本日は映画のお話しです。
先日、あの超大作の「バビロン」を劇場に観に行ったのです。何せ、劇場で観た予告編から非常に興味が湧いていたのです。なんたって監督はあの「ラ・ラ・ランド」を作ったデイミアン・チャゼルなのですから、主演はブラッド・ピットとくれば、超大作でしよう。
だけど、この手の大盤振る舞いの映画はコケることが多いんだな。監督の思い込みが激しくなって。悪い例では、あの「ディア・ハンター」のマイケル・チミノの次作の「天国の門」のようにね。
そんなこともあって、あえて劇場で見るのには少し躊躇していた自分です。まあ、意を決して見に行こうかと。主演はブラッド・ピット、マーゴット・ロビーです。
観ての率直な感想です。
話しの内容としては、サイレントから音声入りの映画に移行していく時代の中で、サイレント時代子の大スターであった人(ブラッド・ピット)がうまく時代合わずというのが主ストーリーです。これにいろいろな伏線が展開・挿入されていく物語りです。
前半部分はすばらしかったな。冒頭の強烈なパーティーの演出、ロケ風景でもおもしろさは圧巻でした。ただ、後半部分はダラダラとした展開かな。上映時間は189分です。
特に後半部分のマーゴット・ロビーが賭けに負けて借金をつくり、友人がボスのところに行って洞窟でおかしなものを見せられるところ。この15分は確実にカットできると思いました。
マーゴット・ロビーのはっちゃけぶりはよかったな。
あと、テーマ曲もなかなかでした。さすがに「ラ・ラ・ランド」を作った監督だけのことはあります。
そして、一番の違和感はエンディングですね。あの手法は「ニューシネマ・パラダイス」の二番煎じではないのかな。
要約すると、もう30分ぐらいカットして編集すると中身の凝縮した映画になったのでは。だけど、あのロケシーン面白かったね。
だけど不思議に思うのは、あの「タイタニック」のことです。何でも製作25周年記念で今劇場で再上映されていますが、ほとんどすべての上映回で売り切れ続出です。
今、タイタニックを見るぐらいなら、この「バビロン」を見た方が楽しいのにね。
人の心理はよくわかりません。
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