあやかり、「蘇民将来子孫家門」の護り札をしめ縄に付けて、一年中門口に飾り、一年を通して、無病息災を願うという慣わしとして今に受け継がれております。

    この文面を見て、自分はこのしめ縄を購入しようと思ったのでした。なんたって、霊験あらたかなのか、他のしめ縄とは値段も違うのです。もちろんこちらの方が高いのです。

    そして、しめ縄に関してのディップです。

    (昨年のしめ縄の交換時期?)

    しめ縄の取替えは、年末に掃除をして頂くタイミングで新しい物に取替えください

    新しいしめ縄の交換は12月31日は「一夜限り」といってよくないとされ、29日も9を苦と読み「苦立て」「二重の苦」といって縁起が悪いとされて避ける方が多いです。

    (しめ縄の処分方法は?)

    近くの神社に古いお札を納める場所がありましたらそちらへ納めていただいて下さい

    上記の場所がなければ、今までの感謝の気持ちをこめてお塩でしめ縄を清めて頂き、可燃物として処分して下さい。

    というわけで、今年の我が家のしめ縄は「蘇民将来子孫家門」に決まったのでした。

    何と言っても、あのスサノオノミコトだよ。そして、幸先良く、昨日のクリスマスの25日に道路で100円を拾ったのでした。早くも効果がでているみたいだよ。

     

  • 酉の市で熊手の購入、もう熊手で幸運をかき集めるしかないな、幸田真音さんのエッセイから

    酉の市で熊手の購入、もう熊手で幸運をかき集めるしかないな、幸田真音さんのエッセイから

    2019年11月13日付けの日経新聞夕刊1面の「あすへの話題」という小エッセイを読んだのが始まりでした。

    その時の書き手は、作家の幸田真音さんでした。

     11月の酉(とり)の日には「お酉さま」に行き、縁起物の熊手をいただくようになって、もうどのくらいになるだろうか。

    いまの住まいに引っ越したとき、仕事で前を通りかかり、思い立って行ってみたのが最初だったので、かれこれ16、17年ほどは欠かさず通っているはずだ。

    (中略)

    1年に1回のことではあるのだが、毎年決まった熊手店を訪ねるので、お店の人たちとはもうすっかり顔なじみだ。屋号が染め抜かれた凛々しい半纏姿を相手に、今年はどんな年だったかという世間話もそこそこに、やれ昨年の熊手は七福神がメインの飾りだったから、今年はこちらの熊手にしようとか、そのあとは値切り交渉とか、だったらご祝儀をいくらはずむわよとか。

    そんなやりとのがすこぶる楽しくて、ようやく交渉成立となると、来るべき新年が幸多きものでありますように、「家内安全」「商売繁盛」の掛け声とともに、居合わせた人たち全員で三本締めとなる。

    熊手は「福をかき寄せる、福を取り込む」という連想に繋がり、毎年これを新しいものと取り替えることで、「酉かえる」は「幸運の交換」となるのだそうな。

    自分は今まで酉の日に熊手を買うという経験はなかったが、この記事を読んで納得したわけです。すぐににでも熊手を購入して、来るべき来年に備えなければいけないと。

    何故、いままで酉の市というものに縁がなかっかは、おそらく酉の市が開催されるのは関東の神社が中心なので、自分には縁がかなったのだと思います。

    この年になると、無病息災、家内安全、商売繁盛、金運向上はもはや熊手をつかってでも早くかき集めないと老後が心配な年代です。

    そして、今年2019年の酉の市は、11月8日(金)、11月20日(水)です。

    11月20日の酉の市に緊急参戦することにした次第です。

    ちなみに、関東での有名な三大酉の市は下記の3つです。

    • 新宿の花園神社(はなぞのじんじゃ)
    • 浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ) / 長國寺(ちょうこくじ)
    • 府中の大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)

    自分には3神社とも距離があります。

    そして、昨日、麻布十番の十番稲荷神社に赴いたのでした。こちらでは、神社の中ではなく、階段下の歩道で商売されています。1社だけが販売しているようでした。

    あとで写真を見てわかったのですが、神社の熊手と屋台の熊手の違いが看板に明記されています。神社内で販売してる熊手はお祓いがしてありますが、種類が少ないようです。

    初めて知りましたが、熊手には値段がついていないのですね。いくらぐらいするのか判りません。半纏を着たおじさんに尋ねてみました。

    「1万円ぐらいのはどれ」と聞くと、これと、これと答えてくれます。

    そして、選んだのがこちらの熊手です。

    本当はマンション住まいの自分にとっては置くタイプの熊手の方がよかったのですが、どうしても良いデザインのが見当たりません。

    今回は壁かけタイプを1万円で購入です。

    この壁掛けタイプであれば、「福が入ってきますように」という願いを込めて、玄関に飾るのがベターとのことです。玄関の入り口を向けて、目線よりも少し高いところに飾りましょう。

    領収証を見るとこちらのお店の屋号は熊手製造販売「成田商店」(東京都品川区)さんです。

    購入後も儀式があります。買った熊手に半纏を着たおじさんが稲穂などの最後のかざりをつけてくれたりするのですね。

    そして、火打石を鳴らして、家内安全、商売繁盛などの呪文を唱えてくれます。こちらでは三本締めはありませんでした。

    半纏のおじさんに言わせれば、熊手は手に持って熊手を正面にして持ち帰るものと教えてくれました。決して袋などに入れてはいけません。

    そして、幸田さんの言われる毎年これを新しいものと取り替える「酉かえる」ときは、新しい熊手を神社に買いに行くときに前年の熊手も持っていき、熊手を納める場所に持っていけばよいようです。

    今年の酉の市は終わってしまいましたが、2020年は下記のとおりの日程です。

    • 11月 2日 一の酉
    • 11月14日 二の酉
    • 11月26日 三の酉

    自分は商売をしている商売人でも作家などの本が売れればよいなという職業ではありませんが、家内安全、金運向上になればいいな。

    そして、こんなエピソードもあるようです。

    毎年買う熊手は、どんどん大きくした方が良いと言われています。 「昨年よりも、商売繁盛しますように。」 「去年よりも、健康でいられますように。」などと縁起が良くなるようにという思いからです。

    自分は最初から1万円のものを買ってしまったが。どうだろう。

    勝ちを引き寄せる神頼みアイテムとは、「赤」「扇子」「長財布」、極めつけはクロコダイルの財布

     



  • 即買いでした。鹿児島の「オッのコンボ」は家族の人数よりも、1つ多く買うこと。ひとつ余計に幸福がやってくるように

    即買いでした。鹿児島の「オッのコンボ」は家族の人数よりも、1つ多く買うこと。ひとつ余計に幸福がやってくるように

    先日の鹿児島への帰省の折り、ショッピングで天文館を歩いている時でした。

    ロフトが入っているビルを見つけたので、来年の手帳でも物色しようと思い、入館した。

    そして、このビルの1画に鹿児島には不釣り合いな(鹿児島の皆さん、すみません)ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)のお店を見つけたので何かおもしろいものがないかと物色しました。

    そこで、かわいらしいものを見つけてしまった。

    鮫島工芸社で作られているという鹿児島では有名な「オッのコンボ」という人形です。

    鹿児島市の照国神社で行われる毎年恒例の春を告げるイベント 「縁起初市」で売られているもののようです。

    「オッのコンボ」は鹿児島弁での名前で、「起き上がり小法師」のことを言うそうです。

    全長が6cmくらいの手の指先に”ちょこん”と乗るくらいの大きさです。

    現在、鮫島工芸社では、ご家族4人で制作をしているとのこと。

    ‎全てが手作りなので、1つ1つ顔の表情が違います。

    説明文を読んでいくと、この部分に一番惹かれたんだな。

    「オッのコンボ」は家族の人数よりも、1つ多く買って帰り、台所の大黒様と一緒に飾ります

    1つ多くするのには、昔から、家族一同の無病息災の祈願と、みんなの数よりひとつ余計に幸福がやってくるように、また、丈夫で賢い子供をさらに1人でも多く授かるようにという願いも込められてるとのこと

    現在は、「合格祈願」「交通安全」「縁結びの神様」とも言われているそうです。

    白のオッのコンボもいましたが、こちらは女の子の神様。女の子の人数分を化粧台に飾ることで美しく成長するようにという願いが込められていると言います。

    売り場にはありませんでしたが、黄のオッのコンボもいるそうです。金運UPの願いが込められているそうです。

    自分的には、やはり、ここは赤のオッのコンボですね。自分の家族は4名なので、5体買うことにしました。1体 450円程度だったと思います。

    そして、手作りなので、顔の表情が皆違うことが、後から判明しました。少しタレ目も確かにいますね。

    好みの子を探して、じっくりと選ぶ人もいるよとは、後で知りました。

    赤のオッのコンボですが、足元の絵柄は、太陽をあらわしていて、なんだか見ているだけでも元気をもらえるような気がします。

    そして、オッのコンボには作法があるようです。

    (お供え場所)

    台所・安全な火元の周辺または冷蔵庫の上か食器棚の上などに小さなお盆にのせて火元に向くようにお供えするとこ

    (古い起き上がり小法師の処理の仕方)

    古くなったオッのコンボやダルマは全国各地の神社にてお炊きあげしていただきましょう

    などなど

    自分の場合は、自分のデスクの前に5体並べて置いてあるが。「合格祈願」「交通安全」「縁結びの神様」が2,500円程度で叶えば安いものですが。

    しかし、おもしろいものを見つけて、少しうれしかったな。即買いでした。