自分が今、東京のお蕎麦屋さんで一番贔屓にしている(自分的には、一番頻繁に通っているという意味で、先方がご贔屓と考えているかは別なのがくやしい)のが、この2つなのです。
- 赤坂 「室町砂場」
- 有楽町 「泰明庵」
泰明庵は2021年10月ぐらいから週一ぐらいで通うようになったんだな。何故なら、唯一無二の「せりカレーそば」が美味いのなんの。泰明庵の名物のセリがこれでもかと根まで入っているカレーそばに正に魅了され、ノックアウトされたのです。1週間周期で通わないと禁断症状がでる始末なのです。だけど、このセリカレーそばも10月から3月までの期間限定なのです。
4月以降はどうしようかなと思って、1週間前に伺った際に店員さん同士の話しでよいことを聞いたのです。なんでも、こちらではニラのカレーそばもお薦めらしく、そして、ニラには緑と黄色のニラの2種類があるというものです。
そうか、セリが提供されない時は、ニラカレーそばにすればよいのか、目から鱗です。
だけど、今日は泰明庵の話しではなく、赤坂の「室町砂場」のそばの話しなのです。
こちらのお店に前回伺ったのは、ブルータスの“あんこ”特集で室町砂場が紹介された、1月下旬だったのです。やはり1ケ月もすれば訪問したいんだな。
こちらはもっぱら土曜日のお昼に娘を連れて、昼下がりのビールとざるそばをたぐりたいんだな。江戸風情の残る赤坂の裏通りの室町砂場でしっぽりといただく“おそば”たまりません。
というわけで、先週の土曜日のお昼もこちらに訪問です。
13時30分ぐらいに訪問で、運良く待ち行列はなしです。小上がりに案内されます。
まずはともあれ、喉の消毒でビールを注文です。さすが老舗の室町砂場です。ビールも何も言わなくとも正当派のキリンのラガーです。このつまみの貝の煮物がいいんだな。
連れにつまみを聞くと、定番の“玉子焼き”(715円)とのご指名です。よくわかっていらっしゃる。だけど、どうして土曜日の昼間にビールのつまみの玉子焼きはこんなにおいしいのかな。それはやっぱり砂糖がたくさん入っているからかな。家庭ではこの味は出せません。
そして、連れは“大もり”(935円)を注文です。量をとらない年頃の娘でもここでは必ず“大もり”なのです。やっぱり美味いそばをよく知っているな、お主。
大もりには薬味が2つ付いてくるんだな。気持ちが嬉しいな。
そして、ビールがなくなる頃を見計らって、自分も“大もり”を注文です。それと同時に連れも、“そばぜんざい(温)”(880円)を注文です。
このデザートだけは別物とのことです。
そして、お会計はニコニコの4,400円なりです。いつも満足度200%の土曜日のお蕎麦をたぐる幸せを実感します。
日本人に生まれてよかった。蛇足ですが、室町砂場のおそばは立っているよ(自分的にはここが唯一)を感じられるお店だよ。
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