本日からイタリアへ行くというのに、行く直前ですがどうしても観ておきたい映画があったのです。イタリアから帰国してからだと、あの“すずめの戸締まり”に圧倒されて、上映される回数が圧倒的に少なくなる可能性があると思ってです。
観たかった映画は、マーベル映画ですが「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」だったのです。
ヒーロー映画として異例のアカデミー賞3冠、作品賞も初ノしミネートを果たし、全世界で社会現象となった「ブラックパンサー」の待望の続編。
国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか…。未来を切りひらく者たちの熱き戦いを描いた、ドラマチック・アクション超大作が始まる。
ティ・チャラ国王役のチャドウィック・ボーズマンがあの若さでお亡くなりになったので、映画も国王亡き後のお話しとなっています。
観た第一印象です。敵のキャラクターの設定もかなり強引ですが、自分としては絶対にマーベル映画では感動しないぞ、と思っていたのですが、鑑賞後はジーンとくるものがありました。
不覚にも目頭が熱くなってしまったんだな。(これじゃ、ダメだな自分)
161分というかなりの長編ですが、映画としてはよく出来ています。あの大ヒット中のインド映画「RRR」と同様にこの料金でこの長編クオリティを観ることが出来て幸せな映画です。
予告編でのあのカッコよいシーンは最後の方にあるのね。このブラックパンサー、終わり方を見るといつまでも続きそうですね。
だけど、適役の羽根パタパタはないだろうというツッコミが入りそうですが。だけど、ワカンダの戦士の腕を前で交差する仕草は、エジプトの遺跡の彫像で見るポーズなんだな。
さすがにアイアンマンやアベンジャーズは映画館で観る必要はないと思いますが、ブラック・パンサーは是非大画面で。
「RRR」のブログ記事でも言ったのですが、日本映画ももっとぶっ飛んだ映画を作らないといけないぞ。「ドライブ・マイーカー」みたいなチマチマとした同じような映画ばかりでは本当に衰退してしまうんだと思います。黒澤の「乱」ぐらいのものを作ろうよ。
話しは余談ですが、先週、午前10時の映画際で「ディア・ハンター」を2回見に行ったのです。観ておかないと大画面は観れるのは何年後になるかわかりませんので。
何回も観ると、伏線がよくわかりますね。やっぱり監督のマイケル・チミノはこの映画1本で映画史に名を残したのでした。偉大だね。
というわけで本日は軽い話題でした。
それではイタリアに行ってきます。シチリアではあのゴッドファーザーの坂道のカフェで写真がとれるかな?