タグ: 花火

  • 裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    もう8月に入ってからは勢いが付いてしまって、美術展めぐりの日々を過ごさざるをえなくなったね。勢いというものは怖いね。

    というわけで、昨日ものこのこと新宿に出かけてきました。自分のホームグラウンドではないので異邦人の気持ちだね。

    • 生誕100年 山下清展ー百年目の大回想
    • 2023.06.24(土)- 09.10(日)
    • SOMPO美術館(新宿)
    • 入場料: 大人 1,400円

    先に鑑賞したあとの感想を書きます。“山下清はすごかった”。今まで名前だけは知っていたのですが、本格的に作品を見たのは初めただったのです。とにかくすごい美術展だったということ。絵としては素朴なものもありますが、貼絵のその根気さと才能には恐れい入りました

    今年見た美術展では、「マティス展」「デイヴィッド・ホックニー展」とそしてこの「山下清展」が双璧だね。現在、これだけの絵が日本に集結しているわけですので、皆さん、ルーブルに行っている場合ではないよね。この展覧会で3つ挙げろと言われれば、この3点だね、自分の感性では。

    • 長岡の花火(貼絵)1950年
    • グラバー邸(貼絵)1956年
    • ストックホルムの夜景(水彩画)1961年

    特に水彩で色を付けた「ストックホルムの夜景」はマティスやゴッホを想像させますが、彼のオリジナルな描き方なんですね。デッサンがうまいとかではなくて、その描き方の根気に狂気を感じるね。グラバー邸の貼絵も色彩という点からは頂点だと思います、まさにフェルメールだと思ったよ。

    だけど、かれのペン画でよくわかるのですが、雲の描き方に特徴があるね。自分もこんな雲を書こうかな。昭和の時代に「日本のゴッホ」と呼ばれたそうですが、ゴッホというより自分としてはマティスのなんだよね。

    絵として素朴ですので、あの「グランマ・モーゼス」に近いものがあるのかな。彼女より山下清の方が古い人ですが。ここまで来ると、絵のうまい下手は関係なく、もう狂気だね。特に中期以降の貼絵はね。

    ちなみに人となりも紹介しておきます。

    山下清(1922-1971〔大正11-昭和46〕年)は放浪の天才画家として知られており、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表し、多くの人々の心を捉えました。

    生誕100年を記念する本展では、代表的な貼絵の作品に加えて、子供時代の鉛筆画や後年の油彩、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業をご紹介します。日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ清は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができました。ときおり旅から戻ると、高い集中力を発揮して、手で細かくちぎった紙片を緻密に貼り合わせることで、超絶技巧的とも言える貼絵を制作しました。そこに見られる丁寧な細部描写と豊かな色調という魅力は、油彩やペン画、水彩画など他の作品にもよく表れています。

    このような多彩な作品約190点、そして旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を間近に鑑賞することで、49歳で逝去するまで個性的な創作活動を続けた山下清の世界をご堪能いただければ幸いです。

    繰り返しますが、とにかくすごいよ、山下清展。自分も反省していますが、食わずぐらいはダメだよ。ちなみに図録は2,500円だったよ、自分は思わず購入しました。

    最後に混雑状況ですが、平日昼間でもかなりの混雑だったよ、特に高齢の方が多かったよ。

    世田谷美術館で話題の「グランマ・モーゼス展」に行って、驚いたのなんの。恐るべし

     



  • [宿泊記]鳥羽国際ホテルに宿泊、憧れの伊勢志摩も日本の観光地の縮図

    [宿泊記]鳥羽国際ホテルに宿泊、憧れの伊勢志摩も日本の観光地の縮図

    本日は、次の滞在地の伊勢志摩まで車で移動です。京都の中心部から伊勢志摩までは高速利用で車で約3時間といったところでしょうか。

    自分にとっての伊勢志摩は実に風光明媚なところなんだろうな、というイメージがあったのでした。(過去形ということに注目)

    そして、今回のお宿は「鳥羽国際ホテル」です。今回の旅行で一番高い宿泊料のホテルです。まあ、この時期の伊勢志摩だからしょうがないのかな、と思って予約した次第です。いわゆる素泊まり料金です。

    •  宿泊プラン 【お部屋のみの利用】シンプルステイプラン
    • 部屋 ハーバーウィング ハーバービュー・ツイン(禁煙) (ツイン)
    • 45,000円 (大人合計 15,000円 × 3人 = 45,000円)

    ホテルに着いたのは、14時少し前です。まずはチェックインの前に食事です。ホテルのコンシェルジェに聞いて行ったほうが無難だろうということで、ホテルの方に近くのおすすめのレストランを聞きます。

    車で5分ぐらいのところにある「天びん屋」さんを推奨されるのです。そして、お店に行ったのです。何と、お昼の営業は14時までとのこと。入店できずです。

    そして、この辺りの飲食店は軒並み14時までの営業のようです。こんな夏休みの書き入れ時なのに。というわけで、唯一開いていた、チェーン店の回るお寿司に入店です。

    だけど、自分が思った印象は伊勢志摩と行っても、日本の観光地の縮図と思ったのでした。すべての建物が古いのです。投資資金が入っている観光地には思われないな。

    クロアチアのドブロブニクやイタリアのアマルフィ海岸とは大違いです。

    食事を済ませ、ミキモト真珠等を見学の後、ホテルにチェックインです。

    チェックインでは、一休のダイヤモンド会員ということでウェルカムドリンクセットを人数分いただけることになりました。やるじゃないか、一休。

    だけど、こちらのホテルではルームサービスはなく、レストランでの食事のみとのことなのです。洋食・和食ともにコース料理だけなのです。それもこの時期なのでかなり混み合っているとのことです。

    そして、温泉は徒歩3分の隣の「潮路亭」と案内を受けました。そして、花火も20時30分に上がると。

    お部屋は、水回り以外はまあまあかな。眺めもハーバービューです。ただ、家族が言うにはベットの頭の部分の机というか物置が変わっていると。ここに椅子がセットしてあるのです。

    このユニットバスでは、お風呂とシャワーは温泉に行くという一択ですね。温泉は広々と快適です。そして、夕食です。飲食店の少なさを昼間観ていますので、早めの18時にお店に伺います。例の「天びん屋」さんです。だけど、この時間でも10名以上の行列です。

    諦めて、近くの食堂でなんとか食事にはありつけましたが。

    やっぱり、夏の伊勢志摩でこんな飲食店事情では観光地としてははっきり言って失格だと思います。

    地域の地盤沈下は激しすぎます。

    自分の感想としては、夏のピークシーズンに敢えて伊勢志摩に行く必要はないかな。

    伊勢神宮を参るのは、別の季節でもよいかなと思った次第です。

    お伊勢参りは内宮だけでも十分、おかげ横丁での朝食は「五十鈴川カフェ」が超おすすめ