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  • 世界に先駆けて発行のカンボジア中央銀行のデジタル通貨「バコン」、日本人が開発に貢献。そして、日本のEdyの名前の由来は壮大だった

    世界に先駆けて発行のカンボジア中央銀行のデジタル通貨「バコン」、日本人が開発に貢献。そして、日本のEdyの名前の由来は壮大だった

    丁度3ケ月前の年末年始はカンボジアのプノンペンとシェムリアップに滞在していたのでした。それからわずか2ケ月後に、こんなに旅行ができない世界がやってくるとは、露にも思いませんでした。大変な激動の時代です。

    そんなカンボジアですが、2019年に世界に先駆けて実用化されたカンボジアの中央銀行デジタル通貨「バコン」については、ほとんど知られていません。

    そして、この「バコン」という中央銀行デジタル通貨を開発を手掛けたのは日本企業ソラミツの宮沢和正特別顧問なのです。この方、現在は2019年に入って、社長に就任されています。

    この宮沢さんですが、電子マネーの草分け「Edy(エディ)」の立ち上げメンバーだったのです。

    この「Edy」ですが、2001年にソニーグループ、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、さくら銀行(現・三井住友銀行)、トヨタ自動車、デンソー、ディーディーアイ(現・KDDI)、三和銀行・東京三菱銀行(いずれも現在の三菱東京UFJ銀行)など11社の出資により設立された「ビットワレット株式会社」が導入した、日本で初めて全国規模で導入された非接触型決済による電子マネーですね。

    ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したカードや、携帯電話(おサイフケータイ)等で利用できますね。

    名称はユーロ (Euro) ・アメリカドル (Dollar) ・円 (Yen) に次ぐ第四の基軸通貨になってほしいとの願いから、各々の頭文字を取る形で付けられた。

    自分は日頃よりEdyは利用しているのですが、この名前の由来まではしらなかったな。なかなか壮大な名前の由来ですね。

    決済音は特徴的な「シャリーン」という音も知られています。

    そして、この宮沢和正さんの記事が日刊新聞夕刊のフォーカスというコラムで紹介されていたのです。

    記事から引用しますと、

    エディは決済手段として広く使われるようになったが、国内でも有力な電子マネーはほかにもある。

    「利用者からすれば統一されるのが望ましいが、それができなかった」。

    悔しさも感じていた16年、ソラミツの経営陣と出会う。技術の将来性や経営陣の熱意に引かれ、入社を決めた。

    エディでぶつかった汎用性やグローバル化の壁をデジタル通貨で突破したいと意気込む。

    米フェイスブックや中国が独自のデジタル通貨導入に動くなど世界の変化は早く、「日本が取り残される」と危機感を持つ。

    カンボジアでの経験を逆輸入し、日本でもデジタル通貨の普及に臨む。

    カンボジアの通貨はリエルです。自分が滞在した時は、どこのお店でもデジタル通貨という「バコン」というものは見かけなかったのです。

    そして、QRコードなどのスマホ決済も利用できなかったのです。特に困ったのが、Uberのような配車アプリはあるのですが、決済手段は提供されておらず、決済は専ら現金というなんともアナクロなのです。

    むしろ、カンボジア国内では旅行者はリエルでなく、米ドルの方が使い勝手が良いというお国柄なのです。

    そんな国、カンボジアで本当に庶民にこのデジタル通貨「バガン」というものが流通するのか、かなり懐疑的ですね。

    今日はそんなデジタル通貨の話しでした。

  • モンゴル株式投資 実践法、口座開設に現地に行く必要有り?

    モンゴル株式投資 実践法、口座開設に現地に行く必要有り?

    モンゴルの株式投資に関して、自分が体験してきた口座開設などの実践法を今回は紹介してみたいと思います。

    まず、大前提として一度はウランバートルに行く必要があるということ。4月から8月ぐらいまでに行かないと寒さが大変です。

    ① どの証券会社に口座を開けばよいかという問題。

    自分は、「BDSec」という会社を利用した

    https://www.bdsec.mn/?lang=en

    前回の話しでも紹介した、ここの社長にも会ったことあるし、本社にも訪問したことがある。しかも、ここの株式を購入して、一番もうけさせてもらった会社でもある。まさに、ビギナーズラック。HPにはモンゴルで一番大きな証券会社と紹介されているが

    本社と行っても、日本の銀行の1支店というレベルと思ってください。

    基本的には、売り買いはメールなどで指示すれば、成行や指値で的確に実行してくれる。

    但し、ほとんどの銘柄で取引が非常に薄いので、成行は非常に危険だと思う。

    私が最初に口座を開いた時はパスポート提示と書類に記入だけで30分で口座開設できた。

    入出金も証券会社の口座に日本から直接送金、出金も証券会社に依頼すれば日本に送金できたが。確か2011年頃に証券取引所の指示などで、証券口座と紐付くモンゴルの銀行口座が必要になった。それ以後、お金の入出金はこの銀行口座経由のみとなった。

    ② それでは、どこの銀行に口座を開けばよいのか。

    私は、モンゴルの最大手の一つである「Golomt Bank」に口座を開いた。

    https://en.golomtbank.com/home/citizen

    自分の開いた支店は、モンゴルで一番有名なチンギスハーン広場の横にあるヴィトンが1階にあるビルの支店に直接出向いて、口座を作った。ここには、英語を話せる女性が偶然いてよかった。おそらく普通の支店では、英語が通じる人がいれば作れると思うが、いないと無理だと思う。また、キャッシュカードも一緒に作れる。VISAとかマスターのデビットカード。よって、日本の郵便局からも入出金できる。但し、キャッシュカードを受け取る必要があり、これには1-2日程度かかることを頭に入れておいてください。

    また、このデビットカードは更新が2年ごとだったと思う。自分の時は。そうすると2年に1回はウランバートルに行かなくてはならない。このことをどう判断するか悩みどころ。最新の情報は知らないので何とも言えないが。

    知っていらっしゃる方もおられると思うが、モンゴルにはHISの澤田会長が大株主のハーン銀行があり、こちらも最大手の1つになると思うので、こちらでもよいのではないかとは思うが。自分は利用したことがない。町中いたるところにある。

    https://www.khanbank.com/en/personal

    ③ 個人で突撃するか、口座開設ツアーに入るか

    自分はすべて個人でしたので、今どんなツアーがあるのかはよくわからないが、安くあげようとおもうとやはり個人しかないとは思うが。

    あともう一つ重要な書類は、証券か銀行の口座かは忘れたが、パスポートを弁護士資格のある人などに英文で証明してもらう書類が必要であった。私は、司法書士のサインですませたが。

    また、モンゴルの銀行の現地通貨トゥグルグの金利はすごく高いです。ドルベースでも日本では想像できないほど高金利です。

    投資はぐれぐれも自己責任で。