2025年9月11日(木)
イタリア出発前に劇場で映画を見れるのは昨日の水曜日のみ。木曜日はいつものルーティーンがあるのでね。
日本映画だけれど原作があのカズオ・イシグロの「遠い山なみの光」とどっちにしようかと迷いましたが、自分はこちらを選択。
「遠い山なみの光」はまだ2週間ぐらいは上映してそうなのでね。
- 「タンゴの後で」
大胆な性描写と心理描写が大きな反響を呼んだ1972年のベルナルド・ベルトルッチ監督作「ラストタンゴ・イン・パリ」の舞台裏にあった出演女優の葛藤と怒りを描き、エンタテインメント業界における権力勾配や搾取といった問題に鋭く切り込んだドラマ。
19歳のマリア・シュナイダーは気鋭の若手監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、「ラストタンゴ・イン・パリ」への出演でまたたく間にトップスターに上りつめる。しかし48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンの撮影は彼女に強烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落とすことになる。
ベルトルッチ監督作「ドリーマーズ」でインターンとして働いた経験を持つジェシカ・パルーが監督を務め、マリアのいとこであるジャーナリストのバネッサ・シュナイダーの著作「あなたの名はマリア・シュナイダー:『悲劇の女優』の素顔」をもとに映画化。映画の撮影現場での問題について声をあげた最初の女性の1人であるシュナイダーの波乱に満ちた人生に焦点を当てて描き出す。
「あのこと」のアナマリア・バルトロメイが主人公マリアを演じ、マット・ディロンがマーロン・ブランド役で共演。
2024年製作/102分/PG12/フランス
原題または英題:Maria
ベルトルッチの「ラストタンゴ・イン・パリ」は知ってはいますが、自分は観たことありません。
フォーカスすればあの場面の演出のことがクローズアップされるわけですが。確かに物議を醸した問題作ですが、時間を経れば巨匠となったベルトリッチを敢えて非難の声はあがらないのも事実。
女性の映画会への関わりと役割はこの映画のメッセージどおりだと思いますが、そこは映画界だけの話しでもないし。
トーキング・ヘッズの「サイコキラー」もいいところで流れたね、あの曲で踊れるんだ。
まあいろいろと意識高い系の映画ですが、女優さんもいいし、映画としては小粒で“ピリッと山椒の効いた”佳作です。良い映画でしたよ。
観終われば、明日は銀座の「共楽」なので、本日は旅の前の最後の日本橋「ますたに」さんへ。
まずはビールで祝杯。飲み終えれば、麺コールです。やっぱり超美味し。
ここから10日以上は食べられないとは、辛いね、禁断症状が出ないか。ご馳走様でした。
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