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  • ブロードメディアのご機嫌な裏優待は2021年で終わりかかな?来年からは株式併合でうま味少ないのでは

    ブロードメディアのご機嫌な裏優待は2021年で終わりかかな?来年からは株式併合でうま味少ないのでは

    ブロードメディア株式会社(4347)という東証マザーズに上場している会社があります。

    こちらの株式は現在無配ですが、下記の優待がいただけれる優待銘柄なのです。

    保有株式数と継続保有期間に応じて、オンラインのレンタルビデオサービス「クランクイン!ビデオ」/電子コミックサービス「クランクイン!コミック」において利用可能な株主優待ポイントを贈呈(1ポイント=1円相当)

    100株以上 1年未満:2,000ポイント   1年以上:2,500ポイント
    500株以上 1年未満:4,000ポイント   1年以上:6,000ポイント

    だけど、自分はこちらの優待は全く興味がないのですが、こちらの優待にはいわゆる裏優待というものが存在するのです。

    そんな裏優待ですが、先日、自宅に封書で到着したのでした。

    タイトルは“議決権行使のお礼”というものです。

    さて、この度は、当社の定時株主総会において議決権を有効にご行使していただきまして、誠にありがとうございました。

    つきましては、心ばかりの謝礼として、QUOカード(500円分)をお贈りさせていただきます。

    株主総会に出席してのお土産はよくある話しですが、別に出席する必要もなく、郵送やネットで議決権を行使するだけで、お土産が貰えるのはめずらしい裏優待です。

    100株で議決権を行使するだけで、QUOカード(500円分)とはおいしいお話しです。何故、議決権を行使するだけで裏優待がもらえるかは、同社の株主構成に起因するのです。つまり、大株主がいないので、幅広く議決権を集めないと総会が成り立たない、という事情があるのです。

    ちなみに同社の2021年7月16日の終値は、わずか85円にのです。つまり8,500円で500円の裏優待約6%がいただけたわけです。だけど、このご機嫌な裏優待も今年で終わりを告げたのでした。

    あの東証の上場区分の再編に伴い、“2021年10月1日を効力発生日とする10:1の株式併合を実施します”とのこと。10月移行は必要購入金額が10倍となります。

    これに合わせてこの裏優待もアップするということはいないと思うので(あっても1,000円ぐらいかな)、ご機嫌な裏優待祭りは今年で終わりかな

    いつも祭りには終わりがあるというものです。

    最新の四季報によれば、ブロードメディアの評価はこんな感じです。

    [反発]通信制高校は生徒数拡大続く。コンテンツ配信網も単価向上し増勢。前期コロナ影響で低迷したスタジオ制作復調。釣りビジョンも広告回復軌道。動画配信の販促費増こなし営業益反発。減損ない。

    [絶好調]通信制高校は4月入学者数が過去最多、単価高い。eスポーツコースも拡大。字幕・吹き替えはハリウッドの新作公開少ないが、動画配信からの旧作受託で補う。

    投資は自己責任で。

  • ブロードメディア(4347)の裏優待、QUOカード500円。議決権行使書を送付するだけ。ただ、株主構成の変化に注意すべし

    ブロードメディア(4347)の裏優待、QUOカード500円。議決権行使書を送付するだけ。ただ、株主構成の変化に注意すべし

    ブロードメディア(4347)という会社があります。

    直近の2019年3月期の業績は下記のとおりです。

    • 売上高   11,123百万円
    • 経常利益     203百万円
    • 1株当たり利益(EPS) 2.15円

    何をしている会社かというと、釣り専門チャンネルやテレビの字幕などのスタジオ関係の事業から通信制高校の運営、映像配信やゲーム配信などを手掛けている会社です。

    四季報の紹介では「配信事業に強みを持つコンテンツ事業者」と記述されています。

    そして、直近の株価は75円程度です。

    近年、詐欺被害などの不祥事も重なり、利益水準が低迷していますので、PERは現在35倍程度です。当然、配当は0円です。

    こんな会社であれば、リスクを冒してまであえて保有するほどの株ではないと客観的には思われます。

    そして、今回は何が言いたいかというと、この会社には裏優待が存在するということです。

    株主総会での議決権行使書を返送するほか、インターネットによる議決権の行使を行えば、後日、議決権を行使した謝礼として、QUOカード(500円)がもらえます。

    何故、議決権を行使するとQUOカードをもらえるかは、同社の株主構成に起因する理由があります。

    最新の四季報による上位株主は下記のとおりです。

    1. ゴールドマンサックス 3.0%
    2. SBI証券                     2.7%
    3. 藤田浩介                    1.6%
    4. 自社口                       1.4%
    5. 日本テラスティ信託口   1.3%

    つまり同社には大株主が存在しないため、株主総会を成立させるためには50%以上の議決権を集める必要があります。会社法の定めは下記のとおりです。

    会社法では、「株主総会の決議は、定款に別段の定めがある場合を除き、議決権を行使することができる株主の議決権数の過半数を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数をもって行う」と規定されています

    同社は個人も含め株主が小株主の多数で構成されており、QUOカードのインセンティブを謝礼に支払ってでも、議決権行使書を集める必要があります。

    事実、同社は近年、第三者割当増資などで大株主をつくる行為をしていない(株価も低迷してできない状況)ため、こんな株主構成が続いています。現にこのQUOカードはここ数年長く続いています。

    最低購入単位は100株ですので、投下資金は株価が75円であれば、7,500円。

    これで、500円の現金同等物のQUOカードがもらえるのですから、無配当株ですが、利回り6.6%になります。

    そして、同社の株価はいわゆる低位株です。数年に一度、何かの材料で噴き上がることもありますので、それもお楽しみで保有してみてもおもしろいと思います。

    ただ、この議決権行使のQUOカード謝礼は、株主構成に変化があれば、なくなることも頭に入れて投資する必要がありますね。

    あくまで、投資は自己責任で。

  • ブロードメディアの裏優待はQUOカード 500円分、継続すれば利回り約8%でお得かな

    ブロードメディアの裏優待はQUOカード 500円分、継続すれば利回り約8%でお得かな

    ブロードメディア(4347)という会社があります。

    7月29日現在の株価は68円です。ここ3ケ月は、60円を底値に60円台をうろうろしています。はっきり言って、業績は悪いです。但し、会社がすぐにダメになるという段階でもありません。

    この会社には通常の株主優待として、同社が提供する「クランクイン!ビデオ」を利用可能なポイントが1,000株で、1年未満で2,000円分、1年以上で2,500円がもらえる優待がありますが、私はそちらの方には興味は全くわきません。

    この表優待とは別に、ブロードメディアにはここ数年で始まった裏優待が存在します。100株でOKです。7月29日の株価で言うと、6,800円の投資で年1回 QUOカード(500円分)がもらえます。

    何故、裏優待かと言うと、同社は3月決算の会社ですので、6月に株主総会があります。その株主総会での議決権を行使した場合に、500円のQUOカードがもらえます。招集通知にも明記してあります。議決権行使は簡単です。招集通知に同封の議決権行使書のはがきに〇×をつけて、ポストに投函するだけです。

    しかし、この裏優待は果たしていつまで続くのでしょうか。

    カギは同社の株主構成にあります。過去には大株主も存在しましたが、現在は筆頭株主でも1.7%と同社が株主総会を成立せるためには、議決権行使をたくさんの人にしてもらわないといけない状況です。まさしく、議決権行使書を集めないといけないのです。

    よって、同社の資本構成が変わらなければ、このまま裏優待が続く可能性が高いと思われます。但し、増資等で資本構成が変わり、議決権を必死で集める必要がなくなれば、この裏優待はなくなる可能性が大です。

    まあ、資本構成の変化をよく見ておけば、よいだけかと思います。

    あくまで、投資は自己責任で。